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いつもブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます。懐中電灯ライターのHATTAです。
本日ご紹介するアイテムはSUREFIREのサードパーティーを作り続けるLumens FactoryからリリースされたLFKL1-C-BK ユニットベースと、そのLEDエンジンです。簡単に言うと「側」と「具材」です。側はE系のヘッドと互換性があり、新旧モデルのいずれにも装着が可能です。アカリセンターで調べてみたところ、L1及びL2にも装着が可能でした。非常に幅広いモデルへの装着が可能なのでお手持ちのライトに付けて楽しむことが出来ると思います。

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具材であるLEDモジュールですが、電圧及び設定モードに応じて3パターン用意されております。E1系で3モード設定されたものと、シングルアウトプット、そしてE2系のシングルアウトプットで1モデルです。それぞれノーマルの白色と高演色のウォームホワイトの計6種類。今回ブログでご紹介するのはE2系で使用可能な高演色モデルです。

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LEDモジュールは側のヘッドベゼルを外して脱着を行います。モジュールの照射は、細かな凹凸のあるテクスチャータイプのリフレクター。シンプルでオーソドックスなスタイルです。今後、このモジュールに対応する他社のアイテムがリリースされれば、さらに楽しみの幅が広がる可能性があり、今後の開発が期待されます。
そして、側のデザインですが、、、古いSUREFIREのモデルに詳しい方であれば、ご存じだと思いますが、旧型のKL1ヘッドにそっくりであると思うでしょう。言い方は悪いですが、丸パクリと言われても致し方ありません。しかし、ベゼルが開いてそこからモジュールを取り出す構造はユニークであり、KL1とは全く異なるものです。
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今回試したモジュールは3.7v〜のものなので3vのCR123乾電池ではアンダードライブになり、点灯はしますが、本来の明るさにはなりません。単セルでも使いたい場合は、16340リチウムイオン充電池が必要となります。

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SUREFIRE L1にも付く!これはかなり面白いです。純正のKL1系のヘッドはL1に装着できませんが、これはイケるようです。しかも、L1の特徴である加圧式Low・Hi切り替えも可能。16340を入れて点灯させると実にちょうど良い明るさになります。L1ユーザーには是非使って欲しいですね。

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ちなみに、L2でも使用可能です。ただ、Lowモードではフリッカーが激しくあまり実用的ではありません。Hiモードであれば全然問題ない感じ。個人的にはL1での使用の方がベターですね。

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もちろん、E2系のボディでも使用が可能。アリサカのモメンタリースイッチと合わせても動作感は絶好調。この組み合わせはなかなか良いし、タクティカルで素敵です。
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HiCRIのシングルアウトプットでは、最大で550ルーメン。XP-L 90CRIを使用しているので安定かつ実績のあるLEDです。明るさとしては、概ね数値通りかと思います。比較的安定した連続点灯が可能ですが、モジュールタイプということもあり、放熱に関しては並みです。16340の単セルでは過放電に注意した方が安全ですね。
配光はめちゃくちゃワイドという訳でもなく、ごく自然でノーマルな感じ。個人的にはこういった汎用性あるリフの配光は好きですし、何かを照らすという目的の使用であれば使いやすいものだと思います。

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同じXP-LでもノーマルCRIのCWと比べてもHiCRIの方が色の鮮やかさは実感できるものと思います。ウォームホワイトなので好みはあるかと思いますが、個人的には大好物。キセノン球のような懐中電灯然とした温かみのある光は、どんな状況で使っても使いやすいものだと思います。
撮影日は雨でしたが、やはりアウトドアでの低色温度の見やすさは格別だと思います。普段使いはもちろん、キャンプやトレッキングでも効果を発揮してくれるモジュールだと思います。

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SUREIFREの様々なライトに付けることが出来、しかも電圧に応じてバリエーションある選択肢と、調光可能なモデルが存在することはユーザーにとってはうれしい限り。側の見た目に関して厳しい意見を下す方も多いかもしれませんが、「実用」という点においては手軽に購入できるものですし、何より「楽しめる」という点が評価できると思います。
高価なオールドモデルをコレクションすることも楽しいですが、できることならそれを実際に使って楽しみたいのが世の情け。タクティカルライトとしての堅牢さやハイスペックを武器とするSUREFIREですが、「懐中電灯の楽しさ」みたいなものを改めて感じさせてくれるサードパーティーアイテムです。