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アカリセンターのHATTAです。先日かなり使い込まれたSUREFIREの6P LEDをご紹介しましたが、今回はG2Xの搭載LEDがお亡くなりになる直前の物をご紹介します。すべてのLEDライトがこのような状態を迎えるかは分かりません。しかし、傾向の一つとして上記のように琥珀色(アンバー)に変色した修理依頼品を何件か見ました。まるでLEDを載せ換えたのではないかと思えるほど絶妙でノスタルジックな琥珀色の光りを放つG2X。もちろん、元は白色光のLEDです。

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末期のLED素子 よく頑張ったね、と言いたくなります

一般的にLEDライトが「壊れる」場合は主に3つの原因があるように思えます。一つはスイッチが物理的に破壊されたもの、二つめが衝撃等による配線、半田の断線、そして三つめにLEDの寿命があります。この中で最も故障報告が少ないのがLEDの寿命です。報告事例が少ない理由としてそれなりの期間稼動し続けたアイテムに起こりえることなのでメーカー保障期間が切れた為、「あきらめた」方も多いかと思います。なので、実際の状況はこちらでも完全に把握することが出来ないのですが「長寿命」なのがLEDの特徴なので弊社のデータが大きく間違っているとは思えません。

逆に言えば、天寿を全うしたLEDライトを見る機会は少なく、こちらのライトのように今際の際に立っているライトを見ることは大変珍しいことです。

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修理のご依頼のあったライトはこちらのG2X。ボディが樹脂なのでアルミのボディに比べるとヤレ感が少ないですが、新品よりも滑々したボディは長年ユーザーの手に馴染んだ証拠です。ただ雑に扱われたのではなく、大切に扱われながらもちゃんと仕事をしていたことが伺える状態です。
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スイッチカバーの中心部が裂けるのも間もなくかと思います。こちらもベテランライトでは良く見かけるもので滑り止めの凹凸が完全に無くなっております。

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このような状態でもSUREFIRE社の製品であれば添付される保証書を用いて無償修理を受けることが可能です。実際修理は国内ではなくアメリカ本国に戻されて修理を受けるので修理完了に数ヶ月を要することが一般的です。しかし、既に保証書を失くされていたり、もしくは購入者以外の方から譲渡されたライトは修理保証が受けられません。

弊社ではそういった方の修理も有償にはなりますが承っております。ただ、LEDの載せ換えやスイッチ交換まで入れるとG2Xの場合は新品を買うのと遜色無いほど費用が掛かってしますが使い慣れた道具を手放さずに済みます。現在修理、カスタムのご依頼が多く少々御時間を頂いておりますがお預かりから返送まで3週間を越えることはございません。カスタムだけでなくSUREFIREの修理見積もりも致します。お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせ下さい。
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※弊社は8月11日〜16日まで夏季休暇を頂いておりますのでその間の荷受、出荷が出来ません。カスタム、修理依頼のご依頼品があればお早めのお問い合わせをお願い致します。