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●KLARUS(クラルス) 360X1 1800ルーメン (PSE充電池付き)
先日公開しました新商品、KLARUS 360X1のリポートをお送ります。

ヘッド直径30mm、全長140mm前後のライトがこのところ多くリリースされています。SUREFIRE EDCL2-TやE2DLU、ACEBEAM T36、OLIGHT M2T、またKLARUSからもすでにXT2CRがリリースされており、各社それぞれ多彩なラインナップという感じです。KLARUS 360X1も、全体の仕様で見ると同じセミコンパクトクラスのタクティカルフラッシュライトです。

コンパクトフラッシュライトの定番サイズといえば1インチ×5インチ(ヘッド直系25mm、ボディ全長130mm)という感じがしますが、それに比べるとややサイズアップしています。その一方で多くが2000ルーメン級の明るさを備えており、性能とサイズのトレードオフのように感じます。また従来サイズではやや無理があった電池収納サイズや放熱能力などが緩和されており、トータルでの性能アップは期待されるところです。

360X1もそうした要素を多く踏襲しています。流行のCREE XHP35 HDを使用し1800ルーメン。ボディ直径27mmと従来機に比べマッシブなスタイル。その分ボディ内壁は厚く、滑り止めのためのエラストマー搭載など性能を追求しています。これは賛否分かれそうですが、現場のプロが好む仕様です。


しかし360X1の最大の特徴は、やはり新機軸の360° RING SWITCHでしょう。このスイッチは中心部と周辺部がどちらもスイッチになっており、メインのON-OFFは中心部、モード切り替えとストロボは周辺部が担当しています。

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中心部を押すとTURBO 1800ルーメンで点灯。そこからクリック感があるまで押し込むとロックされ常時点灯が可能。この中心部を操作する限りでは、ターボモードにしかなりません。サバイバルゲームを含め、短時間の点灯と消灯を繰り返すようなタクティカルなシチュエーションでは重宝する機能です。

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一旦中心部スイッチで点灯させた後、周辺部をタップするように押すと、LOW〜HIGHの3段階のジェネラルなモードを使用できます。LOW 5ルーメン、MED 100ルーメン、HIGH400ルーメンと現代的なライトとしては低めに抑えられた3モードです。この辺りは明るめに設定されたACEBEAM T36と明確な設計意図の違いを感じます。どちらが優秀とはいえませんが、一般的にはKLARUS 360X1の方がデイリーユースには向いているはずです。

さらに長押しすると、点灯モードも消灯状態かも問わず瞬発的にストロボに入ることができます。これもACEBEAM系のオペレーションとは異なり特徴的な部分。

そしてこの仕様はKLARUSが得意とするデュアルスイッチの操作と似ています。360° RING SWITCHはその正当な後継機といえそうです。従来のデュアル式ではスイッチに方向性があり、好みの向きに合わせておく必要がありましたが、360X1ではその必要がなくなりました。トータルとしては非常に操作性が向上しています。

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ヘッド側はスタンダードなリフタイプ。深めですが口径も大きくなくLEDがCREE XHP35 HDですので、狭く濃厚な周辺光と、ワイドな中心光になるかと思います。

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1800ルーメンのターボ照射。前方一帯を明るく照らす、イメージ通りの照射です。到達距離は長めですがどちらかというとパワーで押しているライトでしょう。スタンダードな拡散系の配光と言って良いように思います。前方一帯を均一に照らし、奥行きにも対応できます。

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この濃厚な照射はスモークショットでも確認できます。周辺光は狭く、中心光はワイド。中心光に比べると周辺光が明るいのが特徴です。この配光は特に近距離での明るさ感が高く、見易さにつながります。

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その一方でLOWは5ルーメン。手元確認に使用しても眩しくありません。器用なライト、そんな印象がします。100ルーメンは歩行に十分、400ルーメンは自転車用途でも不足のない明るさです。


充電池搭載、充電機能搭載、それに伴いバッテリーインジケーター搭載。基本的なモダンライトの要素は備えていてソツがありません。KLARUSの新機軸、360° RING SWITCHを試してみたいのであれば、あるいはこのクラスのタクティカルライトを普段使いにもしたいのであれば、損はしないライトです。

●KLARUS(クラルス) 360X1 1800ルーメン (PSE充電池付き)