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WALTHER(ワルサー)SDL800 UVサブLEDつきマルチフューエルフラッシュライト
今回はワルサーSDL800をご紹介いたします。

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パッと見の外観は今流行りのサイドスイッチ付きタクティカルライトです。ヘッド直径は39mm、全長は149mm、まさにミドルクラスのタクティカルライトのサイズ。手に持った感じもしっかりと握りやすく、握った時にヘッド部分が拳よりも外に出るため安心感があります。ボディの質感は高いですね。把持部のチェッカリングは比較的滑らかで、素手で扱う人に向いているように感じます。

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SDL800の、このクラスのライトとしての個性は3つあります。一つ目はマルチフューエル対応であること。同梱されている18650用のスリーブと単四×3カートリッジを使い分けることで、単四アルカリ乾電池×3、単四ニッケル水素充電池×3、CR123A×2、18650電池×1の4通りの電池を使い分けることができます。電池のタイプによって明るさの設定がかなり異なりますが、乾電池しか入手できない状況では乾電池が使えるというのは実用上の重大なメリットです。

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もう一つはサブUVランプの搭載です。通常の白色LEDのリフレクターの外周部分に紫外線LEDの小型リフレクターを搭載しています。他のブランドではあまり見られない珍しい搭載方法。このため、メインLEDのリフレクタはヘッド直系の割に小さくなっています。

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とはいえ、近距離では中心光の存在感もあるしっかりとした照射。ヘッド直系1インチ程度のライトによく似ています。一般的にライトを使用する数十メートル以内であれば使い勝手が良いと思います。リチウム系の電池を使用した場合は700ルーメン台、アルカリやニッケル水素の場合は500ルーメンクラスの明るさ。電池によって設定が異なるとはいえ、実用上の差はないかと思います。このような設定の場合、影響が大きいのは高照度での時間ですね。

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サイドスイッチからダブルクリックでアクセスすると、LOWモードが使用可能。こちらは60〜120ルーメンと設定されており、明るめの手元足元用といったところでしょうか。真っ暗な場所でもストレスなく移動でき、天井や壁にバウンスさせることでそれなりの明るさを確保できる明るさです。

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LOWで点灯させる方法は個性的で、サイドスイッチのダブルクリック、そこからクリックごとにHIGH→OFFと移行します。また、消灯から長押しでUVへと移行します。

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その一方で、テールスイッチからアクセスはターボとストロボオンリー(長押し)です。銃器メーカーのワルサーらしく、タクティカルな操作が可能です。こうした操作系の独自性の高さが、一つの

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全体的に見れば、かなり実用意識の高いモデル。しかも、UVを使用するちょっとインテリな職種を意識しているように感じます。刑事系の警察官、自衛隊の化学防護部隊などのイメージでしょうか。使途がマッチするなら、このような多機能モデルは便利です。またその多機能性がタクティカル性を邪魔しない設定になっています。少しインテリなタクティカルライトSDL800、いかがでしょうか。


WALTHER(ワルサー)SDL800 UVサブLEDつきマルチフューエルフラッシュライト