PL60RS-1


懐中電灯ライターのHATTAです。
お彼岸も過ぎて朝夕はすっかり涼しくなりましたね。屋外でのライトの照射が楽しい季節になってなってきました。夏はどうにも暑い、虫が多くて苦手です。食べ物もライトも秋が一番美味しい季節です。

本日はドイツの銃器メーカー「ワルサー」社のフラッシュライト PL60をご紹介します。こちらのライトは実は以前にも紹介したことがあります。それは、リモートスイッチとマウントアダプターが付属したPL60RSでございます。ライトの基本性能は同じでございますが、価格はアクセサリーが無いだけで「グン」っとお安くなっております。ぶっちゃけ、サバゲーとかやらないし、純粋に明るくて使い勝手の良いライトを探している〜という方にお薦めの一本です。

【選べる多彩な電池種】
まず、最初の一枚で分かりますように、このライトはマルチバッテリータイプのライトです。複数種の乾電池、充電池を利用可能です。電池の性能によって明るさやランタイムは変わりますが、異なる電池を使えることはとても便利であります。

PL60RS-4
ざっくりと使える電池種は3種類
左からCR123リチウム乾電池 x 2本
続いて18650リチウムイオン充電池 x 1本
そして、付属するカートリッジに収まったアルカリ単四乾電池 x 3本
他にも単四サイズのニッケル水素充電池も使用可能です。

デュアルバッテリー、つまり二種類くらいであれば他にもありがちですが、少なくとも3種類となりますとなかなかありません。少なくともこのサイズで、しかも電圧の大きく異なる電池が使えるものとなるとさらに少ないでしょう。

CR123リチウム乾電池及び18650形リチウムイオン充電池を使用する際は、付属のスリーブアダプターを使う必要があります。スリーブアダプターには接点がついておりますのでこちらを使用しませんと点灯しません。無くさないようご注意ください。

【無段階に調整可能なツイスト式レンズ】
PL60RS-2
このライトのヘッド部はツイスト式のフォーカスレンズが付いております。リフレクターではなくレンズ照射になります。その為、ヘッドを前方に伸ばすと照射光が絞られスポットな配光に、元に戻すとワイドなフラット配光になります。近くを照らすときはムラのないフラット光、遠くを照らすときはスポットと状況、用途に合わせて切り替えることができます。ズームタイプのヘッドでもスライド式と異なり、そこまで素早い配光の切り替えは出来ませんが、その必要がなければ充分な性能だと思います。ヘッドの回転具合はとても滑らかで素直。ボディ及びヘッドには滑り止めのナーリング加工が施されているので素手でも確実な操作が出来ます。

【握り具合がベスト 1インチ径】
PL60RS-7 (1)
ボディに大きな凹凸はなく、滑り止めのナーリングが全周に施されているだけのシンプルなデザイン。その為、しっかりと握ることことができます。逆手に持っても、順手に持ってもいい感じ。スイッチはテール部にあるプッシュ式のボタン。平らな電子式のスイッチですがクリック感もあり、操作性も上々。
常にHiモード点灯から始まり、点灯後に長押しするとオートストロボ点滅します。ワルサーらしいタクティカルな要素もあり、この手のライトを持ったことのない人には面白いと感じていただけると思います。

【調光は三段階 Hiモードスタート!】
PL60RS-6
テールスイッチを1回押すとHiモード、続けて押すとMidモード、さらに押すとLowモード、そして消灯となります。連続点灯させたのち、スイッチを1回押すと消灯するインスタントOFFスイッチ。
上記写真はIMR18650使用時のもの。Hiが500ルーメン、Midが200ルーメン、Lowが50ルーメンとなります。室内であれば50ルーメンでも十分に活動できそうなくらい。
ボディの熱はHiモードでは割とホットな感じ。Midは温い程度、Lowは全く熱を帯びません。連続点灯ならばMidがお薦めですね。

【極端には絞られないスポット】
PL60RS-7
ワイドとスポットの違いは確かにあります。しかし、手前に障害物などがある場合は割と周辺光の存在を強く感じます。極端に絞られる感じではなく手元から帯状に照らす感じです。完全なピンでの照射をするにはレンズが小さく、そこまで集光はされません。搭載されるLEDの大きさを鑑みても、妥当な配光なのかな?と思います。

PL60RS-8
さらに距離のある所を照らすとこんな感じ。やはり最スポットに絞った状態でも中心だけが明るく見える訳ではなく、割と広い範囲を照らしてくれます。強烈なスポット光を期待してはいけません。実用的に考えると20mくらいの照射距離が一番美味しいところのようです。

PL60RS-8 (1)
スモーク環境下では、しっかり絞られておりますが、実際には周辺光も出ており完全にピンで照らすようなライトではありません。ワルサープロシリーズがタクティカルラインと大きく異なるのはこういったマイルドな配光である点も特徴の一つだと考えております。極端に絞られた配光は確かに遠くに光を飛ばすことができますが、夜間の人間の裸眼では、頑張っても200m程度が限界です。その先に何を照らしているか?なんて、どんな明るいライトを使っても判別できません。
プロライトシリーズは、その名の通りプロフェッショナルが使うことを想定したライトです。使う目的、使う場所、用途によって要求は異なりますが、多くのニーズに対応できるだけの「必要充分」を備えていることがプロ系のライトでは必須のスペックだと思います。そう言った意味では、PL60はその要求に充分に応えることが出来るライトだと思います。