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アカリセンターのHATTAです。本日はH2Tによるカスタム施工例をご紹介します。カスタムベースとなるライトはSUREFIRE P2XT FURY TACTICAL。搭載LEDはCREE XM-L 500ルーメンシングルアウトプット。すでにこのデザインのボディは生産終了しております。今回のコンセプトは「ランコストとランタイム重視のタクティカルライト」です。今回のアイテムは弊社のデモ機になります。

主な仕様は以下の通り。

・ライト本体のボアアップ 18650使用可
・A19互換エクステンション2本をボアアップ
※上記二点の施工により18650形充電池2本直列での使用を図ります。

・LEDをCREE XP-L Hi NW に換装
・コンバータ換装 明るさが200ルーメン程度になるように出力抑制
※新鋭のLEDと換装し、高効率化を図りユーザーが充分と思う明るさまで出力を落として発熱を抑えております。

ヘッドベゼルが寂しかったのでH2TオリジナルのPON樹脂製のベゼルに交換
H2T (エイチ・ツー・ティー) 樹脂製カスタムベゼルリング 分解交換サービス

ボディに付いたTHYRM タクティカルリングはボディが長くなるため持ちやすくする為に付けました。

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FURYのリフレクターとXP-L Hiの相性はかなり良いです。鏡面加工されたスムースリフではないのでそこまで絞られた感はありませんが、周辺光の明るさも充分に欲しかったので結果オーライなものでした。

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18650充電池が2本入ると流石にボディが長いですね。設定電圧 3-9vなので18650充電池以外にも様々な電池が使用可能です。マルチバッテリー化も狙いの一つです。

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エクステンションボディを外して使用も可能。エクステンションを1本にして3セルサイズでも使えます。正直、18650での使用がメインとなるかと思いますが、災害時など給電できない状況で乾電池が使えるのはポイントが高いかと思います。

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元のライトはタクティカルですが常時点灯を前提としております。ボディが少々長くても順手持ちではあまり気になりません。200ルーメンという明るさですが、昨今の1000ルーメンを軽く越えるようなライトがたくさんある現在では見劣りするように思えます。しかし、純粋に懐中電灯の明るさとして200ルーメンは必要充分以上の明るさです。また、連続点灯させようとすると1000ルーメンの明るさはこのサイズのライトでも微妙です。ボディは結構熱くなりますし、さほど連続点灯時間も稼げません。

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アウトドアで効くこの色温度が素敵

実際に連続点灯させますとほとんど発熱せずに安定した初期照度を維持し続けます。元の明るさを知っているので確かに暗くなったな、、、と少し寂しく思う部分もありますが(笑)、点灯しっぱなしで使えることの「心の余裕」と「安心感」はかなりのメリットです。気兼ねなく、充分明るいと思える明るさをシングルアウトプットで使えるという目的は充分に満たせていると思います。

搭載LEDのおかげで中心光も明るく、周辺光も充分に広く感じました。手元だけを照らしても酷く眩しくは感じませんし、10〜20m辺りでも充分に照らせる能力があり満足できるものでした。

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カスタムベゼルですが、今回は全3種を作成していただきました。「オリジナルに比べて質感はどうだろう?」と少し心配しておりましたが、意外と親和性が良いと言うか、違和感のないものでした。しかも、本来の目的であるレンズの保護という点ではアルミよりも柔らかいので衝撃を緩和するバンパーとしての性能は優秀だと思います。今回はFURYでしたが6Pやその他のSUREFIREでも製作を承ります。また、施工後はお客様のご希望がない限りネジロックで固定はしません。オリジナルに戻すことも可能ですし、別のカスタムベゼルに着せ替えることも可能です。LED換装と同時にやると費用が安く済みますのでご興味のある方はお試し下さい。

OLD SUREFIREでなくても性能もイメージも自分好みにカスタムできます。最新の性能を追い求めるのもロマンですが、自分に合ったスペックに合わせてみるのも「特別感」があってよいと思います。セミオーダースーツみたいな満足感が得られると思いますよ。

カスタムなどに関するお問い合わせがあれば弊社お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせ下さい。