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アカリセンターのHATTAです。本日は、H2Tのカスタム施工例をご紹介します。これまでのカスタム施工例とは、ちょっと内容が異なります。従来は、LED換装のみ、または、LED換装&コンバーターの換装による抜本的な明るさの変更がメインでした。出力を司るコンバータを換装した場合、調光機能を殺すことになりますが、今回は出力調整による明るさの変更に挑戦しました。

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まず、カスタムの素材となるG2X-MVに関してご案内します。SUREFIRE G2X-MVは、Low/Hi切替可能なマックスビジョン搭載の新型モデルです。Low15ルーメン、Hi800ルーメンなのですが、これをLowを若干オリジナルよりも明るくし、Hiを200ルーメンまでデチューンし、且つ搭載LEDをCREE XM-L2のNW 高演色に変更するものでした。
ご依頼頂きましたお客様は、MVの配光を気に入っていらっしゃいましたが、それぞれの明るさの設定が、自身の使い方に合致しない部分があり、調光機能を活かしながら、Lowを明るくして、Hiを落とす依頼となりました。

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オリジナルHiモード 800ルーメン
非常にワイドで屋内であれば、効果の高い配光になります。しかし、かなり明るい設定でヘッドの加熱具合も、ランタイムもタクティカル寄りのものになります。ここまでの明るさが不要で、ランタイムにリソースを振りたい場合は、今回のカスタムがオススメです。

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カスタム施工後のLowモード
大きく、数値を変えたわけではありませんが、オリジナルよりも若干明るくなっております。Lowスタートといえど「もう少し明るさが欲しい!」という方にはピッタリです。

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カスタム施工後のHiモード
200ルーメンに明るさを落としておりますが、全然良いと思います。少なくとも日常使用がメインの方であれば、充分に使える明るさであり、そもそもG2X-MVのコンセプトであれば、これが正解のような気さえしてきます。まぁ、メーカー的にはセールスの都合上、新商品にも関わらず明るさをアップさせないという判断は、難しいのかも知れません。

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このカスタムの大原則となるのが、「オリジナルの明るさは越えられない」ということです。

出力調整に適しているモデルは、現行もしくは、直近で廃番になったモデル、もしくは、明るさを意図的に落としたい場合です。現行モデルは、基本的に「より明るく」というベクトルで作られますが、エンドユーザーのすべてがそれを望んでいるわけではありません。もちろん、メインストリームとなるルーメン上昇への流れは変わりませんが、各エンドユーザーが自分好みの明るさに変えられるカスタムというのは魅力的かと思います。既に廃盤になりましたが、G2XLEやG2X-FORのように、スタンダードモデルと比べて、Lowの明るさが少し違ったり、LowとHiの順が逆になるようなことが出来るとすれば、、、とても面白いことだと思います。

カスタムすることで、目に見えて実感できるような古いSUREFIREをお持ちで無い方も、これならば、自分好みにライトをカスタムすることが出来ます。カスタムの手法の一つとしてご参考頂ければ幸いです。

H2Tによるカスタムオーダーをご検討の方は、弊社のお問い合わせフォームよりご連絡お願い致します。