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先日のACEBEAM K65GTの時にちらっと登場しました、NITECORE TM39 LITE。型番から分かる通りTM39の弟分ということになりますが、フルサイズのTM39はリチウムイオンバッテリーの問題で入荷するかまだわかりません。ただ、スペック的にはTM39もLITEも同じです。


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「優等生的」「端正なデザイン」という感じで紹介したACEBEAM K65GTですが、TM39 LITEは結構アグレッシブなデザインです。
側面に液晶モニタを搭載するという、タイニーモンスターシリーズ伝統の先進性を備えながら、その姿はヒダヒダウネウネ、どこか宇宙生命体を思わせます。が。タイニーモンスターシリーズはこうでなくては、ね。


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液晶表示は賛否あるシステムですが、用途と予算が許せばあるに越したことはないでしょう。電池残量や持続予測時間や現在のモードは、誰にとってもわかりやすい方がいいかと思います。操作ボタンはパワーボタンとモードボタンに別れています。液晶の存在もあって、初心者にも使いやすいでしょう。


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最先端ライトということで当然のごとく充電機能付き。ACEBEAM K65GTの方にはない機能。と言っても、ライト本体の充電機能は汎用充電器に劣ることがほとんどです。特に複数本を同時に充電するライトでは、時々汎用充電器で満充電してあげた方がいいかと思います。


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LEDはLUMINUS SBT-90 GEN II。ACEBEAM K65GTと同じですね。広い発行面積から大光量を発揮し、さらに集光性を高めやすい欲張ったLED。それにデカくて深い鏡面リフレクターを備えているのも同じ構造です。


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LEDとリフレクターの仕様が同じなら、配光も似ています。ザ・ターボヘッドという感じの弩スポットな配光。普段使いにはまず向かないピンスポットですが、大遠距離でのサーチングには威力を発揮するはずです。

実はNITECORE TM39 LITEの公称の最大光度は56万カンデラほどで、ACEBEAM K65GTの70万カンデラから1段落ちる印象がありました。

が。

実測してみると、80万カンデラほど出ております。ACEBEAM K65GTの方も、ほぼ公称どおりの出力で立派なものですが、TM39はちょっと逆サバを読みすぎている気もします。公称値の1.5倍ほど出ている計算になりますからね・・・。実はこれ、偶然並べて点灯して気が付きました。最近のライトはほとんど公称値が出ていますし、当店としても全数検査するわけではないので、運よく気づいた逆転現象でした。NITECOREのこういう実力を隠すようなところは侮れないんですよね。


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バッテリーは18650電池4本を並列で投入。伝統的なTMシリーズのバッテリー収納方法を踏襲しています。最新の大光量LEDが要求する電圧には昇圧回路で対応します。大型モデルのLITE版ということもあって、ヘッドに比べると驚くほど小さなボディ。このバランス感がTM39をよりモンスターっぽく見せています。


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背面には三脚穴と充電穴。三脚の雲台に固定できるので、据え置きの投光器のように使用可能です。
三脚穴を備えたライトは少なくないのですが、TM39はしっかりした穴の深さと、周囲の平面が確保できることから、安定しやすいかと思います。
液晶・ダブルボタン・三脚穴・充電式といういくつかの要素がお互いに長所を引き出しあい、初見のユーザーでも使いやすいでしょう。こうしたライトは貴重ですね。


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例えば、最近多い豪雨の現場で、川の対岸の崖を監視する・・・というような時、持ち出せる機材に限りがあるなら、TM39 LITEはかなり有力な候補になるでしょう。10万カンデラの光を数時間引っ張れるライトは多くありません。そこに操作性や展開性を採点に含めれば、対抗馬がほとんどないライトになります。