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EAGTACで特注している特注三眼モジュールですが、バリエーションを増やそうとしたところトラブルがありました。
当店から発注したのはPC AMBERだったのですが、入荷したものを見てみると2200Kでした。この二つはLEDの外観も照射も、ぱっと見の印象が非常に似ているので、危うく気づかず出荷するところでした。PC AMBERの再生産・再入荷については現在調整中ですが、2200Kについても返却せずに商品化することにしました。正直、2000K台のLEDは個人的に大好物でございます。


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モジュールの外観は共通ですね。H2Tのモジュールの場合は格好良いラベルシールで識別できるのですが、安価なモジュールですからそこまでは望めません。ユーザーが手書きやラベルで対応するしかありません。

三眼モジュールなので、LEDの外観を直接確認することはできませんが、一般的にLEDは色温度が高くなるほど黄色く、低くなるとオレンジ寄りの外観になります。レンズ越しにもそれがわかりますので、慣れてくると「ある程度は」点灯前に色温度を予測できます。2200Kのこのモジュールは、かなり濃いめの蛍光体がレンズ越しでも確認できますね。

CREE XP-E2には、他のシリーズには少ない2200Kの色温度がラインナップされていて、この特注三眼モジュールにはそれが搭載されています。XP-G3にも2200K(70CRI)の設定はあるのですが、XP-E2の方が演色性が良い(80CRI)のです。


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こっくりと熟成された深みある光色・・・ワインかよ!的なツッコミを期待して書いてみました笑。2200Kは端的に言えば、日没間近に差し込む夕日の色ですね。落ち着きのある色合いで、幻惑されにくく、眩しさを感じやすい人にも目に優しく感じられるかと思います。そして濃厚な空気感。


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HIGH 200ルーメンに対し、LOW 40ルーメン。タクティカル性を求めないのなら、非常に汎用性の高い明るさとモード配分かと。ソロキャンプなどでは、設営や撤収を除けば、身の回りのすべてを40ルーメンでまかなえます。ちょっと遠方を確認するにも、200ルーメンあれば十分。40ルーメンで20時間近い実点灯が可能なので、1泊はもちろん、2泊程度なら1×16500電池ないし2×CR123Aでイケてしまうと思います。

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このモジュールはぱっと見はオレンジ色ですが、分類上はほぼフルスペクトラムの「白色」LEDになります。そのため、ほぼ全ての領域で色の識別が可能。計測機器の下に敷いてあるのは色分けされたヤマト運輸の配送日数表ですが、どの色もきちんと識別できます。スペック上は、青色成分が控えめ目なので、青〜紺色が黒っぽく沈んで見えます。その分が高演色系には劣る感じかな。


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発注予定だったPC AMBERは青系の識別がほとんどできず、ノーマルのAMBERの場合はほぼオレンジモノクロの世界になります。
2200K → PC AMBER → AMBER
左のほうが色彩の識別力が高く、右に行くほど非日常感が増します。本当はPC AMBERだけ商品化するつもりでしたが、今回のトラブルで3種並べてみたい誘惑が笑。


実は以前、H2Tカスタムで2200Kを作ってもらったことがありまして、今でも非常に気に入ってよく持ち出します。スモークショットを撮るときは、手元灯として活用しています。また、キャンプの時なども焚き火にマッチする色温度で違和感少なく使用できます。EAGLETACのモジュールでLOW-HIGH切り替えが手に入ったことで、使い勝手はさらに良くなりました。それほど高価なモジュールでもなく、ルーメン競争からは外れた商品なので、末長く楽しんでいただけるかと思います。ぜひお試しくださいね。


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問題のPC AMBERについては、現在メーカーと調整中です。トラブルの発端がLEDサプライヤーないしCREEのアジア部門かというところに至っておりまして、週明けのご回答になりそうです。ご不便をおかけしまして大変申し訳ございません。