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懐中電灯ライターのHATTAです。
STREAMLIGHTからリリースされたL字型ライトのタクティカルモデル。PROTAC90Xを実際に使ってみてレビューしました。CR123A or AAで使用できるPROTAC90の18650版になります。明るさは3倍以上の1000ルーメン。電池が大きくなることでよりパワフルな光を照射することが出来ます。超コンパクトなPROTAC90と比べると全長は一回り大きいですが、それだけ有利な点もあります。そういった部分もご紹介します。

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PROTAC90をそのまま大きくしたような外観。細部に至るまで似ており、ライトに興味の無い方であれば、区別がつかないかも知れません。PROTAC90を愛用している者としては、この酷似したルックスはむしろ可愛いとさえ思えます。

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このライトの魅力の一つであるスイッチ。何と、PROTAC90と同じスイッチボタンでした。大きさ一緒です(笑)。ボディが少し大きくなったからと言ってわざわざスイッチボタンを大きくする必要もないですよね。合理的です。
スイッチボタンは、ライトの直上ではなく、斜めになった部分にあり、握ったときに自然と親指がかかる。この指のかかりが絶妙なのです。咄嗟の動作、操作に対応できるスイッチは、タクティカルライトの最も重要なファクターの一つだと思うからです。
スイッチは、半押しでのモメンタリー点灯が可能。クリック音がするまで押し込むと常時点灯します。定番の10TAP機能もあり、10回タップして10回目にクリックせずにホールドするとモード設定が切り替わります。3プログラムが用意されており、ユーザーの好みで変えることが出来ます。

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レンズの仕様もPROTAC90と同じと思われます。ベゼル部は肉厚に作られておりますが、レンズ自体の直径は同じ。徹底しますねSTERAMLIGHT(笑)。コリメータレンズの中央はフロスト加工されており、配光の均一性が重視された仕様になっています。近距離では中心光の存在は顕著ですが、距離が離れるにつれ、ワイドな配光となり死角のない視野を手にすることが出来ます。

同じレンズが使われている点ですが、ストリームライトの製品は、アメリカでは官公庁で採用されることが多いです。そのような納品先での採用にあたって「持続可能なメンテナンス性」は、重要なファクターの一つです。つまり、共通するパーツをモデル間で増やすことにより、破損時の修理交換に対応し易くする為と思われます。レンズはライトのウィークポイントであり、スイッチカバーも経年劣化で破損する可能性の高いパーツです。一見するとスペシャリティーが無い様に思えますが、ストリームライトというブランドをよく理解して頂ければ、納得できる仕様だと思います。

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思った以上にワイドな周辺光。
タクティカルライトと言うと、鋭い狭角な配光が思い浮かぶ方が多いでしょう。しかし、近年は「ワイドな配光」にシフトしつつあります。原因の一つはLEDの大型化、ハイルーメン化です。筐体が同じサイズで、より明るい光を出そうとすると、LEDより大きなものになります。光源が大きくなったにも関わらず、リフレクターやレンズが従来と同じサイズであれば、、、集光性は落ちます。

もう一つの原因というか、「タクティカルライトそんなに光を飛ばさなくていい説」があります。ポリスがタクティカルライトを併用しする場合、使用される場所、状況は「屋内」や「近距離」が圧倒的に多いそうです。閉鎖的で短い距離で使用されます。場合によっては、手が相手に届く位の距離だったりします。そんな状況では、集光された光よりもワイドな閃光によって相手の視界を奪い、死角の無い視野を得ることが重要です。

PROTAC90Xもそんなトレンドに漏れくことなく「ワイド気味」の配光です。

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なので、屋外では10m先だとLowモードの照射は光がかなり拡散してしまい思ったほど明るくはありませんでした。この距離で使うのであれば、Hiモードに限るかと。屋内ではLow65ルーメンでも悪くはありませんが、タクティカルな使い方をするならMid300ルーメンからになると思います。まぁ、10TAPの設定で言えばHiモードオンリーか、Hi or ストロボ点滅での使用がデフォになると思いますので、Lowモードの明るさはさほど気にするほどでも無いかな?と思います。屋外ではあまり集光は感じられません。かなりワイドな配光に感じました。むしろこの配光は、インドアのサバゲーフィールドなどで使ったらベストな配光かも知れません。

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蓄光サイトなど付けていれば、ライトの光を当てることが出来ます。
マウントタイプのウェポンライトでは出来ないこと。ガンにマウントするウェポンライトも良いですが、自由度の高いハンディライトは慣れると頼もしい存在です。何より便利。

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モデルは、充電池付きと無しの二つがあります。
価格差は、アカリセンターの上代で2,279円。付属する充電池はSL-B26(充電機能を有した18650充電池)。マイクロUSBを直接充電池に差し込むことで充電が可能です。別途充電器が必要なく便利。
チャージャーが内蔵されている分、充電池は長く全長がCR123Aリチウム乾電池2本と同じか、それより長くありませんと接点が届かず点灯しません。お手持ちの充電池を入れて点灯しなければ、充電池の全長が足りているか疑った方が良いです。

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ワイドな配光と優れた操作性。現在のタクティカルライトのポイントを良くおさえたアイテムです。しっかりとしたクリップも携帯性という点では重要ですね。
自立可能なボディは、卓上での手元作業灯としても急場では使えます。タクティカルライトではありますが、汎用性ある使い方が出来るライトでもあります。単三電池とCR123Aが使い分けられるPROTAC90の兄弟機PROTAC90X、こちらもお薦めの一本です。