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ACEBEAM(エースビーム)K60 CREE XHP70搭載5000ルーメン フラッシュライト


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本日ご紹介するのはACEBEAM K60。比較的大柄なフラッシュライトです。
過去に取り扱ったライトでは、NITECORE TM16GTなどが類似のサイズかな。全長206m、ヘッド直径88mm、ボディ直径50mm。電池込みでの重量は800g。普段から持ち歩く猛者はそうはいないかと思われます。

NITECOREのタイニーモンスターシリーズは独特の四眼リフレクターが特徴でしたが、ACEBEAM K60の最大の特徴は搭載しているXHP70と、それを最大限活用するための大型リフレクター。

NITECORE TM16GT
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ACEBEAM K60
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ACEBEAM K60のように、素直に一眼の大直径リフレクターを搭載しているのは逆に珍しいかな?一般的なフルサイズタクティカルライトの直径40mmがかわいく感じます。

搭載しているCREE XHP70は非常に巨大な発光面積があるため、通常のフラッシュライトのサイズでは集光に非常に苦労します。それでは、この巨大なリフレクターの場合は・・・?

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意外と見慣れた感じかな?明るさは配光が見やすいように調整しています。個人的には、XM-L2やXHP35を使用した40mm程度の直径のフラッシュライトとよく似ていると感じましたがいかがでしょうか。

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半部ずつの写真で1000ルーメンと5000ルーメンを比較してみるとこんな感じ。
精密な計測が困難なため本当に5000ルーメン出ているかどうかはわかりませんが、1000ルーメンクラスと比較すれば「全然違う!」と言い切れるだけの明るさの差はあるかと思います。
前回ご紹介したX80と比べれば、光量は落ちますが照射距離は伸びます。照射距離を稼ぐためのリフレクター、そのためのボディです。

余談になりますがこのところ数千ルーメンクラス以上のライトを立て続けに見ているので、さすがに1000ルーメンクラスがかなり暗く感じます・・・。1000ルーメンといえば本来は日常生活では使い切れないほどの明るさなんですけどね。

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ACEBEAM K60の調光はリングセレクタ方式になっています。画像の赤く着色した部分を回転させることで6段階の明るさとスタンバイ、ストロボの各モードをスムーズに変更可能。操作系の使い勝手は好みにもよりますが、限界的な速度を追求しない場合は、リング式調光は非常に使い易いものの一つだと思います。そのぶんお値段が上がりがちなのが悩みどころですが・・・。

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このリング式セレクタにより、1ルーメンという非常に暗いモードも使用可能。
このクラスのボディサイズのライトで活用できるモードかどうかはわかりませんが、少なくとも技術アピールにはなるかと思います。これがMODE 1。

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MODE 2は50ルーメン。手元足元に最適です。50ルーメンでの使用時間はなんと60時間にも及びます。2.5日間の連続点灯が可能(公称値)。このサイズのライトで50ルーメンを常用するシチュエーションは考えにくいのですが、楽に歩行可能な明るさを長時間維持できるのは、防災などまで考慮すれば頼もしいかと思います。

その他には、700、1700、3400、5000の各モードを備え、合計6モード。HIGH側のモードを使い分けるシチュエーションがあまり思い浮かびません。十分に暗いモードを持ちながらも、ややHIGHよりの設定に感じます。MODE 3の700ルーメンでは人肌程度の発熱しかせず、ランタイムも8時間とされています。このモードの使い勝手は良さそう。

いずれにせよ、リングセレクタなら初めて扱う人でも迷うことなく使用可能。操作系としては一つの完成された形かな?という気もします。

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K60フォワードクリックタイプのテールスイッチも持っています。スイッチの周囲はガードが立っており、テールスタンドが可能。サイズとスイッチガードのため、軽快なON-OFF操作は望むことはできません。そのあたりはやはり、一般的なタクティカルライトの方が優れているかと思います。

このテールスイッチがメインスイッチとなり、物理的に回路を開閉するようです。リングセレクタでもOFF状態にできますがあくまでもスタンバイポジションであり、ごく微量ながら消費電力がかかります。長期間使用しない場合などには、クリックスイッチでの消灯をご利用ください。

それにしても重い。これで突入しろと言われれば「私物使っちゃダメですか?」と挙手したくなるかと思います。重量は電池込みでおよそ800g。ちょっとしたダンベル並みの重さがあります。

重さを代償として、放熱性の高さと電力の余裕はなかなかのもの。ヘッドに刻まれた放熱フィンも、このサイズならば効果もありそうです。
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現在の一般的な18650×1本タイプのライトでは、500〜700lm程度がフラットに維持できる限界。放熱の程度によってはさらに自動的にダウンしてしまいます。先述の通りK60の700ルーメンモードであれば、この時期の室内であればほとんど熱を帯びることなく数時間の連続点灯が可能です。「大きことはいいことだ」なんてフレーズが頭をよぎりました(笑)。

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電力を供給するのは4本の18650リチウムイオンバッテリー。どのメーカーもそうですが、この手のボディは加工後のエッジが残った状態です。電池の抜き差しには十分に注意してください。
カートリッジ式なので、4本の電池を順次装填する形になります。装填さえ間違えなければ、カートリッジの向き自体はどちらでも問題ありません。また、K70、X45、X80とそれぞれ互換性があるようです。類似機種でもカートリッジが異なるよりはありがたいかと思います。

防水性能はIPX8。落下衝撃耐久は1.2m。なかなかのものかと思います。しかし、ライトは無事でも、このサイズを落下させたら下のものは大ダメージになりますのでご注意ください。


このサイズのライトを常用できる人は多くないかと思います。消防などの作業支援では出番があったりするのでしょうか。道路を挟んだ向かい側から、10〜20階建ての屋上を楽に明るく照らすことができます。しかしやはり、ロマン砲のカテゴリかもしれません。XHP70×大口径リフレクタのライトはレアかと思います。なかなか濃い照射であるのは間違いありません。ぜひお試しください。


ACEBEAM(エースビーム)K60 CREE XHP70搭載5000ルーメン フラッシュライト