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去年、取り急ぎでページを作ったまま忘れていました(←おい)
(去年の春ごろの)新製品、MACROSRTREAMです。


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ぱっと見の印象は1L-1AAと変わらないサイズ感なのですが、よく見ると各部の突起が無かったり、やや細身だったりとPROTAC系列ではなくMICROSTREAMの系列なのを伺わせます。
例えば10タッププログラムを搭載していないのもその一例ですね。10タッププログラムがどっかについてる(?)はずと思って試された方、それなりにいそう。


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並べてみると、MACROSTREAMのスマートさや、逆に1L-1AAの無骨さが目につきますね。特に1L-1AAはクリップの装着位置に「無理やり感」を感じてしまいますが、MACROSTREAMはとにかくスマート。


ただこれが災いして、テールキャップの脱着はとんでもなく面倒くさいです。もちろん、ボディにキズががついてもよければガリガリ回すだけですが、そんな度胸はございません。
「え?別にいけるじゃん?」と思う方、戻すときにさらに倍、面倒くさいので覚悟をしておいてください。


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まあ、このようにヘッドをスライドさせると充電できるので、「え?なんで?テールキャップ外す必要ないじゃん?」というのがメーカーの主張なのでしょうね。
スマホも電池交換できないのでその主張はわかりますけど、ユーザーの気持ちとしては電池交換ごときでメーカー送りにしたくないんじゃい(高そうだし)というのが本音ですね。


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充電式フラッシュライトのテールキャップを外せるかどうか気になるのは、充電池がどんなか見て確認したいからですよね。
皆様の代わりに当店で確認したところ、残念ながら充電池は専用品でした。あくまでも、メーカーや代理店の立場でいえば、これ以外の電池は使用しないでください、ということにはなります。

ただこの形状は他社でもときどき見かけるのと、試したところIMR14500であれば汎用品での点灯も可能でした(充電は不可)。あくまでもメーカー保証は効かなくなるのですが、いざという時のために知っておきたいですよね。
残念ながら、1.5/1.2Vのリチウム単三、アルカリ単三などはダメなようです。


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見ただけで「好き。。。」と言いたくなる小口径TIRレンズ。ヘッド直径1インチ以下では集光性をあげようとしてもたいして上がらないので汎用性に割り切るとしたら、もうほとんどの用途はこのレンズで済んでしまうのでは?と思う優等生レンズです。ちなみにLEDはSST-40かな?STREAMLIGHTはあまり公表しないので最終的にはわかりませんが。

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好きな理由としては、ほぼ真横まで回る周辺光と、十分かつそれなりの中心光のバランスが良く、手元足元には最適だから。もっと拡散してもらってもよいのですが、その場合中距離〜遠距離の視認性が壊滅的になります。
小口径のTIRレンズはそのあたりのバランスが良く評価できます。


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こちらは1L-1AA。並べてみると明らかに中心光が強く、タクティカルっぽさは1L-1AAが上。EDCライトの仕様としてはMACROSTREAMのほうが使いやすいかなぁ。明るさは後発のMACROSTREAMのほうが上ですね。


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ちなみにメインの機能ではないんですが、MACROSTREAMはヘッドカバーをスライドさせると周辺光を絞ることもできます。


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LOWモードは公称50ルーメン/8時間。小型ライトのLOWモードとしてはかなり明るい設定で、安心感をもって歩けると思います。ただ、もっと明るさを下げる代わりに長く点灯してほしいという要望もありそうです。
いずれにせよ単三アルカリ・ニッケル水素系の電池ではこの明るさ×持続時間は無理なので、1L-1AAよりは有利、または高性能と言って差し支えないでしょう。


MACROSTREAMが1L-1AAに劣る要素として、電池の汎用性があげられます。
1L-1AAはメーカー公認の電池だけでも単三系各種とCR123Aの電池が使用可能ですが、マニアレベルではさらに、単四電池やリチウムイオン電池でも元気よく働きます(保証対象外)。この特性はなくしてほしくなかったなぁ。
初期装備は専用電池で全然いいんですけどね。雑多な電池でも点灯できるのは、災害大国日本では圧倒的なアドバンテージです。
MACROSTREAMの外観と光学性能、1L-1AAの電池対応力を兼ね備えたモデルがあれば・・・とは思うものの、典型的なないものねだりですな。

ということでMACROSTREAMいかがでしたか? 従来の小型STREAMLIGHTをお好きな方は気に入っていただけると思います。