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アカリセンターのHATTAです。本日はH2Tによるカスタムをご依頼される際の「何をどうする」の部分をご紹介します。カスタムをご依頼される方の多くは古いSUREFIREのヘッドを持ち込まれます。そして、カスタムのベクトルは「最新モデルと同じか、それ以上の明るさにした!」のハイルーメン派か、「明るさはオリジナルと同じでも良いのでランタイムを伸ばしたい!」のランタイム派かの二つに大きく分かれます。他にも特殊な用途でのLEDの載せ換えをご希望される方も多いです。何れにしましても、古いLEDを取っ払って新しいものに交換し、高効率化を図る点は共通しております。

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前期型のKL4(L4のヘッド)のCREE XHP50.2 CWを載せたもの

基本的に明るさやランタイムに関する点で言えば、まずは何のLEDに載せ換えるか?という選択肢から入ります。カスタムの素体となるライトやヘッドの種類によって選べるLEDが決まってきます。3Vから点灯するもから、6Vからでしか点灯しないものなど種類は非常に多様で雑多です。外から見て分かるものが少ないので、どのLEDがイケるのか分かり難いです。弊社ではお客様のご希望に沿えるLEDが載せられるか否か、またそれがお客様の望む仕様になるかどうかをご提案させていただいております。

まず、LED換装だけで済ませるカスタムがあります。明るさを変える施工では最も安価で手軽なものです。メリットは以下の通り

・施工賃が安い
・オリジナルのコンバータが使える

「オリジナルのコンバータが使える」とは、Lo/Hi切り替えなどがあるモデルであれば、それを活かせるということです。モデルによってはコンバータに因らない調光システムを採用するものもございますが、多くのモデルはコンバータをH2Tのものに変えてしまうと調光出来なくなります。

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KL4(前期型6V系コンバータ)LED換装のみ XHP50.2 CW 

LEDだけを載せ換えても10年以上前のモデルであればかなり明るさはアップします。また、6V系のコンバータを載せたモデルであれば、それ用の新鋭LEDに載せかえることで飛躍的に明るくなります。リーズナブルで確実な明るさアップと高効率化が施せます。

しかし、デメリットもあります。それは「思うように出来ない」という点です。カスタムを施す以上、自分にとってピッタリの物が欲しいと思われる方にとっては、LED換装だけではご満足いただけないかも知れません。とにかく明るく!を目指すのであればコンバータの出力を上げる必要がありますし、その逆も出力を抑える必要があり、充分な効果は実感できません。

特に「比較的新しいモデル」を弄る場合は、コンバータの換装をしなければ大きな違いは現れません。明るさやランタイムなどの性能ではなく、光りの色を変えたいとか、高演色なものに変えたいとか、UV(紫外線)やIR(赤外線)などの特殊な光りが出るようにしたい、などの要望であればLED換装のみでも充分な満足が得られると思います。

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KL4(後期型3V系コンバータ)にLED換装&コンバータ換装し、 XHP50.2 CWを載せたもの

明るさはコンバータの出力で調整が可能です。どれくらいのアンペアを流すかで決まります。もちろん、搭載LED以上の性能を出すことは出来ませんが、メーカーが設定するギリギリのラインまではその数値を上げることが出来ます。

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XHP50.2の3000mA フルドライブ照射!IMR16340充電池 x 2本使用

最初にご紹介したLED換装のみの物よりも、かなり明るくなっているのが分かるかと思います。ただ、人によっては「これだけの差?」と思われるかも知れません。つまり、ご依頼されるお客様が何を重要視するかで感じ方が違ってくると思います。明るさなどのスペックに関わるカスタムを施すほどリチウムイオン充電池の使用が必須なるなど諸条件が追加されます。ですので、明るさ方向にベクトルを振りたい方は、カスタム費用の他にご用意するものが必要になることがあります。


まとめますと、、、
著しい性能アップではなく、不効率な旧型LEDを載せかえることが目的であり、オリジナルの機能を残したい方、特殊用途での方はLED換装のみでもOK。

「他に2つとない俺専用!」の拘りを持つ方は、LEDだけでなくコンバータも是非ご検討下さい。

H2Tのカスタムに関するご質問やお見積もりは、弊社のお問い合わせフォームより承っております。お気軽にお問い合わせ下さい。