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以前から、どんなもんか見てみたい!と思っておりましたライトを取り寄せましたのでご紹介したいと思います。
OHM LEDトーチライトLH-S22-Wです。こちらは単二電池版。他に単一電池版と単三電池版がございます。本当は合わせて3機種でレビューしたかったのですが、折悪しくメーカー欠品でございましたので、単二電池版オンリーです。

心惹かれるのは、ランタンとハンディライトが両用でき、電球色と昼白色が使えるというスペック。しかしそれが実際どんなものなのか・・・? ブログレビュー等も見かけませんでしたの気になっていました。


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外観はよくできていますね。乳白色のシェードとアイボリーのボディ。ライトグレーのスイッチ。・・・無印良品ぽい。このライトはオーム電機のカテゴリ分けでは「懐中電灯」ではなく「ランタン」なのですが、それはこのシェード部分が特徴的だからでしょうね。太さ、長さは大きく感じますが、100g程度しかないので逆に軽く感じます。握り心地も悪くはないのですが、尻すぼみで突起のないデザインのせいもあり滑りやすい。この辺はデザイン重視なのかなと言う印象も受けます。


で、光学パーツはどうなっているかと言いますと・・・


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シェードの内部は凹型にくぼんでおり、その底にあたる部分にはスタンダードな凸レンズが組み合わされています。レンズいっぱいに広がったLEDの発光素子は、このレンズの焦点距離にバッチリとLEDが搭載されていること示しています。・・・面白い! いやあ、嫌な予感しかしないフロントビューですが笑、いいんです。この価格ですから・・・!



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早速照射。はっはっは、誰だこれをOKした人。

このライトは家庭用ですからね、なにゆえピンスポットに仕上げたのか。LEDをレンズの焦点に置き、さらに焦点距離も長め、レンズ直径もそこそこありますから、それはもうかっ飛ぶ仕様になってしまいます。


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それでは電球色の方はと照射してみると・・・暗い、しかし暗いのはOKです。メーカー公称から計算しても30ルーメンほどしかありませんから。写真写りは悪いですが、目視では5m先の棚が(非常に狭い範囲ですが)ちゃんと見えています。びっくりするのはその「光軸がずれていること」ですね。


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このライト、白色のHIGH-LOWは同じLEDですが、電球色は隣に設置された電球色LEDからの照射となります。そのため少し角度を変えてレンズを覗き込むと、「隣の電球色LED」を見つけ出すことができます。
・・・それにしても、、、結構離して設置しましたね?そのため、白色から電球色に切り替えるとスポットがぴょんと移動します。


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電球色に関しては、LEDの・・・なんて説明したらいいんでしょうね。中心部が青白く、周辺が黄色っぽくなりやすいLEDの特性を盛大に反映しています。目視だともっと楽しんでいただけるんじゃないかな。普段当店で扱うライトのLEDの場合、もう少しきちんと色の誤差が補正されているものがほとんどなので、観察するには楽しいかもしれません。


とはいえ。ランタンとしてはなかなかの使い勝手の良さです。


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電球色での伏せ置き。シェードが程よく光を拡散しますので、先ほど言及した色の差も全く気になりません。周辺にも広く光を撒きますし、まぶしく感じないのも良い点。例えば震災で停電した夜、余震を警戒しながら家族で集まって寝る部屋の常夜灯、なんて役目なら最適な感じがします。


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逆に、昼光色でのベゼルアップ。安定感は欠けますが、高さがある分だけ視認性は向上します。うーん、これが正当な使い方かな。独特の形状のシェード&レンズには一つ利点がありまして、よほど真上から覗き込まない限り眩しさを感じません。これは単純にフラッシュライトをテールスタンドさせるよりもずっと良いですね。


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一般的なランタンと異なり、真下まで光が回るので、歩きやすさはなかなかよろしいものがあります。発光状態のシェードは、自動車や自転車からも見つけやすく、散歩にはいいかもしれませんね。超高集光のスポットライトは、10m先を余裕で照らします。当店実測で3300cdほどありましたので、公称通り130mほどの照射距離(ANSI-FL1規格で)はありそうです・・・。


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みなさんが気にしそうな防水性はというと、まあ、お値段なりですね。サプライズはありません。
開口部にゴムシールを使用していないので、表記通りのIPX4でしょう。雨が降り始めたら撤退を検討してください。


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ボディ唯一の滑り止めであり、さらにライトを点灯することもできるスイッチ部分。クリックで点灯、半押しするたびにHIGH→LOW→電球色と変化します。というか、OFFにするたびに次の明るさに移行する感じですね。これも一般向けの防災ライトなら、十分かと。


貶したり持ち上げたりしましたが、粗悪な商品ならレビューはいたしません。ハンディライトとしての本格使用だけ諦めれば、身の回りの用途をこなせる便利でとても楽しいライトでした。例えば祖父母の家に防災装備としてプレゼントしてくるなら、何の不満もありません。高級ライトと比べればもちろん格差はあるものの、設計者の善意を感じるデザインです。ライトマニアの視点で見ても面白いライトなので、近所のコンビニへのお供に持って行って、フラフラ歩きながら試す分には最良の部類でしょう。是非是非、ちょっとお試ししてみてください。