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ベアボーンズのビンテージLEDフラッシュライトをご紹介しましょう。


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サイズはこんな感じ。単二電池2本ぐらいの「普通の懐中電灯」サイズ、と言ったところですね。SUREFIREでいうと3セルクラスのサイズ感。腰に下げて常時持ち歩くにはちょっとヘビーですが、身近に置いておいて必要な時に使うのであれば程よい感じでしょう。


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がっしりと握れるサイズ。ボディ自体はアルミだと思いますが、「古いナショナルの懐中電灯もこんな塗装がされてそう」な感じの、少し凹凸のある表面仕上げの塗装になっています。カシメピンで止められたブランドプレートも良い雰囲気。撮影用照明よりも、屋外の太陽光下でバエる感じですねえ。


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目視で見てもすぐにわかる程度、ヘッドのガードは歪んでいます。不良ではなく仕様です。ガードはスチールに経年加工されており、モスグリーンの本体カラーに対して絶妙なアクセントとなっています。ヘッドダウンで立てることもでき、独特の光芒を楽しめます。


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光学系は凸レンズ。最近のライトではほとんど見かけなくなりました。本来、キセノン電球はレンズよりもリフレクターとの相性が良い発光体なのですが、鉄道用信号灯では光度を上げるためにリフと併用されていたりしました。ベアボーンズは鉄道モチーフが多いので、その名残でしょうかね。リフレクターっぽいものも装備されていますが、LEDとの位置関係から見るとリフレクターとしての役割は果たしていません。ライト内での迷光をもう一度前方に押し戻す程度の役割ですが・・・、個人的にはこのライトについてはそれで良いのではと思います。

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まずはズームで照射。もともと配光が均一になりにくい凸レンズに、照射に影響する位置にあるガードの影も映り込み、なかなか特徴的なシルエットになっています。光色は電球色・・・よりも4000K程度に近いかな。ザ・電球色!よりもフィールドでは使いやすいのではないかと思います。単純な凸レンズ式の場合、焦点距離にLEDをおいた時の集光力は凄まじく、壁面にそのままLEDの発光体の形状が映るようなズーム照射が可能ではあるのですが、そこまでの絞り込みはされていません。



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続いてワイド。ワイドもそんなには広くないですね。ただ、それについてもこのライトに関してはOKでしょう。あまりメリハリのないフォーカス性能を評価するのにはもちろん理由があり、キャンプサイトでの使用を前提にすると、飛びすぎないスポットや広すぎない照射は重要だからです。
足元用のつもりが数十メートル先のテントを直射したり、高輝度LEDで幻惑を仕掛けるリスクが下がりますからね。


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テール部分にはスチール製のフック。アウトドアブランドらしいですね。写真では、タープ先端のループにそのまま引っ掛けています。タープの縁で作業することは多いかと思いますので、簡単に吊り下げできるのはとても良い機能かと思います。


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ノスタルジックなデザイン・仕様のライトですが、機能面では最先端。USB-C充電式になっていて、ポータブル電源やモバイルバッテリーからの充電が可能です。電池は専用品なのがちょっと残念ですが、フラッシュライトメーカーではなくアウトドアメーカーらしい割り切り方のような気がします。


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当店が扱うフラッシュライトの多くは、価格が上がると機能性が上がる=品質が高いという図式に乗るのですが、アウトドアブランドBAREBONESのフラッシュライトは少し違いました。
LEDの効率化やリチウムイオンバッテリーの大容量化などのテクノロジーの恩恵を、そのままスペックに上乗せするのではなく、製品の持つ余裕として活用している印象を受けます。ミリタリーだのタクティカルだのといった視点で見れば口出ししたくなる部分もあるのですが、一般の人にはこれで十分、という線を上手に突いたライトだと言えそうです。

アウトドアにハマっているうちのボスによると、最近の流行はグランピングに近いゴージャスなキャンプだとのことですが、そのような使途であればSUREFIREよりもBAREBONESの方が適任でしょうね。新鮮な発見の多いライトで、個人的にはとても強い印象を受けました。キャンプで使える雰囲気抜群のハンディライトをお探しなら、ビンテージLEDフラッシュライトは唯一に近い存在ですよ。