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SUREFIRE(シュアファイア)6PX TACTICAL 600ルーメン 6PX-C-BK LEDフラッシュライト

今回もSUREFIRE の最新アイテムのご案内です。

6PX TACTICAL。
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6P ORIGINALから6PXへ交代した際には賛否両論あったデザインですが、なかなか精悍な姿をしています。
当時SUREFIREでは、タクティカルライトを抜き差しする際に引っ掛かることを懸念したようで、ナーリングのギザギザがないデザインが提唱されました。6PXのデザインもその方向性に沿ったものかと思われます。また、台頭する中国系メーカーをにらみ、加工数を減らして価格競争に対抗したい意図もあったのかもしれません。

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ボディに刻まれたフィンガーグルーブ。ボディに3本の溝が切られていますが、指3本をそれぞれ割り当てるのは無理があります。実際の使用では全く気にしないか、なんとなく引っ掛けて使う程度の溝です。神経質に指を合わせようとしても合わないか、非常に握りにくくなります。

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ボディの起伏はなだらかで美しい。なかなか悪くないものかとは思います。正直なところ、やはりチェッカリングの方が滑りにくいとは思いますが、当時の方向性を考えれば意図的なものということになります。より大型のP2Xはチェッカリングが復活していますが、6PXは少なくともしばらくはこのままのデザインのようです。

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指かけは意外と便利で、こうして親指でスイッチをプッシュする際にも役立ちます。ナーリングが鋭いモデルではちょっとやりたくありません。素手で扱うのであれば、ナーリング式のモデルよりも良いかと思います。

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このところ、1000ルーメンを超える大光量化が進んできたせいもあり、フラッシュライトも大型サイズに回帰しつつあります。そうした流れのせいか6PXは非常にコンパクトに感じます。握り込むとヘッド部分が手のひらからはみ出す、程よいサイズ。

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リフレクターはSUREFIREの伝統であるテクスチャードタイプ。よく「配光が広いのでは?」という質問をいただきますが、この回答には注意が必要です。周辺光部分は大きく広がることはありません。広がるのは中心光。やや中心照度が下がり、周辺部分が明るくなります。懐中電灯を多用する中近距離ではスムースタイプよりも見やすくなります。

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搭載LEDについては正式な発表はありませんが、XP-L系。従来のXP-G系と比較して数段効率がアップしたほか、発光面積が大きくなっています。これも中距離以内の視認性が高まる要素かと思います。旧6PX/G2Xとの比較したところ、リフレクターの深さも同一かな。

600ルーメンの明るさは10mクラスではまったく問題がない明るさです。主な使途がタクティカルなモデルなので、室内、廊下といったレンジで照射できれば、視認性が重視されます。その範囲でよくバランスをとったモデルだと思います。

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照射は非常に素直です。太めの中心光と、狭く濃い周辺光。モデル数が多い1インチクラスのリフレクタータイプのものと似た照射になっています。
5m〜10mでの中心光の広がりがほどよく、このくらいの距離を意識した設定に思われます。

霧の中での照射はこのような感じ。比較的ワイドな光ということで、霧の中の照射はやや苦手です。どのようなタイプのライトでも、濃いフォグの中で遠くを見通すにはライトを視線から離した状態で照射するのがベターです。そのような照射方法であれば、6PXも十分他機種に負けない視認性を出せるかとは思います。

新6PX旧G2X

G2X系との比較ですが、旧320ルーメンモデルと比較すれば確実に明るさはアップしています。中心光も広がり、使いやすさは向上しているかと思います。

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スイッチはタクティカルなモメンタリスイッチ。押している間だけ点灯、離せば消灯。クリックによる常時点灯ができないのが特徴です。

そんなの役に立つの?という人もいますが、このスイッチはタクティカルなシーンでは活躍します。指を離すだけで消灯できますので、ON-OFFの繰り返しが非常に楽だからです。フォワードクリッキースイッチでも同様の操作自体は可能ですが、実際に使用すると誤って押し切ってしまい、クリックがかかって消灯しないなど、ストレスがかかった状況では一段劣る部分がございます。

また、クリックスイッチは内部の部品が損耗するため、長期的な耐久性や、偶発的な故障の確率が高くなっています。確率論的な微小な違いですが、そういった部分もアドバンテージということになります。

連続点灯が出来ないと解釈する人もいますが、テールキャップを締め込んで行くとある時点で点灯します。日常的な軽負荷の使用には向きませんが、タクティカル性や耐久性を考慮する人であればお勧めしたいスイッチです。

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外観上の性能の変化はなく、性能上の性能も驚異的という感じではありません。ちょっと衝撃だったのが、系統上の変更。実は今後、旧来の6PX PROに該当するモデルがなくなります。6PX PROはG2X PROに統合されてしまい、6PX TACTICALのみが残って行くようです。逆に、従来モメンタリスイッチを搭載していたG2X TACTICALはモメンタリスイッチではなくなってしまいました。エントリーモデルとしての役割をG2Xに任せ、6PXはピュアタクティカルなモデルという位置付けになるのかな?

毎日ポケットに入れて持ち歩くにはやや大きいが、カバンの中やホルスターにつけるのであればなんとかなるサイズ。十分に使いやすく堅実なスペック。そして何より、保守的な機械的スイッチで高い耐久性を誇るモメンタリスイッチのモデルは少なくなってきました。「憧れのSUREFIRE」今もまだその感覚がライトマニアにあるのかどうかはわかりませんが、初めてSUREFIREを手にするのであれば、真髄を味わえるモデルかとは思います。

SUREFIRE(シュアファイア)6PX TACTICAL 600ルーメン 6PX-C-BK LEDフラッシュライト