TM16GT-1
NITECORE (ナイトコア) TM16GT CREE XPL HI×4 LED搭載 タクティカルフラッシュライト

アカリセンターのHATTAです。本日ご紹介するライトはNITECORE TM16GTです。GTと型番に付くモデルは「遠方照射系」と相場が決まっております。例に漏れることなくTM16GTはメーカー公称1003mの最大照射距離を誇ります。1km越えはパッと思いつく限りOLIGHT(オーライト) M3XS-UT JAVELOT以来かと思います。まぁ、実際にそんな距離を照らすことが出来ているのか否かを確認する方法なんて無いので分かりませんけどね。実際照射してみればその集光性の高さは間違いなく体感できるものかと思います。

TM16GT-4
ピカピカの鏡面リフレクターは4分割されており、各々にCREE社のXP-L Hiが搭載されております。1灯あたり1000ルーメンは出せるLEDなのでターボで3600ルーメンは伊達ではないと思います。レンズは低反射加工されたガラスレンズを使用。これだけレンズが大きいと風防レンズが嵌っているのか?遠目では分からないほどクリアーな質感です。

TM16GT-2
全長:182mm ×ボディ径:53mm×ヘッド径:89mm
でかいと言えばでかい!特にヘッドに刻まれた放熱フィンの造り込みは迫力があります。順手でガッチリと握って持つ感じです。電池を含まない状態で約521gもありますのでそれなりに重たいライトになります。肩掛けするほどではないと思いますが、長時間持ったり、携帯するにはちょっと難があるような気もします。

テールエンドにはカメラ三脚等に取り付けることが出来るネジ穴があります。場合によってはカメラ三脚につけて簡易投光器のような使い方も可能です。
ランヤードホールもあるので必要があれば手首に通すストラップなどを通してお使い下さい。

TM16GT-3
スイッチはメインのON/OFFを行うボタンとモード切替のボタンが分かれております。順手持ちのライトではよく採用されているもので、分かり易く操作しやすいものだと思います。手前のメインスイッチを押した後、先のモードボタンを押すたびに明るさが変ります。任意の明るさでメインスイッチを切ると次回点灯時に消灯時の明るさからスタートします。

消灯状態では、モードスイッチを長押しするとターボ、メインスイッチを長押しするとローモードからスタートするショートカットが用意されています。また、モードスイッチをダブルクリックするとストロボが発動します。点灯状態では、モードスイッチの長押しでストロボが発動します。状況に合わせてショートカットを使い分ければ、使用したいモードにすぐに入れる設定になっています。

スイッチ部分の下にはLEDのインジケーターライトが埋め込まれており、テールキャップを閉めた直後に点滅して電池残量を知らせます。

TM16GT-5
装填電池は18650形充電池4本。18650形充電池は別売です。本来の明るさを発揮させるにはハイレートで放電するプロテクション回路なしのIMR系の充電池がおススメです。テールキャップの内側には接点とボディへのガイドが付いております。ガイドをボディに差し込んで回せばキャップの締め込みも簡単です。

TM16GT-7
屋内での照射ではもはやこのライトの良さは紹介できません。
屋外でデモンストレーションしてきました。さして湿度の高くないこの季節でもターボモードでは美しい光軸がハッキリと見えました。季節によってはもっと綺麗に見えることでしょう。

TM16GT-8
池の対岸をバッチリ照らせました。複数灯のモデルですが、中心光の集光具合とその光の伸びは大型リフ単灯モデルと遜色のないスポットな照射が可能です。そしてリフレクターモデルならではのワイドな周辺光も得られます。水面を照らすと周辺光の具合が分かり難いので街路樹でも照射してみました。

TM16GT-9
手元から広く周辺光が広がり、中心光もズバッと遠方を照らしております。実に気持ちの良い配光です(笑)。ターボモードでの照射時間は長くありませんが、Hiモードの1500ルーメンに落としても中心光の強さにさほど影響はありません。これだけ明るく、遠くに光を届けることが出来るハンディサイズのライトはなかなかありません。大きなリフレクターと小粒でハイパワーのXP-L Hiが成せる業かと思います。

TM16GT-6
言うても大きなライトになりますので携帯や常用としてはちょっと手に余る存在かと思います。普通に考えると業務用としてのお仕事系に方におススメですが、明るさ、照射距離ともにロマンの溢れる逸品なので個人のお客様でも楽しめる一本かと思います。

NITECORE (ナイトコア) TM16GT CREE XPL HI×4 LED搭載 タクティカルフラッシュライト