LEDLENSER (レッドレンザー) T14 9814 単三電池4本使用 ズーム搭載 LEDライト
アカリセンターのHATTAです。本日はドイツデザインのブランド「LED LENSER」の春の新商品 T14 をご紹介致します。単三電池4本使用のモデルで、ドラム状に電池を装填して使用するライトです。全長は約126mmと短くコンパクトに感じられますが、ヘッド径は46.6mmありそれなりにゴツい感じです。テーブルに置いたときに回転防止のテールの凸部が「ゴトっ!」と音立てて止まった時の重厚感ある響きは実にドイツ的でした。
LED LENSERのお家芸であるフォーカス機能。ヘッドを前後にスライドさせることでワイド、スポットの切替が無段階で調整可能。任意の角度でヘッドを締めこむとその角度でヘッドが固定されます。この固定はさほど厳密なものではなく、動いてしまうこともありますが逆に言えばそれで壊れることもありません。
スイッチはサイドスイッチタイプ。固体差もありますが、割と硬めのようです。凸状に出っ張っているのでグローブなどをしていても押し易く、ボタンの位置も分かり易いと思います。
ヘッドが可動するフォーカス領域は一般的。最スポットでも極端に狭角になる感じではありません。ネタ的にはドーンと彼方まで飛んで欲しいところですが、恐らく真面目な方々が作っているのでそうなることはありません。実用的な範疇での飛び具合です。ANSIでのビームディスタンスは最大で250m。光学レンズ式としては結構頑張っている方だと思います。
ワイドでの照射はかなり広め。フラットな美しい円形の配光となります。近距離でもハレーションが少なく、視認性に優れたものです。欠点としては遠くと手前を同時に照らせないところ。これはフォーカスタイプのライトでは避けて通れない仕様なので致し方ありません。
搭載LEDは白色LED 1灯。恐らくXM-L2かな?分厚いベゼルリングが特徴的。丈夫で強そう!
単三電池4本で700ルーメンなのでさほど無理させていない感じですね。Hiモードでの連続照射では多少熱を帯びますが、さほど気にならない程度のものです。
テールキャップはランヤードホールの付いた凸状のデザインをしております。これがアンチロールの役目を担い、転がり防止となります。
テールキャップの内側には電池の接点とボディへのガイドが付いております。電池の装填は比較的スムーズで簡単です。電池をドラム状に装填するタイプでは良く見かけるものですが、LED LENSERでは珍しいものかと思います。
左からP7.2、T14、そしてこちらも新商品 単三電池8本仕様のT16
全長はP7.2とさほど変りありませんが、ヘッド、ボディともに分厚く、逆手で持つにはちょっと微妙。順手で確りと持つのが正解だと思います。他社製品で言うとNITECORE EA41っぽいサイズ感のライトです。しかし、軽量化、小型化に先鋭化する中華ブランドのライトと違って重厚な雰囲気を纏っております。そして、実際重いです。電池込みで約341g 。EA41は電池込みでも約250gくらいに収まりますからその差は確実に分かると思います。
把持部は約40mm。グレネードホルダーに納まりそうなサイズ感がいいでしょ(笑)。
携帯性を重視するのであればT14はサイズの割りに重たいライトです。しかし、重いこと、ボディが分厚いことなどは必ずしもデメリットとは言えません。それだけ丈夫であり、各部のパーツが華奢ではないので耐久性も考慮されているはずです。
このところ、他社の製品で電子式のスイッチを採用しているところが多いのですが、何万回押しても壊れるはずの無いそのスイッチが壊れてしまう、という報告が入ることがあります。どうやらスイッチ自体の耐久性が足らずに壊れるのではなく、スイッチを物理的に保護するストッパーが弱いようです。それもこれもライトを小さく作りすぎている傾向が影響しているように思えます。
「軽くて、明るくて、小さい」は確かに正義なのですが、使う人の使い方次第ってとこもあると思います。LED LENSER T14はそういう意味ではかなりベビーデューティーなユーザーにおススメのライトです。
LEDLENSER (レッドレンザー) T14 9814 単三電池4本使用 ズーム搭載 LEDライト