main_g2zmv


SUREFIRE(シュアファイア)G2Z-MV G2Z CombatLight MaxVision コンバットライト マックスビジョン

SHPTSHOW 2017で発表され、話題になっていたSUREFIRE G2Z-MVがようやく再入荷。前回はあっという間に日本から在庫がなくなっていたため、ようやくレビューできるようになりました。

この商品の型式はG2Z-MV、SUREFIREのサイトに掲載されている名称は

G2Z COMBATLIGHT with MaxVision

と、なっています。
古くからのSUREFIREファンであればお気付きの通り、G2Zはキセノン時代からある古いモデルの型式。直近のモデルはLEDを搭載した固定ヘッドになったG2ZX。それなのにG2ZX-MVではなくG2Z-MVなのです。
そして従来のノーマルタイプ(G2/G2X)→コンバットグリップタイプ(G2Z / G2ZX)という発売順序ではなく、いきなりのコンバットグリップタイプとなりました。ちょっと今後の他のモデルの展開も気になってしまうネーミングと仕様です。


IMG_9871

"G2Z"-MVと言いつつ、グリップから下の構成はG2ZXそのもの。さすがに旧型G2Zとは違います。このコンバットグリップは、ゴムに指をかける旧来のグリッピングとともに、くぼんだ部分に指をかけるグリッピングも可能。コンバットグリップは本来は拳銃との併用を考慮した設計ですが、夜道を歩きたいときなどに指に引っ掛けておけば意識して握る必要がなく楽チンです。

IMG_8164

ランヤードのクリップは鋼線によるものになりました。グッと強めに押して隙間を作り、ランヤードに装着します。ランヤード自体もネックストラップではなく、ハンドストラップサイズとなりました。コンバットライトというコンセプトから見れば、正しい選択という感じはします。

スイッチはクリックタイプ。コンバットライトというとモメンタリのイメージがありますね。とは言えSUREFIREのクリックスイッチは良くできており、コンバットグリップしている最中にクリックさせようと思うと、意図的に押し込む必要があります。

IMG_8155

もっとも大きなG2ZXとの違いは、MaxVisionマックスビジョン仕様となったヘッドベゼルでしょうか。一般的には口径に合わせたリフレクターやレンズを搭載するものですが、G2Z-MVは口径の割に小さなリフレクターになりました。

IMG_9874

そのリフレクターは段つきの小型のもの。同じくMaxVisionを名乗るE1B-MVも同様のリフレクターです。このリフレクターの設計が意図するところはわからないのですが、結果的に非常に太いスポットが特徴的な配光になっています。

IMG_9875

一般的なリフレクタータイプのライトとは異なる照射。通常は、中心光がもっとくっきりとした光の筋を生み出します。MaxVisionの中心光はなだらかに繋がり目立ちません。

中心光がワイドなぶん照射距離は稼げません。しかし、拳銃を使用するような、数メートル程度の照射距離であれば、見やすい光となっています。この配光のメリットは大きく2つあります。一つは、サイドの死角が少ないこと。廊下を進む場合や、部屋の入り口からエントリーする際に、死角の少ない照射を得られます。
もう一つは、とっさに相手の顔面を捉えやすくなること。スポットが狭ければ狭いほど強烈な光で圧倒できる・・・と思いがちですが、そうしたライトはスポットで相手を捉えるのが難しくなります。MaxVisionの配光は眩しいスポットが大きく、とっさの場合、あるいは複数人を相手にする場合に不利になりにくいのではないかと推測します。

IMG_9881

そのような特性から、手元足元の使用でも使い勝手は悪くありません。広く、フラットな視界が得られます。ハイパワーではあるものの、思わず目を細めてしまうような眩しい照り返しが軽減されています。SUREFIREがこのコンセプトを打ち出したのは、リストライトの2211の照射の評価が高かったからではないかと推測します。


IMG_9880

一見LEDLENSERのワイドビームのような照射に見えますが、実際は異なります。LEDLENSERなどのレンズタイプのワイドビームは、こういった細い通路で照らすと手前側が明るく、奥側が暗く感じやすくなります。MaxVisionではあくまでもなだらかですが中心光はあり、実に均一な照射を実現しています。

またMax-Vision仕様のヘッドは、直径が28mmとコンパクトになりました。現行のEシリーズ、EBシリーズと同じ直径。G2ZX(= 6P/6PXと同じ)と比較して3mm強小さいだけですが、コンパクト感が強まり、携帯しやすいサイズ感になっています。また樹脂ボディのため軽量なのもGOOD。樹脂ボディは高級感がなく敬遠する人も多いかと思いますが、カバンに放り込んでおいても傷つきにくく、また他のアイテムを傷つける心配も少なくなります。

コンバットグリップを備えたコンパクトでハイパワーなライト。中近距離を重視した新コンセプトのMaxVisionの使い勝手も良く、個人的には気になるアイテムの登場、という感じがします。


SUREFIRE(シュアファイア)G2Z-MV G2Z CombatLight MaxVision コンバットライト マックスビジョン