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BIGBLUE (ビックブルー) BLACK MOLLY 2 AL1800XWP 充電式 超広角 水中ライト

先日のCF450に引き続き、BIGBLUEのアイテムに新色追加のお知らせです。BLACKMOLLY2。クールホワイトとニュートラルホワイトの使い分けが可能、水中でも操作ができるスイッチを搭載した明るいモデルです。

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登場した新色はパープル&シルバー。艶やかな紫と、多少マットなシルバーの組み合わせです。やはり水中をイメージさせるカラーリングかと思います。シルバーもただの銀ピカではなく、落ち着いた色調になっています。大人な雰囲気のあるシルバーです。

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基本的な仕様変更は新色の追加だけのようです。搭載LEDもXM-L2のまま。BLACKMOLLY2はリフレクターを持ちません。H2T 「燈」と同じように、前方180度をドパッと照らすような配光になっております。
さらに、BLACKMOLLY 2の特徴として、クールホワイト・ウォームホワイトの切り替え可能が挙げられます。隣接して設置された4つのLEDのうち、2つがクールホワイト、2つがニュートラルホワイト。中心からずれている部分が光ることになりますが、リフレス構造のためまず気になることはありません。

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MAX1800ルーメン。世間的には熱くならないイメージのLEDですが、このくらいのパワーのものを手のひらに近づけた状態で点灯すると、数秒もしないうちに「あっち!!」となります。熱伝導ではなく、純粋に光のパワーだけで十分に熱いのです。くれぐれも、机などに伏せた状態で点灯しないようにご注意願います。さすがに水中ライト、陸上での放熱や用途は考慮されていません。HIGHモードでの連続点灯自体、陸上ではおやめになった方がよろしいかと思います。

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なかなか良いのがこちらのニュートラルホワイトモード。色温度がやや下がり、カメラのフラッシュやLED照明でよくある青白い雰囲気がかなり緩和されます。それほど演色性が高い仕様のLEDではありませんが、多少ながらCRIも上がり、スペクトル分布も赤寄りになるため、鮮やかに色味が再現されやすくなります。

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この広がる光は水中での広角撮影に非常に便利。一般的なカメラの画角よりも広く照らすため、フィッシュアイレンズなどを使用しない限りは光が見切れることはないかと思います。昨今ではOLYMPUS STYLUS TG-Trackerのような、気軽に撮影できる水中カメラも増えているため、使用していただく機会が増えているライトです。

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操作系も、100m防水を標榜しながらもサイドスイッチを実現。これも人気のある仕様だそうです。確かに、視覚的にスイッチが存在した方が操作を迷わないというメリットはあるかと思います。水中で100m潜ると10kgの力が1平方センチにかかります。この小さなボタンにも数キロの力がかかることになります。それを思うとかなりの技術力。と言っても決して押しにくくはありません。操作はやや重めですがスムーズ。陸上用ではないことを考慮すれば、十分な操作性かと思います。電池残量に応じてボタン自体が発光し、電池残量を知らせます。

操作もシンプル。点灯後すぐに、クリックを繰り返すと、

クールホワイト HIGH → MED → LOW → ニュートラルホワイト HIGH → MED → LOW → OFF

の順で点灯します。中華系ブランドでよくある、モードメモリはなく、常に点灯以後この順番で変化します。モード変更から1秒程度間をおくと、次のクリックでは消灯します。ちょっと冗長な感じもしますが、混乱することはないかと思います。

消灯状態からダブルクリックで赤色LED×2灯が点灯。
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独特の世界。水中ライトの世界では、赤色は魚に逃げられないように対象を照らすのに使用します。魚類が赤色の認識が弱いことを利用し、そのまま撮影するわけではなく、アングルやロケーションを確認するのに使用します。一般的な哺乳類は緑色の認識が弱いなど、生物によって光の受容性に違いがあり、小ネタとしては面白いかと思います。

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3種類のLEDを使い分けられる、弩フラットな水中ライト。日常生活で活用するのは難しいライトですが、水中では本領を発揮します。明るく上品なパープル&シルバーで、よりスポーティなイメージを増しました。従来通りブラックも併売になります。精悍なブラック、スポーティなパープル&シルバー、どちらもご愛顧くださいませ。

BIGBLUE (ビックブルー) BLACK MOLLY 2 AL1800XWP 充電式 超広角 水中ライト