IMG_9085

■ OLIGHT(オーライト)M2R WARRIOR ウォーリア CREE XHP35搭載1500lm LEDタクティカルライト

本日ご紹介するのはOLIGHT M2R。今年のSHOT SHOWで発表されてから、名称変更や発売の延期など紆余曲折を経て発売になった新アイテムです。いやあ、正直ナイかと思ってましたよ(笑)。最新のOLIGHTのフラッグシップの一本ということで、盛りだくさんな内容になります。こちらもアレですが、読む方も大変かと思います。お付き合いください。

01_mh12

外観はとてもマッシブなイメージ。ネットではボディ直径を1インチとしている記述を多く見ますが、当店計測では24.5mmほどです。ヘッドは1インチ=25.4mm。実測した方も数字を混同したかな?
一般的な1インチボディチューブよりもおよそ1mm細いわけですが、何度見ても、実測1インチのNITECORE MH12の方が細く感じます。

02_sleeve

ボディ全長は若干短い反面、重量では20g弱、M2Rの方が重いです。これはおそらく、各部の肉厚とアルミボディ内部に通っている導通用スリーブのせいかと思われます。嫌になるような重さではないですけどね。コンパクトに見える外観と相まって、不思議な感覚を受けます。

03_bezel

少しイメージが変わったベゼルリング。同じコンセプトと思われるOLIGHT M1Xのベゼルは抉る気満々のデザインでしたが、ずいぶん大人しくなりました。世相も考えれば、販売店としてはこのくらいがありがたいです(笑)。逆にSシリーズなどと比較すると少し象徴的。光量アップに伴い、消灯し忘れに対応したと思われます。

04_body

ボディの滑り止めの造形にも変更があり、細長い形状になりました。OLIGHTの伝統である、正方形チェッカリングはブランドイメージがあって悪くはなかったですけどね。新しいこのチェッカリングも滑り止めとしてはきちんと機能します。

05_tail

外観上、最も大きな特徴と言って良いのはこのテールスイッチ。まるでLEDLENSERのロゴ「◉」のような形状です。この部分はスイッチ兼、マグネットチャージャーの接点となっています。
06_charger

こうしてマグネットチャージャーを貼り付ければ即座に充電開始。電池の出し入れは結構面倒くさいですし、ほとんど毎日ライトを使う方には強くお勧めできる機能。電源はUSBポートですので、デスク周りなら困ることはないかと思います。これまでもマグネットチャージャータイプはありましたが、デザイン面でパッとしませんでした。これなら違和感はほとんどありません。

07_operation_tail

このテールスイッチは電子式ですが、生意気にも(笑)半押しで点灯します。機械式のクリックスイッチ同様、奥まで押すとコンスタントに点灯します。後述しますが、モードによっては半押しと全押しでライトの挙動が変わります。ちょっと面白いスイッチ。OLIGHTではサイレントクリックと言っていましたが、確かに一般的な機械式スイッチのクリック音よりはずっと静かです。

ライトの初期状態「スタンダードモード」では、テールスイッチは完全なターボオンリーで動作します。半押しでモメンタリ点灯、完全に押し込むとコンスタントに点灯するのは前述の通り。ACEBEAM L16 / L30と類似の操作になります。

08_enhanced

特徴的なのは、エンハンストモードを備えていることです。エンハンストは「強化された」という意味。ライトの消灯状態から、テールスイッチを完全に押し込んだ状態でサイドスイッチをクリックすると「スタンダード←→エンハンスト」がそれぞれ入れ替わります。

「エンハンストモード」になると、テールスイッチの挙動が変化します。半押しでターボはそのままですが、完全に押し込んだ状態ではストロボになります。いずれも押している間だけしか点灯できません。こうした尖った操作をブッこんでくるのはOLIGHTの特徴です。他社よりも一歩二歩踏み込んでくる姿勢は素晴らしい。

09_magnet

ちなみにこのテールスイッチにもマグネットが内蔵されていて、鉄板面に貼り付けて使用できますが、本体重量のせいで垂直面には自立できません。ズルズルと落ちて来てしまいますので、マグネットが使用できるのは天井面だけになります。

10_sideswitch

ヘッド側面にはサイドスイッチも搭載。まあ、最近の高機能ライトとしては当然という感じもしますけどね。
こちらは従来のOLIGHTのサイドスイッチによく似た感触です。こちらも「スタンダードモード」では、クリックで点灯、長押しで4段階に変化など、旧来のOLIGHT Sシリーズに似た操作になっています。ファンならすぐに馴染めるかと。

IMG_9113

搭載LEDはCREE XHP35。HDタイプですし、テクスチャードリフレクタですから、最初から飛距離は狙っておらず、手元足元〜中距離に重点を置いた設定。と言ってもMAX1500ルーメンですからね・・・。多少広めの部屋程度、余裕で照射します。


MAX1500ルーメン。
11_exposure_m2rIMG_9144

やはりワイドな配光。手元から広がり、奥まで均一な照射です。比較的大型のLEDに小口径リフレクターを合わせた配光は、愛用する方も多いものかと思います。

先ほど登場したMH12(1000ルーメン)と比較するとこんな感じ。
13_exposure_two


1000対1500では、劇的な変化はありません。しかし確実に向上しています。CREE XHP35は、明るさを除くとXM-Lとよく似ていますね。XM-L、XP-Lからの乗り換えであれば違和感少なく使っていただけるかと思います。

各モードの明るさは、下記のようになっています。

Mode 1:1500 (→700)
Mode 2:700
Mode 3:250
Mode 4:60
Mode 5:15
Mode 6:1

OLIGHTの特徴の一つが、LOW側のモードを重視していること。フラッシュライトを長く使う場合はLOW側を多用しますので好ましく感じます。

14_acce

OLIGHTの気合が入ったアイテムなんでしょうね、アクセサリも初期状態から充実。特にホルスターはライナー(内装)が柔らかな布地で作られており、悪くないと思います。コストをかけるところではないので、必ずしも素晴らしいと言えるレベルではありませんが、気遣いは伝わるかと。


15_grove

EDCとタクティカルを全力で融合しに来たようなライトだと感じました。類似の操作方法が同時多発的に新発売されるのは大人の事情も感じますが、確実に悪くない方向にブラッシュされているとは思います。

16_holster

サイズ的にポケットに入れるにはかさばりますが、ホルスターで腰につけるならギリギリかな。業務中のアイテムとしてみればむしろコンパクト。18650電池を使用し、LOW側が充実していて、テールスイッチでタクティカル・・・というモデルだけでも希少。マグネット充電も含めると限りなくゼロに近づきます。結構、理想を詰め込んだモデルになってるんじゃないかな。そしてその理想が空回りしていないモデルだと思います。

メーカーはこれまでもフラッシュライトにいろいろな多機能を詰め込んで来ていましたが、M2Rは淘汰が済んでようやく組み上がった一つの形、という感じもします。どんどん電子機器化していくフラッシュライトですが・・・、何処まで進んでいくんでしょうね。そんなことを考えさせられるライトです。
■ OLIGHT(オーライト)M2R WARRIOR ウォーリア CREE XHP35搭載1500lm LEDタクティカルライト