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SUREFIRE (シュアファイア) R1-A-IB LAWMAN with IntelliBeam 自動調光 充電式 LEDフラッシュライト

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SUREFIREのハイエンドモデルの一つ、R1-A IBが入荷しましたのでご紹介したいと思います。R1はヘッドとテールの双方にスイッチを備えた充電式のモデル。IBはP2Xなどの派生モデルとして投入された、自動調光機能を意味します。パッケージにある英語をそのまま読むとインテリビーム、なかなかイケ好かない感じのネーミングです。

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リフレクタ内部のインテリセンサーで反射光を検知して自動調光する機能を指します。過去にP2Xの記事でもご紹介していますが、一般的な状況であれば、主に反射光に影響されて照度調整を行います。

high

このように、机の上での点灯状態から、

low

白い反射板を下ろして中心光を反射させると、光量が落ちるのがわかります。倉庫などで使うと、左右の壁や商品を照らすたびにふわりと減光します。遠方、足元、手元と、全く調光する必要がない新感覚のライトです。

その反応はどうなの?!というところが気になることと思います。反応性は悪くなく、幻惑された感覚がないほど一瞬で反応します。「使い物になる」反応速度。壁に照射したまま近づいていくと、ジワジワと減光していく様子が確認できます。相変わらず面白い機能です。初期のインテリビームに比べると、反応も良く調光もシームレスになったように思います。断言はできませんが、以前はもう少しぎこちなかったかな。メーカーの方でも努力を続けているのが伺えます。

照射

大口径のテクスチャードリフレクターということで、その照射は手前から奥まで滑らかにつながる見やすい配光。絶対的な分類としては狭角かと思いますが、スポットと周囲の明るさの差が少なく、違和感の少ないものです。P2X、P3X、P1シリーズなどをお持ちの場合には、イメージしていただけるものかと思います。有効開口径を反映してもう少しスポット気味かな。

body

ボディのデザインは最近のシュアファイアという感じですね。初期の6PX系からやや原点回帰し、ナーリングを再装備。個人的には良いデザインと思います。特にR1は他のハンドヘルドシリーズと比較してボディが大きく、重量感・剛性感を感じられます。

handling

日々携帯するには大きすぎる・重すぎるサイズですが、業務で手にして巡回するような場合にはジャストサイズ。夜中に巡回で使用するような場合には、このくらいのサイズ感の方が安心感があるかと思います。「ライトを使わずに常時携帯」の業種の方、例えば整備や工事などで、くらい部分だけを照らす・・・という時にはコンパクトさが必要ですが、事務所から持ち出して常時使用、というような夜間の警備などのイメージの場合には少し大きめの方が扱いやすい面もあります。

charge

さらに、ノーマルR1同様、チャージャーによる本体充電が可能。これも業務には最適な機能です。巡回や日々の業務が終了したら、ACアダプターを挿しておくだけですぐに使えます。

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充電池は専用のブラックのもの。外観は違うものの、ノーマルR1と互換性があるとのこと。差込側に3つの接点、リアに1つの接点を持ちます。「普通の18650でいいじゃん」という声も聞こえてきそうですが、最近のライトの高性能化に伴い、電池の方も多機能性を求められるようになってきています。中国系メーカーの一部の機種では、プラス極側にもマイナス接点を持っているタイプや、そこからさらに発展して機種を制限するためのリミッターがついていたりします。大容量を必要とする機種に対応外の電池を投入しても規定以下の出力しか発揮されません。

SUREFIRE R1の場合も、機能や構造から逆算すると
・テールスイッチを経由する電流
・ヘッドスイッチを経由する電流
・充電電流
・電池識別または電圧把握のための電流
といった複数の異なる電流を制御する必要があり、その関係で複雑なバッテリー構造になっていると思われます。例えば、ノーマルR1のCR123A用カートリッジを装填しても充電電流は流れないなどの、安全制御に活用されています。

この電池の装着は内部の接点を合わせる必要がありますが、とりあえず差し込む方向だけ間違えずに投入し、中で回転させればハマります。それほど神経質になるものではない・・・のですが、

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取り出しはやや面倒です。シルバーのクレードルを立ち上げて引き出せばいいのですが、これを立ち上げるのには器用さが必要。金属製の尖ったものは使用するな、と取扱説明書にも書かれており、取り出しにはなかなか難儀します。電池の寿命が来るまで取り出す必要はないよね?という設計思想が伺えます。

充電器は車載用シガーソケットタイプと、AC電源タイプの2種類が同梱されています。ACアダプターには様々なコンセント形状のソケットも同梱。ハイエンドモデルらしい至れり尽くせりの内容。

操作方法は、ノーマルR1と比較してもぐっとシンプルになりました。ヘッドのスイッチの操作では、最初のクリックでインテリビームモードで点灯。1秒程度以内にもう一度クリックすると、ハイパワーモードになります。各モードで1秒以上点灯してからもう一度クリックすれば、消灯です。

テールスイッチの方は、6P ORIGINALのようなシンプルなプッシュスイッチになっていて、間欠点灯をメインに想定されたもの。押している間だけ点灯します。持続的に点灯する場合には、6P同様にテールキャップをねじ込んで点灯させます。ま、持続的な点灯が必要でしたら、ヘッド側のスイッチで制御する方が無難ですし自然かと。

テール側のスイッチは、タップ(短時間のプッシュ)からの点灯でモードを制御できます。タップなしで点灯した場合はインテリビームモード、1タップ+点灯でハイモード、2タップ+点灯でストロボモードです。1秒程度以内に次の操作を行うとハイモード、ストロボモードに入ります。

どちらのスイッチの操作であっても、LOWやMEDのモードがなく、全てをインテリビームで対応しているのが特徴。この割り切りぶりはさすがSUREFIREという感じもします。また、ヘッドスイッチで点灯させた後、テールスイッチの操作でHIGHモード、ストロボ、OFFの操作が可能です。ヘッドのスイッチを操作して巡回中に、対象者と遭遇した場合でも素早くタクティカルな操作にシフトできます。


ちょっとお値段が高いこともあって、気軽におすすめというわけにもいかないのですが、ライトを普段使わない人が使用するにはこれ以上ないほどシンプルなモデル。一度点灯すれば、遠距離から足元、手元までインテリビームにお任せで対応できてしまいます。充電機能も備えランニングコストもかからず、バッテリーを除き保証もしっかりしています。業務での使用には文句なし。
インテリビームや、さすがSUREFIREと言いたくなるボディの質感など、マニアも楽しめる仕上がり。ま、このお値段のSUREFIREですからね。当然の貫禄といったところでしょう。



SUREFIRE (シュアファイア) R1-A LAWMAN with IntelliBeam 自動調光 充電式 LEDフラッシュライト