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アカリセンターのHATTAです。本日ご紹介するH2Tカスタム施工例は、SUREFIRE(シュアファイア)EB2をベースとしたものです。お客様のご希望は、16650形リチウムイオン充電池の使用を前提とし、それに伴うコンバータの換装と、LEDの載せ替えを行いました。
ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、16650形充電池についてご紹介します。こちらの充電池は、CR123A乾電池を2本直列で繋げたサイズの18650形充電池よりも一回り細いものになります。定格3.7V 満充電4.2Vの充電池です。SUREFIREのE系モデルは、ボディ径が細いので、ボアアップは出来ません。その為、細身の16650が選ばれることがございます。しかし、6V仕様となりますEB2に物理的に入れることが出来ても、電圧が低いので本来の性能を発揮出来ません。
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SUREFIRE EB2の核心部。三層式になっているんですね〜
そこで、オリジナルのコンバータは外し、H2Tのワイドレンジコンバータ(3-12V)に換装。これにより、定格3.7Vの16650充電池はもちろん、CR123A乾電池 x 2(6V)も、16340充電池 x 2(MAX8.4V)でもイケるようになりました。シングルアウトプットになりますが、様々な電源に対応したマルチバッテリーモデルにすることが出来ます。

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換装したLEDは、CREE XP-G2 3000K 90CRI 電球色の高演色モデルです。渋いチョイスです。出力は1.5Aなので、ほぼフルドライブ。明るさはオリジナルに迫るか、若干明るい程度のものに仕上がりました。低色温度の白色光。屋外利用でその効果を強く発揮する色温度です。

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オリジナルHiモード

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LED&コンバータ換装後

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CCTは定格よりも少し低めの2800K。CRI演色評価数は90を越えます。スペクトルを見ても、赤が潤沢に出ており、電球色らしい色合いかと思います。

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オリジナルのEB2に比べると、中心光はやや大きくなり、周辺光も明るくなります。少し前にご紹介していたより小型のXP-E2やOSRAM OSLON BLACK FLATの方が、オリジナルに近い鋭い中心光になるかと思います。しかし、明るさや高演色にこだわるのであれば、XP-G系が現在の選択肢として挙げられます。EBシリーズも既に発売から今年で5年。既に廃番しておりますが、スムースなボディデザインと優れた集光性が魅力の一本です。今後共、末永くお使いなすって下さい。

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