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アカリセンターのHATTAです。本日ご紹介しますアイテムは、STREAMLIGHT消防用ライトの代名詞 ファイアーバルカンLEDをカスタムしたものです。H2TによるLEDの換装です。

ご依頼頂きましたお客様は、9年前にこのモデルを弊社にてご利用頂きました。業務用ライトして長年ご愛用頂き製品に対する絶大なる信頼を寄せております。他社のライトも沢山買ったけど、やっぱり自分にはこのライトが合っている、とのことです。この度、ファイアーバルカンLEDの後継であるバルカン180が登場したことで、買い替えいただきましたが、愛着あるファイアーバルカンLEDも延命させたいとのことで、LEDの換装と相成りました。

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9年の年月を感じる使い込まれ方ですが、これまでパーツの交換は一度もなく、充電池も未だ健在。エンドユーザー様の使い方次第のも部分もありますが、充電式ライトは頻繁に充放電させること。つまり使い込むことが、最もベストなコンディションを保つ秘訣と言えます。

大口径の樹脂レンズは傷やよごれが目立ちましたが、割れることのないポリカーボネート製。巨大な口径のスムースリフに小粒のLEDを搭載。集光系のライトとしては、最強の組み合わせです。オリジナルのLEDは恐らくラクシオン K2。3V系のLEDでございましたので、現行LEDでH2Tで手入るもので、パワーと光源の小ささで定評のありますOSRAM(オスラム)社のOSLON FLAT BFに載せ替えることになりました。オリジナルの配光を尊重し、より明るく、高効率な配光を目指しました。

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外観だけでは「単1か単2を使ってますか?」と間違われるオールドスクールなこのモデルですが、当時から内蔵充電池はリチウムイオン充電池です。非常に軽量で大容量。見た目以上に軽く驚きます。優れた集光性は発売から10年近く経つ今でも第一線級。多くの消防署やプラント使われております。

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そんなファイアーバルカンLEDの光源を載せ替えることは、以外と難し合ったようです。分解自体は非常にイージーに出来るSTREAMLIGHTですが、これだけ大口径のリフレクターを使用するライトの場合、「焦点距離」が肝となります。
リフレクターが浅く、小さいと概ねどんなLEDも上手くマッチング出来ます。特にリフの表面が凹凸のあるOPリフレクターならばなおさらです。しかし、大口径のスムースリフレクターは焦点を合わす位置が非常に厳密です。少しでもそれがズレると正常な照射が出来ません。

オリジナルとは多少色温度は異なりますが、焦点調整は完璧に再現することが出来ました。照射光をスモークマシンの煙で可視化するとその様子がよく分かります。真っ直ぐに太く伸びた中心光軸は、二層に分かれており、最も中心に当たる部分の光軸が狭いほど照射距離が稼げるようです。

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7mの距離で照射面の直径は20cm以下 
煙の中でも優れた透過性を発揮するには光軸を細く絞る必要があります。消防用のライトの真髄はその集光性にあります。小型化、ハイルーメン化とはまた別のベクトルを持ったストリームライトのバルカンシリーズが、10年目を迎える現在も支持され続ける理由の一つです。交換充電池も含めアフターパーツの供給に優れたストリームライトは、現場で日夜活躍するプロフェッショナルにとって心強い存在であることに変わりはありません。

H2Tのカスタムに関してご興味のあります方は、弊社ウェブサイトのお問い合わせフォームよりお問い合わせ下さい。