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個人的に入手していた後期型KL3をH2Tカステムに出しておりましたが、本日戻ってきましたのでご報告したいと思います。

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今回H2Tに依頼したのは黒色のKL3。いわゆる後期型です。純正のSUREFIRE KL3は、小型エンジンのような放熱フィンを持つ初期型が有名で、後期型はあまり有名ではありません。
L5に搭載されていたKL5とよく似たのっぺりとしたデザイン。実は、細かく分けると後期型も後期前型と後期後型に分かれます。写真のKL3は、後期型の後型ということになります。ややこしいのは間違いありませんが、もはや流通していないので気楽なものです。仕事でそれに対応するとなると非常に大変ですが・・・(笑)
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後期型KL3の最大の特徴はグルグルメガネのような集光レンズでしょう。このレンズが一体如何なるものなのか?は、当初より気になってはいました。

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そのグルグルレンズが放つ光は、極端なスポット光。TIRらしく、ほぼ真横まで漏れる光を備えているのですが、なにぶん明るさがありませんので、非常に強烈なスポットと感じてしまいます。
ただ、当時はこうした光がLEDライトの最先端の一つでもありました。INOVAなどもTIIROSレンズを採用してスポット光にこだわっていました。懐かしい時代です。

当初の予想ではフレネルレンズ式のTIRだと思っていましたので、熟慮の上XP-L HIでオーダーしてみました。6500K、3000mAのフルドライブです。
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オリジナルのLEDと配光はほとんど変わらず、TIRらしい帯状の光のロングスロワーになりました。この時代のSUREFIREはライトの首部分に空間を持っていますので、モダンなライトと比較するとどうしても長くなってしまいますが、この口径としては非常に長い照射距離になるかと思います。6P規格のロングスロワーに特化したユニットが欲しかったので、大変満足しました。

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気になっていたレンズは、フレネルレンズではなく、どちらかというとLEDLENSERのレンズに近い構造のものでした。ということは、XP-L HIよりもXP-L2などのドームタイプのLEDの方が相性がいいことになりそうです。カスタムの際のご参考になれば幸いです。
ただ、H2TによるとKL3はKL5/KL6と並んで分解しにくいヘッドユニットとのことで、分解できない場合はカスタムをお断りさせていただく場合がございますので、その旨ご承知くださいませ。
また、今回はLEDが直接アルミの中間パーツに乗っている構造でしたが、モデルによっては樹脂製のキャニスターに乗っていることがあるそうです。その場合はキャニスター新造ということになり、お値段が多少アップしてしまうこともあるかと思います。

仕事柄H2Tのカスタムのサンプル品に触れる機会は多いのですが、自分の依頼品が上がってくると感動もひとしおですね。
もしカスタムしてみたいライトをお持ちでしたらぜひご相談ください。

カスタムに関するご相談は弊社のお問い合わせフォームより承っております。お気軽にご相談下さい。