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ACEBEAMよりハンディサイズの長距離照射ライト L19が入荷しました。
まず、冒頭から申し上げますが、このライトは凄い!何がって?レンズとLEDのマッチングが凄いです。

Lで始まる型番の長距離系ライトと言えば、最近紹介したL18。あれよりも一回りヘッドが大きいだけにも関わらず、遠方照射性能はそのままに、弩ワイドな周辺光も同時に放つ遠近両用ともいえるモデルに仕上がっております。

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ヘッド径60mm 全長163.8mm 重さ196g(バッテリー除く)把持部25.4mm

ACEBEAMのハンディライトの基本を押さえたシンプルかつ合理的なデザインのボディ。握り易く構えやすいライトです。ヘッド周りには、放熱用のトレンチが充分に設けられており、効率的に熱を逃が仕組みが施されています。

スイッチはサイドスイッチとテールスイッチのデュアルスイッチスタイル。テールスイッチは常にターボモードが作動し、サイドスイッチは調光4段階+ムーンライト(微光)モード+ストロボモードの操作が可能です。

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大型のTIRレンズが付いています。前面はガラスの風防レンズが付いており、その下に樹脂製のTIRレンズがはいっています。中心部はフロスト加工されており、照射時に周辺光が美しく散るのに役立っているものと思われます。

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ターボモード1650ルーメン。422,407cd 照射距離1,300メートル
空気の澄んだ風の強い寒い日に撮影しましたが、とにかく飛びます。おまけに周辺光が明るく、そして広い。明るいところではあまり気になりませんでしたが、暗所ではその周辺光広さに感動しました。もちろん、中心光の飛び具合は格別で、100m先のターゲットでも全く力が衰える気配もなく、その照射面も明るいという、、、とんでもないライトかも知れません。

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ムーンショットだって出来ちゃうよ!?昔の人が見たら「月まで届くライト」って形容されてもおかしくないくらい。でも、足元を照射するとさほど凄さが感じられないのが不思議。

この優れた遠方照射を可能にしているのは、単にLEDが明るいというだけでなく、光学レンズとのマッチングがずば抜けて良いからだと思います。こういう優れたマッチングが出来るのがACEBEAMの良いところです。これまで様々なTIRレンズを使用したライトを見てきましたが、LEDとレンズのマッチングがイマイチで、性能を100%発揮できていないようなライトをたくさん見てきました。それは、ライトの価格の如何に関わらず、かなり難しい作業のようです。そういった意味で、このL19のマッチングは、けた違いに良いと思います。

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まさにビーム光ですね。携帯できるハンディサイズでこの明るさと遠方照射性は、一般的な使い道を想像するのが難しいくらいの性能です。レスキューやミリタリーなどプロフェッショナルが使うシーンでは有効かと思います。

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使用電池は、付属する21700リチウムイオン充電池。おなじみの充電機能付き。付属するTYPE-Cケーブルを直接充電池に挿して充電が可能です。

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テールスイッチは、大きく押しやすい。
軽いタッチで点灯が可能。半押しでの間欠点灯も可能です。誤点灯防止のクラウンも付いています。一応、逆さまにして立てることも出来ますが、ターボヘッドはトップヘビーになるのであまりお薦めは出来ません。

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順手でも逆手でも持ち易いサイズ感。ヘッドがL18に比べやや重いと感じましたが、全然許容範囲内。むしろL18が軽すぎる!ターボヘッドのライトとしては軽い部類に入ると思います。携帯用のホルスターも付属します。なかなかこのライトを携帯するシーンが自分では思い浮かびませんが、消防士さんなどにはお薦めしたい一本です。

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雨天での使用でも全くその性能が衰えることもなく使えました。過酷な環境下で使用を余儀なくされる場面であったとしてもL19であれば、応えてくれることでしょう。