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NITECORE (ナイトコア) SRT7GT リング式調光&4色LED搭載

今日はNITECOREの新商品第一弾、SRT7GTをお届けします。
口径40mm前後で、18650リチウムイオンバッテリーを搭載するライトは各メーカーの激戦区と言えます。勤務中携帯できるギリギリのサイズ。また、集光性を必要としない場合は大きなリフレクターを搭載する必要がない場合が多いので、40mmという大きめの口径である以上、集光性も求められると言えるでしょう。

他の機種でもお馴染みですが、SRT7GTもタクティカルなアクセサリが同梱されています。

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こちらはタクティカルリングとクリップを搭載した状態。好みの差はあるかとは思いますが、どちらも便利なアイテムです。タクティカルリングはライトを握った時の指の掛かりもよく、安心できるので普段戦わない方にもおすすめです。大きくヘッドが張り出すこのサイズのライトでクリップがうまく使えるかは疑問ですが、つけていてもそれほど邪魔には感じません。

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定番のサイズなので握った感じも良好。このクラスのライトは電池込みで200g程度の重さになります。大型のフォールディングナイフや、レザーマンのマルチツールのフルサイズモデルがやはり200g前後。これくらいがハンドリングにちょうど良い重さという事かもしれません。

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SRTシリーズ最大の特徴がヘッド部分にある調光リング。メーカーではスマートリングとよんでいて、ジェネレーション3と案内されています。調光のシステムは多くありますが、「直感的」な操作ではピカイチだと思います。スタンバイポジション(消灯状態)から右へシュルシュルと回していくと、0.1lmから1000lmまでの無段階(シームレス)調光が可能。さらにクリックを超えて回すとストロボ発光します。逆にスタンバイポジションから左へ回していけば、紫外線、赤色LED、緑色LED、青色LED、そしてお楽しみモードへと順に変わっていきます。これほど多彩なモードを操るには、ボタン操作では限界があると思いますので、さすがはスマートリング、というところでしょうか。


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配光はこのクラス相応の鋭い中心光。公称では450mの到達距離。SRT7GTに限らず、メーカーの公称値はANSI規格に則ったものですが、目視で使う以上そこまで「使えるか」と言われれば微妙なところですね・・・。

それでも配光は素直で、十分な集光性。リフレクタに搭載しているLEDが増えているため、そのぶんの反射効率は下がっているはずなのですが、同クラスのライトと比較しても引けを感じない集光力です。ただ、照射写真でもわかりますが、周辺光の淵に少し乱反射の光が現れます。実用性に問題はないと思いますし、このライトの個性と思えば可愛い感じがします。

SRT7GTでは元のSRT7からメインのLEDが変わりました。XM-L2 U2からXP-L HI V3へとなり、カタログスペック上の効率が良くなっています。とは言っても、960lmから1000lmですから、明るさの違いを体感するのは難しいと思われます。大きく変わったのは配光で、中心光が明らかに鋭くなり、逆に周辺光が減っています。XM-L系の明るい周辺光も使いやすいものでしたから、本来であれば好みで選べばいいと思うのですが、メーカーとしてはどうしてもスペックを上げていく傾向がありますね。




さて、SRT7GTの売りの一つがスマートリングとするならば、もう一つの特徴は3色+UVのサブLED。

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ここ1年ほどの紫外線LED商品ラッシュでさほど珍しい感じがしませんが、これは業界病のようなもので、一般的には365nmの紫外線LEDはまだ珍しいものです。その実力はこんな感じ

比較1


左上から右へ順に、青、緑、赤、紫外線です。カタログスペックと体感で大きな開きがあるのはブルーで、赤13ルーメン、緑19ルーメン、青3ルーメンとなっていますが、体感的にはかなり明るく感じます。これはほとんどの場合、人間の目に合わせてある計測機器の青側の感度が悪いことが多く、そのせいだと思われます。SRT7GTの青はかなり明るいです。

肝心の紫外線はよく見えていませんが、これはカメラのせい。肉眼では物体を捉えることができる程度の出力があります。しかしこの写真でも、蛍光を含むSTREAMLIGHTの防爆ペンライトが目立っているのがわかります。

ちょっと対象を変えてみてみましょう。こちらはSRT7GTを5〜10ルーメン程度に絞って照射したもの。

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この場合も、肉眼では見えている周辺光があまり目立たなくなっています。これを各LEDで同じ場所から照らしてみるとこんな感じになります。

比較2


やはり紫外線の時は相当暗くなってしまうので、この写真では紫外線を明るく調整しています。それでも、蛍光塗料・蛍光顔料を含む物体が激しく反応しているのがわかると思います。他の色では反応しないTEC ACCESSORIESのグローフォブが明るく光っているのも特徴的ですね。そこだけ切り取って貼り付けたかのように白く輝いているのはSDカードで、ラベルに蛍光紙が使われているとこうなります。


紫外線LEDの照射が肉眼に近づくように設定を合わせて撮ってみると、色々なものが見えてきます。

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まずは定番のお札。左下の本来赤いハンコがオレンジ色に浮き上がって見えます。

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STREAMLIGHTのプロポリマーAAAイエロー。肉眼ではこんな風に感じるかと思います。部屋の中で紫外線ライトを振り回してみると、こうして異様に浮き立つ物体が現れます。

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最後はTEC ACCESSORIESのグローフォブ。こちらも床を走る光に比べてかなり明るく反応するのがわかりますね。あまりオススメしませんが、紫外線を点灯中にリフレクターの奥をみてみると、メインのXP-Lの蛍光体もまた反応して光っているのがわかります。ちなみに白色LEDは、青のサブLEDでも反応します、当然ですけどね。

社内で紫外線LEDの活用方法を探し回った際、禁断の扉を開いてしまいました。それは・・・トイレの扉。みなさん、見ない方がいいですよ・・・いや、見た方がいいのでしょうか。少なくとも、奥さんに教えてはいけないと思いました・・・。


パワーあり、飛距離あり、カラーLEDありで操作性の良さを誇るライト。実用性も十分ですが、大きなお友達の遊び道具としてもなかなか面白いアイテムです。多機能・高性能なぶん、他の同クラスのライトに比べると割高ですが、相応に楽しめるかと思います。


紫外線LEDの魅力をお伝えしようとちょっと長くなってしまいました。弊社は来週月曜日に研修があり、終日休業となっております。発送やお問い合わせの対応は火曜日行こうとなります。どうぞよろしくお願いいたします。



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