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冬季休業の間に、お客様K氏から、昨年作成したLEDモジュールをお借りしておりました。K氏はいかにキセノンに近いLEDモジュールを作成するか?にこだわりを持っていらっしゃいました。H2Tの雷光壱眼は決してお安いモジュールではありませんので、3点も作った男のこだわりを拝見いたしましょう。

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これまでに製作したモジュールは3種類。K氏がもっともP60に近いと考えているのがXQE HIのバージョンです。




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キセノンバルブの照射は、LEDと違い希薄で広い周辺光が特徴的です。LED、特に雷光壱眼のようなリフレクターモジュールでは通常60〜90度ほどの周辺光がありますが、キセノンバルブの場合は120度前後の広角な視界が得られ、なおかつ中心にどん!とスポットが現れるのが特徴です。SUREFIREでも、KX4時代の6P LEDなどは、顕著にこの配光を追求していますね。

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XQ-E HI、3000Kの照射は、これに近いものが得られます。照射角度はかえられないためやや狭いのですが、薄い周辺光と強烈なスポットはキセノンバルブのそれを再現していて魅力。3000K強の色温度はP60の初期色温度に近く、雰囲気をよく再現していますね。

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何より素晴らしいのは、初期照度の90%キープが5時間に及ぶランタイム。ANSIでいえば6時間相当かな?元々のP60キセノンバルブが1時間でほぼ終了なのと比較すれば、非常に高い効率が伺い知れます。電流量は350mA。照射末期にぴょんと照度が上がるのは、降圧コンバーターの特徴で、電池電圧が下がってくると降圧領域を抜け、最終的にダイレクトドライブに移行して効率が上がる瞬間があるからです。



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こちらは、より一般的なXP-L2を使用したモジュール。4000Kですので、やや色温度が上がっていますが、単体で見れば違和感はほとんどありません。90CRIということで色彩再現率が高く、これはこれで目に馴染む良いモジュールとなっています。周辺光も力強く、汎用のモジュールには最適かな。250mAという電流量のため、XQ-Eのモジュールよりも長いランタイムが期待できます。




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最後は最新作のOSRAM OSTER KWバージョン。電流量も増え、、と言っても400mAですので、当店の基準としては100lm前後の明るさ。鋭い照射が特徴のOSRAM OSTER KWですので、タクティカルな雰囲気あふれるものとなっています。こちらも計算上4.5時間ほどキープしますので、普段使いには十分すぎるセッティングです。


LEDモジュールのカスタムというと、どうしてもハイパワーやロングレンジに目がいきがちですが、こうしたローパワー系も魅力なんですよね。この明るさで手元足元に十分、しかも長時間使えます。以前HATTAと200ルーメン同好会をジョークで結成しておりましたが、今回のK氏はそれを下回るローパワーのコレクションで面白く感じました。

数年前と比較すると、LEDの効率も演色性も遠射性も、より高レベルになってます。H2Tの受注がこなしきれておらず恐縮ですが、ご検討ください。自分なりのモジュールを模索するのは楽しいものですよ!