acebeam-l17-blog-review-main




出すライト出すライト、ことごくカッ飛んでないと気が済まないのがACEBEAMというブランドです。先日公開しましたL17もかなりヤバイ性能を有しています。ウルトラロングレンジフラッシュライト、とメーカーが銘打っておりますので、かなりの長距離照射が期待できます。


acebeam-l17-blog-review-1

ぱっと見は、どこのご家庭にも1本は転がっていそうなコンパクトなタクティカルライトです。ヘッド直径は40mmとある種の標準規格ですが、その一方でヘッドサイズ(前後の長さ)自体は小さめ。そのためカタログスペックから受ける印象よりも小型に見えます。


acebeam-l17-blog-review-2

ACEBEAMにしては珍しく、やたらシンプルなボディ。SUREFIREでももう少し装飾を入れてくるところです。タクティカルリングと太めなヘッドにより手が固定され、滑りやすさは感じません。表面の模様ではなく構造で滑り止めを図ったデザインは好印象ですね。頻繁に回すことになるテールキャップにはしっかりと縦方向のグルーブが入っていますので、これも必要十分を満たしている感じです。


IMG_8449

実は今回、テールスイッチの仕様が普段とは変わっております。L16などのタクティカルシリーズとは異なり、テールスイッチがありません。操作系的にはTK16・TK18シリーズと同一。端的に書くと、

クリック・・・LOW〜HIGHのどれかをモードメモリで点灯
ダブルクリック・・・TURBO
トリプルクリック・・・STROBO
長押し・・・ULTRA LOW

という、クリック操作と点灯結果がある程度固定で対応する操作設計になっています。なので普段よく使うのがLOW:50ルーメンならばクリックをそれに割り当てておいて、緊急時はライトがどんなモードであってもダブルクリックでTURBO:1400ルーメンにジャンプ!という感じで使う思想。そのためスイッチは電子スイッチになっており、クリック音のしないサイレント仕様になっています。

電池スイッチになったとはいうものの、テールキャップを少し緩めるだけで物理的にロックアウトが可能。昔からのユーザーにも納得のいく仕様かと思います。


acebeam-l17-blog-review-4

カタログスペックは到着前に知っていましたので、なんとなくE10を思い浮かべながら待っていたのですが、やはりよく似た仕様の光学系。LEDが見えませんので、非常に無機質な印象を受けます。割とオーソドックスなTIRレンズですが、このレンズは同じサイズでもまだもう少し中心照度をあげることができます。ということは、L17の集光性はこれでもまだ手加減されているわけですね・・・。


acebeam-l17-blog-review-5

実際に照射してみると、どーーーんと、ACEBEAMならではの一点照射になります。凄まじい照射力。802mの照射距離は伊達ではない感じがします。ACEBEAMの既存機W10などと違い薄い周辺光を発生していますので、それなりに実用性があります。


acebeam-l17-blog-review-6

これだけスポットが強いと霧の中では光軸を楽しめます。ま、期待通りの光景。霧の反射光により周辺も明るくなりますので視界も確保しやすくなり、スポット系のライトはいろんな意味で霧を得意とします。それでもリフレクター系のターボヘッドの場合、霧や煙に反射する周辺光だけで幻惑されてしまい、火災現場の煙の中では使えなかったりしますが、L17なら結構イケる気がしますね。周辺光が希薄なので目の前が「光の壁」になってしまう事はなそうです。


IMG_8451

小器用なことに合計5段階もの明るさ調整が可能。ミニマムはULTRA LOW:15ルーメンまで落とすことができます。しかしそれでも3500カンデラ以上の照度を誇り、100m以上先まで到達可能。このライトにULTRA LOWが必要とは全く思いませんが、邪魔になるような操作系でもないですしね。


ACEBEAMが恐ろしいのは、これをタクティカルに使う気満々ということです。コンバットリングもそうですが、ボディ直径が25.4mmということで、マウントリングも探しやすいでしょう。派手なスペックの割には価格は安め。パッケージもシンプル化されていて付属品も最小限という感じですが、実用ライトに関してはその方が喜ばしいかと思います。ACEBEAMが得意とする長距離照射ライトの真髄をぜひお楽しみください。