なかなか面白いライトが入ってきたのでご紹介いたします。大雪屋、というブランドのjavalantern。ジャバランタンと読むようです。
商品紹介のタイトルを見たときにはついにJAVAでプログラミングするのかと思ったのですが違いました。JAVA・LANTERNではなく、ジャバラ・ランタンのようです。
パッケージから取り出すと、このようなフラットな感じで畳まれています。この状態では非常にコンパクトで、ちょっとした隙間に収納できます。
全体は木製(竹またはウォールナット)で構成され、和モダンな印象も受けます。シェード部分は紙っぽい質感なのですが紙ではなく、デュポン社のタイベックという素材。紙よりも強く、素材自体に耐水性があります(製品は防水仕様ではありません)。
上側のパネルを引きはがすように持ち上げると、離れた瞬間点灯します。この感覚はフラッシュライト業界では味わえないものでとても新鮮。上下のパネル同士はマグネットの力で引きあっていますので、最初は力加減に戸惑うかもしれません。
そのまま引っ張って伸ばし、ハンドルを起こしてひっくり返すと、最もスタンダードな立ち姿になります。この状態だと和モダンの和風ランプそのもの、といった感じ。最も落ち着きますし、安定します。
しかしそれだけではございません。
うにょー−−−ん、と半円状に開いていきます。これ、初回はちょっと怖いですが、科学の力、デュポン社を信じましょう笑。
最後はパネル同士を背面合わせにすると、磁石の力でぴったりと固定されます。
あとは角度を整えて、かなりおしゃれ度が増した円形パターンです。ほんのりと明るく、非常にいい感じですね。
ヒンジの部分はねじではなくカシメてあるようで、ほどよいテンションで360度回転します。当店でメインイメージに採用した立ち姿。
「回るの??」
と当店スタッフに3度ほど聞かれましたが、回りません。観覧車ではございません。
ちょっとニュアンスを付けても雰囲気が変わっておしゃれ。フレーム部分の底に磁石が内蔵されていますが、この写真では磁石の力に頼ることなく自立しています。風がある屋外で使う時などは、磁石が張り付く場所に立てて使えば安心ですね。
この状態ではフレームを取っ手にして提灯のようにも使えます。お祭りで持っていたらおしゃれかもしれません。停電の際などにも、室内での移動には実によい感じがします。
立たせず、横倒しで使ってみても雰囲気があります。インテリアやキャンプサイトでの雰囲気づくりにはかなり活躍してくれるように思います。注意事項としては防水性能がないこと、軽いので風に気を付けることくらいでしょうか。
先述の通り、アームの部分に磁石が仕込まれていて、鉄の天井があれば吊り下げて使用可能。ただ、鉄扉など水平に張り出す形での固定はできませんのでご注意ください。
充電はUSB-Cケーブルで簡単。充電しながらの点灯ができることも確認しました。モバイルバッテリーから電量供給を受けながら点灯できるのは大事な要素です。
各部の質感はよく、がたも引っ掛かりもありません。ウォルナットやバンブーの素材感が全体の良さを引き立てます。シェード部分は少しデリケートで、展開と収納は丁寧に行っていただくほうがいいかと思います。
当店の得意とするタクティカルライトとは方向性が違うアイテムですが、日常的に使っても愛用できる良さがあります。GENTOSやSTREAMLIGHTなどのランタンとは違う雰囲気も持っていて、なかなか好印象です。皆様もぜひお試しください。