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NITECOREは後継機を複数ずつ用意するつもりなんでしょうか。MH12シリーズなどでは、MH12、MH12GT(いずれも廃盤)の後、MH12GTSとMH12V2が出ております。PシリーズなどではNEWが冠されたりして、最早スタッフでも混乱をきたす勢いです。

TIPの後継機は、TIP2とTIP SEに分裂したようでございます。今回ご紹介するのはTIP SEの方ですね。


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全体のデザインは、良い意味で初代TIPのものを受け継いでいます。シンプルすぎず、剛性感もあります。TIP2では、TIP SEよりもさらに現代的な感じもする、モノリスのような直方体になりましたが、個人的にはもう少しTIPのデザインを引き継いで欲しいと感じていました。TIP SEのデザインは、正統進化と言えそうです。

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TIPでは生産後期から付属したクリップ。TIP SEでは最初から付属しています。脱着はマッチ箱のようにスライドさせて装着するのが良いかと思います。ヘッドアップ、ヘッドダウンの2通り×表裏で、4通りの装着が可能。NITECOREによると、スイッチ側にかぶせると誤作動防止になるよ!と言うことですが、あまり具合は良くありません。素直に背面の使用に留めた方がよろしいかと。


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テールリングも前作同様かな。TIKIに似なくて良かったです、TIKIのテールリングは「ええっ?これにダブルリングを通せって言うんですか?!」みたいな太さですからね・・・。ひとまずボディ周りはTIPを良い意味で踏襲しており、前作が好きだった方には嬉しい遺産と言えるでしょう。


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TIP SEになって大きく変わったのは、2眼になったフェイス。TIPよりも効率よく、より明るい光を放てるようになっているのですが、謎も多い感じはします。


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まず、ベゼルが透過樹脂になったこと。おかげで伏せ置きしても点灯が確認できるようにはなりました。サイドマーカー的に左右からの視認性も上がっていて、機能が向上しています・・・と言えば聞こえはいいのですが、それほど優先度が高くない機能のために品質感が損なわれている部分もあり、不要な気もするギミックです。


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もう一つはLED。OSRAM P8というLEDで、目視での色温度は5000K前後と思われます。高演色ではないものの、目に優しいニュートラルホワイトになっております。が、前作のような大光量CW または高演色NWの住み分けの方が好印象だったのではと言う気もします。

明るさは700ルーメンと大幅アップ。照射画像でも十分以上に明るいのが確認できると思います。当店の照射画像の端に手が写り込んでいる時は、「こんなにライトを前に出しても周辺光が見切れないんだぜ?」というアピールですね。周辺光のキワが広いことを自慢しております。

TIP SEに搭載されているような小粒のTIRレンズは、日常遣いにとても使いやすい配光を実現してくれます。中・近距離に最適な程よい集光性と、視界のほとんどをカバーしてくれる広い周辺視界が得られます。もちろん小型の光学系は遠距離を苦手としますが、小さなキーライトが放つ光としては近距離に焦点を合わせるのがベストでしょう。


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この画像は目視に近い感じなるように明るさをあげていますが、MED:30ルーメンがキーライトととして実にちょうど良い感じがします。暗がりでも余裕を持って歩行できます。例えば震災の停電の中、数キロの夜道を歩いて帰宅・・・というのは考えられるシチュエーションですが、そうした際にペースを落とさず歩くには数十ルーメン程度の明るさは欲しいかと思います。TIP SEのLOWはそうした際に十分。さらに暗いLOWもあり、実用性は十分と言えます。


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初代TIPは気に入っていたので、TIP SEの登場は嬉しいですね。ミニマムすぎず、アルミ外装で品質感もあって、この手のキーライトの中ではかなり好みに合うものです。今回並べて撮影しようと思って初代TIPを探したのですが、あると思っていた場所になく残念。TIP SEを買い直せと言う神のお告げなんでしょうね。。