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ACEBEAM L35をご紹介します。同じくターボヘッドのL18の兄弟機にして5000ルーメンのワイド配光フラッシュライトです。外観はほとんど一緒ですが、搭載するレンズの仕様が大きく異なります。このライトから放たれる光は圧巻です。ワイドでありながら充分遠方を照らすことが出来る投光器のようなライト。手のひらに収まるサイズ、そして見た目よりも軽量なこのライトからここまでの爆光が生み出されるのは驚異とも言えます。

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驚くべきはヘッドの軽さです。この手のターボヘッドモデルは、構造上ヘッドが重くフロントヘビィーになります。それを軽減する為にボディを薄くしたり、リフレクターをアルミ蒸着の樹脂製にするなど様々な工夫を施すのが一般的です。
L35は、樹脂製のコリメータレンズを採用し、この問題を解決しました。CREE XHP70.2という巨大なLEDを搭載しているにも関わらず、ターボヘッドの口径はわずか48mm。この高出力で巨大なLEDを載せるには、逆にあまりにも小さなヘッドですが、このLEDの良さを引き出す最高にクールなコリメータレンズを搭載しています。

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中心部はハニカム状のパターンが施されています。一番暗いファイアーフライモードにすると、その様子がよく分かります。集光された光は、中心部からではなく、その周囲の透明な部分から照射されます。中心部のハニカム状の部分は、光を拡散させる効果があるようです。
実際、L35の配光の最大の特徴は、そのワイドな周辺光にあります。遠方を照らしながらワイドな周辺光を同時に照射する死角のない配光を実現しました。

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ターボ5000ルーメン。屋外の使用でその真価を感じることが出来るでしょう。スポット光ではありませんが、まるで投光器のような光を放ちます。100m前後先を照らすのに充分な配光です。ただ、ターボモードではヘッドの発熱も激しく長時間の点灯は出来ません。

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L35はテールスイッチでターボモードを瞬時に作動させることが出来ます。スイッチボタンは大きく、柔らかな押し感。軽いタッチで点灯、消灯させることが出来ます。クリックするまで押し込むと常時点灯もします。ターボモードであれば、間欠点灯での使用が良いかと思います。

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ヘッド部にサイドスイッチがあります。各種モード及びロックアウトが操作可能。消灯時に3秒間長押しすると誤点灯防止のロックアウトが作動、同じ動作を繰り返すと解除されます。3秒以内にスイッチから指を離すと最も暗いファイアーフライモード。
スイッチは1タップで点灯、2タップで消灯。点灯後に長押しするとオート調光になり、任意の明るさで指を離すと、その明るさで常時点灯します。消灯後のその明るさは記憶され、再点灯時は記憶された明るさでスタートします。

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順手で握った様子。
非常に使い勝手が良く、感覚的に操作できます。また、サイドスイッチからもターボモードは作動可能。消灯、点灯の如何に関わらず素早くダブルタップするとターボモードになり、トリプルタップでオートストロボに入力されます。

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ターボモードの次に明るい1500ルーメンの連続点灯は実に優秀。放熱性に優れたターボヘッドのおかげもあってか、ヘッドの発熱はとても緩やか。1500ルーメンを順手持ちで連続点灯できるなんて凄いですね。

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逆手で握った様子。
テールスイッチとボディの間にあるタクティカルグリップが指に掛かりやすく、握り易く、スイッチが押しやすくなっています。ボディに付いたクリップは一般的なテンションタイプ。握り心地を考えると外しても良いかと思います。

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タクティカルライトと言えばこの持ち方。前述のタクティカルグリップが幅広なので指が掛けやすく実にスイッチが押しやすい。タクティカルグリップの淵はラウンド処理されており、全く痛くありません。細かな配慮ですが、実用面では大変重要なポイントです。

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使用電池は21700リチウムイン充電池。18650よりも一回り大きく大容量。充電池にはUSB-Cケーブルを直接挿して充電可能です。ケーブルも付属します。充電器を別途購入する必要がないので便利です。

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搭載LEDはCREE XHP70.2 色温度5000K
やや低色温度の白色光。少し温かみのある色でとても見やすいと思います。特に青白い光を所望されないのであれば、これで良いと思います。
高出力のLEDは、その大きさ故に、巨大なリフレクターを採用したり、それを諦めて超拡散に振るなど、極端な仕様のモデルが多かったです。しかし、L35はコンパクトで軽量、実用的なスペックと、優れた遠方照射とワイド配光を両立させた稀有なモデルです。XHP70系を使ったライトで携帯を目的とするなら、間違いなくお薦めの一本です。