H2TC2700-1




明けましておめでとうございます。懐中電灯ライターのHATTAです。
私が新年最初にご紹介するライトは、日本のカスタムビルダーであるH2Tによるカスタムカスタムコンプリートモデル【SUREFIRE TITAN-A SST-20 2700K】です。米国SUREFIRE(シュアファイア)社製のキーライト TITAN-AをベースにLEDを換装したものです。品名のSST-20はLEDの型番、2700Kは色温度を意味します。オリジナルの白色光とは大きく異なる温かみのある暖色系のライトに仕上がっております。

H2TC2700-3
これまでTITAN-Aのカスタムはご紹介してきませんでしたが、今回初めてそのカスタムに成功致しました。前面のベゼル部分からのアクセスではなく、ヘッドパーツの裏側からアクセスしている様です。ベゼル付近には開封痕はなく美しく、まるで純正そのもの。
リフレクターの最深部を覗くと、このライトがカスタムされたものであることが分かります。オレンジ色のLUMINUS製の小ぶりなLEDが確かにマウントされております。

H2TC2700-3 (1)
操作方法に関してはオリジナルのまま。ヘッドをツイストさせて絞めこむとLowモードから点灯し、一旦緩めてOFFにしてから再びヘッドを絞めこむとHiモードに変わります。オペレーションに違和感はなく、ツイスト式のライトを使ったことがある方であれば、どなたでも簡単に操作できます。
キーライトはその用途の都合上、Lowモードスタートが基本です。使用電池はディフォルトで付属するSUREFIREブランドのニッケル水素充電池。アルカリ単四電池でも使用可能ですが、何れにしても容量の少ない電池になりますので、Hiモードでの長時間点灯には不向きなライトです。手元、足元を照らすのであれば、Lowモードでも充分。ですので、Lowモードスタートが正解なわけです。

H2TC2700-4
温かみある2700K(ケルビン)の光
一般的に「ウォームホワイト」と呼ばれるのが3000K。それよりもさらに低色温度の2700Kは赤味が強くノスタルジックな風合い。タングステンを使ったいわゆる「白熱灯」よりも赤い、トンネルや港湾施設等で使われている低圧ナトリウムランプのような感じです。
暗所において夜目を保護し、周囲を照らしながらも暗順応を維持しやすい光の色です。出力的にもTITAN-AのLowモードはその用途に適しており、このライトとのマッチングは非常に良いものと考えられます。

H2TC2700-5
オリジナルとの光の色の違い。左がオリジナル、右がSST-20 2700K
明るさや見易さ、という点においては白色光の方が優れていると思います。日常の生活空間においても白色系の光の元で暮らすことが多い日本ですから、慣れているというのも見易く感じる要因かと思います。もちろん、実際明るいです。SST-20 2700Kの方が明るくはありません。
しかし、赤味の強い色温度だからと言って色が分からない訳ではありません。むしろ、こちらが実際の色に近いものであります。なぜならば、このLEDは演色性を示すCRI値が95と非常に高いのです。かなり太陽光に近く、色の識別に関してはオリジナルよりも優れております。

とは言っても、、、夕暮れの深く差し込む西日のような光の色になりますので、感覚的にどうかというと見る人によって感想は変わってくると思います。

H2TC2700-7
実際にキーライトとしての見え方
キーライトとは、文字通り鍵束などに付けて携帯する小型のライトのこと。ライトを常用するプロフェッショナルでなくても、日常において最も身近で使用頻度の多いであろう灯具です。このライトで重要なのは手元や足元を広く、且つ充分に明るく照らすことです。近距離においても配光にムラがなく、照らした場所を適度に明るく照らすことが出来るライトであると言えます。TITAN-Aは、オリジナルであっても配光が綺麗であると定評のモデルです。もちろん、SUREFIREのお得意の「戦術的」な明るさではありませんが、常日頃携帯するキーライトとしては十分なものかと思います。
低色温度のLEDに換装されたことで、「明るさ」という点に関してはやはりオリジナルの方が良いと思いますが、このオレンジ色に近い光の色に癒されます。

H2TC2700-6
まぁ、どっちにロマンを感じるか、ですよ。
ライトの色温度なんて「ルーメン値の差異」を除けば100%好みで選んで良いものだと思います。

H2TC2700-2
今回ご紹介したモデルは依頼製作品ではなく、カスタムコンプリートです。今後、アカリセンターではブラックとレッドで在庫販売する予定とのことです。どちらも完売した場合は、再びの生産を待つ必要がございます。

温かみのある高演色の「ウルトラウォームホワイト」のキーライト。カスタムベースが確りとした製品だけに長く付き合える一本になることでしょう。そういったライトの光の色は、好みが分かれますので選択項目としては重要なものだと思います。他にはない特別なキーライトとしてご検討頂けると嬉しいです。

今年もたくさんのライトを紹介して参ります!どうぞ、よろしくお願い致します。



---------------
スタッフより

年初の掲載予定が大幅にずれ込んでしまいました。大変申し訳ございません。明日はKPタイプのレビューを公開予定です。お楽しみに!