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少し面白いモデルなのでご紹介しましょう。EAGLETAC D25A2です。

単三電池2本を搭載した、細身のボディ。正直なところ、いささか懐かしい感じがします。10年ほど前には主流派の一つであった、2AAと呼ばれるカテゴリのライトですが、現在では淘汰が進んでいます。それは他の電池も同様で、現在の主流ははっきりと18650電池×1本のタイプ。それを中心に、専用電池の搭載や21700電池への移行が進みつつありますね。


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現在の目では長く見える細身のボディですが、意外とかっこいい。手にしたことのあるいくつかのブランドの中でも、デザイン的にはいけてる気がしますが・・・


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テールスイッチは平らなリバースクリッキー。個人的にはあまり重視しない要素ですが、テールスタンドできるのがポイント。テールシュラウドが切り欠きではなく、全方向をカバーしているタイプなので、とっさの操作でも指を痛めにくいのがよろしいかと。D25LC2 ではゴムスイッチの出っ張り感があるのですが、D25A2ではツライチになっていて、テールスタンドした時の安定性はまずまず。まぁ個体差も結構発生する部分ではありますけどね。


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リフレクタはオレンジピールタイプ、ただテクスチャは薄い方だと思います。かなり深く感じるリフで、これらの仕様も懐かしさを感じます。単三電池でガチでタクティカルしていた頃の名残ですね。もちろん古いから悪いというわけではなく、数メートル先から数十メートルのレンジであれば、200lmの光量でも十分対応可能。照射は狭く感じますが、至近距離でも使い勝手が悪いわけではありません。私のような世代から見るとザ・オーソドックスな感じがします。

当時流行していたXP-Gに似た配光特性を持つ、NICHIA 219シリーズを搭載しているのも懐かしく感じる一因かな?特に4000Kモデルの219Bの方はXP-G2のNWかと思って何度か見直してしまいました。



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照射も素直ですね。XM-L世代の配光に慣れましたので、配光が狭く、集光性が高く感じますが、やはりスタンダードな「タクティカルライト」の配光でしょう。
ただ、単三電池2本から絞り出せるスペックで、XM-LやXP-Lを積んでもあまり意味がない時代かなという気もします。逆に、単三電池2本で高演色LEDを選べるラインナップはどんどん減っており、そういう意味では貴重。

今回、NICHIA 219Cの色温度が、表記よりも結構低く、5000Kほどであることに気づきました。この現象は過去に他のメーカーでもありましたね・・・。5700Kをガチで求める方にはお勧めいたしません。5000Kくらいかなと思っておくと程よいのではないかと。目視ではまだ判別がつくのですが、写真になるとなかなかわかりません・・・(色温度は太陽光セッティングで固定)。


そしてR9050ということで、赤色カラーチップ(R9)の再現性が高い(50)という仕様。50が高いのかどうかわからねーよ!と言われそうですが、一般的な90CRI程度のライトの場合、高くても25〜30程度が主流なようです。まぁ、正直目視で見分ける自信はないのですが(笑、見えないところに(見てるんですけどね)気を使うのがマニアのこだわり、ってことで。


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「単三電池を2本使う、高演色のライトはありませんか?」
数ヶ月前、とあるプロの方から問い合わせがあった時、該当する商品がなく口惜しい思いをしたのが今回のラインナップに反映されてございます笑。

中でも美術関係では結構、高演色LEDが使用されているようです。特に、キセノンでは再現できない高色温度領域の高演色ライトに関しては、要望が多いかな。そしてそういった方々は伝統的なご職業であることも多く、充電池よりも乾電池の方が人気が高いように感じます。それに応えてラインナップしたのがD25A2ということになります。


ヘッドを締めてターボ&ストロボ、緩めてLOW・MED・HIGH、&隠しモードという構成は、オーソドックスですし不便も少ないんじゃないでしょうか。ヘッドを締めておけばタクティカルに対応できますし、緩めた状態であればLOWから点灯します。そのあとはスイッチのチョン押しでモード変更できますので、かなりシンプルに使えるように思います。


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よくまとまった仕様で、ユーザーの願望を体現した良いモデルと思います。数千ルーメンを叩き出す18650電池搭載機種には及びませんが、程よい電池で程よく明るい、多機能なコンパクトライト。個人的(かつマニアック)なお勧めポイントは、ヘッドを緩めた状態でのモードメモリをキャンセルできるところかな(操作方法は商品ページ参照)。これだけでアドバンテージを感じてしまいます。

古き良きタクティカルライトをベースとして実用的な、高演色の単三電池ライト。使い勝手は良いかと思います。需要が合う方はぜひお試しください。