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GENTOS(ジェントス) EX-234D 単三電池4本使用 LEDランタン

本日ご紹介するEX-234Dは、単三電池を4本使用するLEDランタン。非力なイメージが強いアルカリなどの単三電池ですが、4本集まると18650電池に近い電池容量になり、なかなか侮れないパワーになります。ハンディライトでは単三電池を4本も使うと大きさや重さが気になってしまいますが、そもそも置いて使うランタンではむしろコンパクトサイズになります。

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EX-234Dは単三乾電池4本をカートリッジに装填します。装填する際に、1本ずつプラスマイナスを合わせる必要があるのはもちろんですが、ちょっと珍しいのは、カートリッジを本体に装填する際にも方向性があります。電極が片側にあるため、電極がある側を先に装填する必要があるのはもちろん、カートリッジには出っ張りがあるため回転方向についても向きを合わせなければ装填できません。そのぶん誤装填をすることはない構造になっています。

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EX-234Dの最大の特徴は、白色LEDと暖色LEDを6個ずつ搭載し、12個併用、白色6個、暖色6個で3種類の光色を実現していること。LEDの光色を写真で再現するのは難しく、上の写真も参考程度ということになりますが、いずれもランタンの光として不満のないものです。緑がかっていたり黄色がかっていることはなく、すっきりと素直な色になっています。

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類似のタイプのライトをお持ちの方は賛同していただけると思いますが、白色LED+暖色LEDで実現した光は、なんとも言えない「いい色」になります。高演色LEDのような見やすさとも違い、「なんかいい色だよね」と言いたくなる、豊かな色調。クールホワイトLEDとニュートラルホワイトLEDを搭載したSILVA TRAILRUN 2と似たような感覚です。GENTOSの最近のランタンは、相次いでこの仕様を採用してきています。従来の電球色あるいは白色LEDだけのものよりもナチュラルで鮮明な雰囲気を味わえるかと思います。


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バッテリーインジケーターを兼ねたスイッチボタン。クリックで点灯、点灯後5秒以内のクリックを繰り返すことで、白色(300ルーメン)→昼白色(180ルーメン)→白色(140ルーメン)→キャンドルモード→白色(300ルーメン)→・・・・と移行します。
キャンドルモード以外のモードでは、ボタンの長押しで明るさを調節することができます。ただ、ちょっと長めの長押しが必要で、4〜5秒押すつもりで操作してください。

消灯は、5秒以上待ってからクリック。普通に使っているぶんには全く問題がないかと思いますが、点灯直後に消灯したくなった場合、中華系のライトの感覚でクリックをしまくっても、消灯できませんのでご注意ください。落ち着いて5秒待ってから、満を持してクリックすれば消灯できます。ちょっと他ブランドでは見かけない操作方法ではありますね。全体的に、ゆっくりしか操作できないユーザーでも問題がないようにという設計意図かと思われます。

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ボディは白い樹脂をベースにグレーのラバーで覆った構造になっています。はっきり言って高級感はありません。が、しかし、メーカー公称で4m落下に耐えます。本体が軽いこと、衝撃を吸収する分厚いラバーが有利に働きます。外観や雰囲気をきにする方には向かないかと思いますが、アウトドアなどで実用する場合には好ましい仕様。防塵・防滴構造になっており、多少の砂埃や雨がかかる程度であれば問題なく使用できるのもうれしいポイントです。

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一応ご紹介しますが、、、底面には折りたたみ式のフックが付いています。かなり細めのもので、正直いるのかどうか・・・。付属品としてS字フックも付いてきますしね。ただ、確かに、ひっくり返した方が下方への光は増加します。と言っても、どのみち真下には直接は光が向かわない構造ですが・・・。

ランコストが安い単三電池を使用し、大部分をラバーで覆われ、軽量でタフ。実用性に富んだランタンです。1つ持っていても不満のないアイテムだと思います。


GENTOS(ジェントス) EX-234D 単三電池4本使用 LEDランタン