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BIGBLUE(ビッグブルー)AL1200NP 1200lm ナロービーム 6500Kホワイト水中ライト
BIGBLUE(ビッグブルー)AL1200WP 1200LM ワイドビーム 6500K 白色光 水中ライト

BIGBLUEからダイビングライトの新作が発売になりました。AL1200WPとAL1200NP。
いずれも18650電池1本を使用する、ハンディサイズのライトです。

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型番からなんとなく推察いただけるとは思いますが、どちらも1200ルーメンで、AL1200NPがナロー(狭角)ビーム、AL1200WPがワイド(広角)ビーム。
ナロービームはスポットという表現をされる場合も多いようです。
首から下のボディは共通かな?

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AL1200NPのヘッドは細くて長め。光学系はリフレクター方式です。リフレクターはやや深めといったところでしょうか。
スムースリフレクターになっており、効率よく前方に光を集めます。

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配光は見慣れた感じがします。一般的なリフレクター式ハンディライトと大きくは変わりません。中心のスポット光と周辺光が同時に発生します。搭載LEDがCREE XM-L2ですし、陸上機で言えば割と拡散した中心光ということになります。周辺光はやや狭目。

ただ、水中では諸要件が少し違います。まず、減衰率が大きいため、周辺光は遠距離まで届きません。AL1200NPの場合、スポットライトを使っているような、中心光だけに意識を向ける使い方がメインになるかと思います。また、空気と水の屈折率の違いにより、レンズ周辺の光は中心側にやや曲がります。そのあたりからも、空気中で見るよりもスポット感が増すのではないかと思われます。

こうしたナロービームは多少離れた場所にいるものを示すのに使われます。また水中撮影の際、周囲と形状や色調が似ていてオートフォーカスが合いにくい場合には、ナロービームを当ててやるとピントを出しやすくなるそうです。

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一方、AL1200WLは凸レンズを採用しています。空気中では丸く均一な照射になります。LEDLENSERやGENTOSのワイドビームとほとんど変わりません。

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水中では凸レンズの機能はかなり失われ、さらに拡散することになります。使用素子はやはりCREE XM-L2。どちらかというとワイド照射に適したLEDかとは思います。

一般的にはダイバーはワイドビームを好むようです。夜間でも周囲を把握しやすく、ケーブダイビングの際などは特にワイドビームを勧められるようですね。
また全体を明るくするという特性から、カメラのフラッシュがわりにも使えます。

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ボディサイズは随分とコンパクトなイメージがします。水中ライトは基本的にごついイメージなのですが、SUREFIREあたりと変わらないサイズ感。
水中装備はウェイトを兼ねるために重く作られているものも多いですが、常時手に持つものはある程度軽いほうが疲れにくくて良いのかなという気はします。
重量としての重さと、質量としての重さは少し違います。どれほど水中での浮力のバランスが良くても、左右に振り回す場合には質量に比例して疲れ方、つまり酸素消費まで変わって来ることになります。


どちらもMAX1200ルーメンで、それ以外に3モード、合計4段階の調光機能を備えています。

Turbo : 1200ルーメン
HIGH : 600ルーメン
MED : 300ルーメン
LOW : 120ルーメン

LOW120ルーメンであれば、公称20時間持続します。多少光量低下などを考慮しても、十分な活動時間が確保できます。

モードの切り替えは、点灯直後のみ可能です。サイドにあるスイッチをクリックすると点灯。すぐにクリックをすることで、モードが順に変わります。あるモードで1秒程度以上連続点灯すると、次のクリックでは消灯します。比較的難しくない操作方法かと思います。

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ライト点灯中はスイッチ部分のインジケーターが常時点灯し、残量を教えてくれるのが嬉しいところ。
水中で急にライトの光を失った場合、パニックにもつながります。ただでさえ心理的にパニックになりやすい状態ですから、こうした機能は心強いかと思います。

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大光量・長時間照射を支えるのは付属する18650型リチウムイオンバッテリー。当店で確認しました限り、一般的なものであれば汎用品を使用できるようです。電池室のサイズ的な余裕は十分にあります。
接合部は太いダブルOリング仕様。伊達に100m防水ではありません。

accessories

AL1200NPとAL1200WPで多少異なるのがアクセサリー類。AL1200NPには赤色と黄色のフィルターが付属します。お値段自体は一緒なので、ちょっとAL1200WPの方がお得感がありますね。
いずれも充電器・充電池が付属しますので、これまで本格的にリチウムイオンバッテリーを使用していなかった人にも安心です。

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これまで水中ライトというと電池サイズの割には大型か、空気中の放熱が追いつかないほどの大光量でした。このところ陸上機としても使えそうなバランスの機種が増えてきましたね。
このサイズなら携行に問題がありませんし、明るさも十分に明るく、操作性もスマートです。
キャンプや登山などのアウトドアにも十分に活用できる仕様になってきましたね。
防水強化のハンドライトとしても需要はあるんじゃないかな。

新発売を記念して、バックアップライトにAL450WMを追加したお得なセットをご用意しています。水中の予備としてはもちろん、出先で乾電池を調達できるメリットがAL450Wにはあります。普段はお出しできないお値段になっていますので、ぜひお早めにおためしくださいね。


BIGBLUE(ビッグブルー)AL1200NP 1200lm ナロービーム 6500Kホワイト水中ライト
BIGBLUE(ビッグブルー)AL1200WP 1200LM ワイドビーム 6500K 白色光 水中ライト