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心を亡くすと書いて忙しい、とはよく言ったもので、バタバタしているとなかなか細かなことに気が回らなくてダメですね。
ACEBEAM H17、入荷していたもののレビューが先延ばしになっておりました。


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このところL18、L35といった張り切ったモデルを連発しておりましたので、こういうスタンダードな?ライトを見ると安らぎすら感じます。
コンパクトでオーソドックスなL型汎用ライト・ヘッドライトですな。
サイズは非常にコンパクトで、指先サイズです。

TK16が発売になった時、銅色の差し色が印象的でしたが、H17ではスイッチベゼルもPVDコートになったことで、華やかさが増した感じがします。
タクティカルイメージが薄れ、ファミリーキャンプの場で出しても違和感がありません。特にヘッドライトスタイルの時は馴染むものを感じます。


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とはいえ細部表面の仕上げなどはACEBEAM自慢の高い品質感。EDCライトとしての所有欲はかなり満たせるのではないでしょうか。
L型ライトは汎用性が高く、タクティカルシーンを意識しない場合や、置いて使うシーンでは棒型のライトよりも応用が利くように思います。


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特徴的な三眼TIR。とはいえ、各メーカーでこの仕様は増えていて、珍しさはないですけどね。LH351Dでは3つのLEDから最大2000ルーメンを発揮します。
いやあ、このサイズで2000ルーメンというのはなかなか感慨深いものがあります。
個人的な最初の「2000ルーメン機」はJETBEAM RRT-3なのですが、10年ほどの間に1/10以下の体積になってしまいました。うーむ。


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ACEBEAMにしては珍しく感じる、テールスイッチ部のマグネット。これにより鉄板に貼り付けての運用が可能。
当店の倉庫もそうですが、スチールラックや鉄柱、鉄扉などを使用した業務用の建物は多く、汎用性を求めたL型ライトには最適ではないでしょうか。


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ヘッドバンドに装着したところ。ヘッドバンドに装着する時、面倒でもクリップを外してください。台座の受けはゴムなので、それなりに無理が効きますが、逆にいえば無理が過ぎると切れてしまいます。
当店に送られてくる「台座のゴムが切れちゃった」案件の過半数が、クリップを外さずにバンドに通そうとした結果です。

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H17はLEDの違いにより2種類のバリエーションがあります。CWがSAMSUNG LH351D。パワー感としては同クラスのCREE XP-L系に若干劣る気もしますが、光色がすっきりと白く、配光も綺麗で好印象。抽象的な表現ですが「素直」な感じがします。CREEは全般的に他社よりも効率重視で、光の色や配光はそこまで気にしていない傾向ですね。

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もう一つはNWのNICHIA 219。当初WWと聞いていたので、到着時混乱しましたが、5000KほどのNWのようです。こちらは実測90CRIオーバーと演色性が良いほか、発光面積がやや狭く集光生が高いのが特徴。カタログスペックでもCWよりも長い照射距離となっています。ま、今更語ることは少ない定番の日本ブランドの高演色LEDです。


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カメラは人間の目に比べるとダイナミックレンジが狭いので、スポットに明るさを合わせるとスピルが全く映りません。逆にするとスポットが真っ白に白飛びします。そこで普段はしない調整ですが、スポットに明るさを合わせ、後からシャドウをあげて人間の目で見た感じに合わせてみました。NWでLOW25ルーメン、距離1.5mほど。


どちらのLEDの配光も、それほど集光生は高くないものの、近距離でははっきりとスポットを感じられます。それと同時に、180度ほどあるように感じられる周辺光が魅力的。
ヘッドライトとして使用した場合は視界全体を捉えることができ、なおかつ中心光も広いので、疲れにくく見やすく感じるのではないでしょうか。
モードは6段階。従来機よりも1段多い設定になっており、よりきめ細やかなセッティングが可能。ACEBEAMは明るいセッティングを好むメーカーですが、30ルーメン前後と100〜200ルーメンは常用する機会も多く、個人的にはあると嬉しいモードです。H17なら

CWモデル
MED2:120 lm(4時間15分)
LOW:25 lm(17時間)

NWモデル
MED2:90 lm(4時間15分)
LOW:20 lm(17時間)

がこれに該当し、使い勝手が良さそうです。


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最近ACEBEAMが多用する、USBケーブルで直接充電可能なリチウムイオンバッテリー。ACEBEAMは18350と呼称していますが、当店のIMRは短かすぎて接点が届きません。一般的な18350規格の電池は基本的にはダメでしょう。この辺りは規格を揃えて頂きたいところ。
とはいえ昨今の充電式ライトは専用電池やビルトインが増えているので、工夫次第で汎用品が使える余地があるのは良いことかと思います。


コンパクトで高性能なEDCライトは、いつの時代もユーザーの憧れ。ACEBEAMらしい高品質も備えたH17は、L型ライトファンには見逃せません。