MAIN


GENTOS (ジェントス) EX-136S LEDランタン 単三電池6本使用

EX-136Sは、単三電池を6本使用する、滑らかなデザインが魅力のランタンです。鼓型、というのでしょうか、胴体の中央部がくびれたデザインです。全体のサイズは、直径8cm×高さ14cmほど。ランタンとしては比較的コンパクトなサイズながら、単三電池を6本収納します。電池の重量もあり、ずっしりとした印象がします。しかし、実際には水よりも軽く、水面に落としても沈下しないフローティング機能になっています。これに合わせて本体もIP67と防塵防水性能に優れています。IPX7相当であれば、多少水に触れるような場所でも不安がありません。ただ、水中使用を想定している防水等級ではないので注意が必要です。

IMG_9656

バッテリーは底部の黒い蓋を回して挿入しますが、その入れ方は非常に独特です。説明するのが難しいこともあり、表示に従って入れてください。電池の表示は6本のバッテリーに囲まれた中央部に存在します。あるいは、バネのある接点にマイナスが来るように入れれば大丈夫です。・・・が、これを薄暗い野外でやるのは非常にホネだと思います。見えている回路から判断する限り、直列が2組、並列が1組。内部ではどういう処理になっているのか?ちょっと類を見ない気がします。

IMG_9659

この構造もあって、バッテリーの嵌め合わせには方向性が存在します。蓋と本体側にある、赤い矢印を合わせる・・・のですが、厳密には矢印近辺にある凸と凹を合わせます。ここが噛み合わない限り、ネジを締めこむことはできませんのでご注意ください。

この底部パーツと、ヘッド側のフタに当たるパーツはラバー/シリコン素材になっています。落下することがあっても、壊れる可能性は低くなっています。ランタンとしては嬉しい機能。保証されているわけはありませんが、製品スペックとしては2m落下試験に耐えます。

IMG_9666

点灯・消灯は本体中央部のメインスイッチで行います。クリックで必ずHighモードで点灯。その後クリックを繰り返すたびに、High→Mid→Eco→キャンドル→消灯と遷移します。モードメモリや時間制限といった機能はなく、非常にシンプルな操作系。フラッシュライトよりも多くの人が手にするランタンとしては、これで正しいかと思います。

IMG_9661

点灯は電球色。暖かみのある光です。好みにもよりますが、野外で食事を前提にするような場合には特に、電球色の方が好まれるかと思います。あくまでも一般論ですが昼白色よりも演色性が高く、また赤みが強いため、食品を美味しく見せる効果があります。シェードは全面フロストタイプで、眩しさがありません。机に置けば、ほとんど真下まで影が出ず、多重影も発生しないため非常に目に優しい感じがします。あくまでも個人的な好みで言えば、フロストの方がランタンには合っているかと思います。

IMG_9651

本体上部と下部に、吊り下げるためのハンドルとカラビナを装備。上部のハンドルはオーソドックスな形状。本体の方へ回転させてコンパクトに収納できます。
IMG_9654

IMG_9664

底部の方はフォールディング式のカラビナになっています。カラビナの先端をホルダーから外して底部パーツを中央まで引っ張れば固定されます。なかなか面白いギミック。底部の方にもフックなどがある機種は、テント内で逆さに吊って使用するのに効果的。光源が下を向くため、より明るくすることができます。

IMG_9665

なかなか「悪くない」ランタンです。電池も気軽に手に入る単三電池、コンパクトで軽く、防塵防水&フローティング機能。オートキャンプよりも、登山を伴うようなちょっとハードなシチュエーションに向くかな。軽いこと、防水性が高いことはアウトドアでは正義かと思います。


GENTOS (ジェントス) EX-136S LEDランタン 単三電池6本使用