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SUREFIREのカスタム承ります[H2T]

アカリセンターのHATTAです。本日ご紹介するのは通常販売するレギュラー商品ではなく、お客様からお預かりしたアイテムにカスタムを施す一例をご紹介致します。まず、一枚目の画像を見るとかなりショッキングなものですが、お客様のご依頼は「KL3にP60等のモジュールを装填できるようにすること」でした。

KL3についてご紹介しましょう。

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SUREFIRE KL3は2000年代前半頃発売されていたパーソナルライト(6P、G2等)のヘッドと互換のあるLEDヘッドモジュールです。明るさは19ルーメン!6V使って19ルーメン!LEDを光源とすることで明るさよりもランタイムの延長を狙ったアイテムだったと思います。その強烈な外観の造り込みは非常にインパクトのあるものでした。

コリメータレンズを使用。この部分は通常外すことが出来ない部分です。ヘッドアッセンブリーとして販売されており、内部のモジュールの交換等は出来ません。ですので、当時は「省エネモジュール」として利用価値のあったヘッドかと思いますが、LEDの急速な進化に伴い、次第にその存在意義を失っていきました、、、。



このようなヘッドモジュールを改造する場合、通常2つの方法があります。
一つは既存のコンバータ等を利用し、LEDのみを最新のモデルに載せ換えること。
もう一つはコンバーターそのものも載せ換えてしまうことです。
今回の場合はその何れでもなく、中身をごっそりと外してP60系のモジュールが使えるようにすることです。KL3のコリメータを使用した配光は全く異なるものになりますが、様々なモジュールを入れることが出来ることはマニアにとって楽しみの一つかと思います。

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カスタムの施工の手順ですが、まずは既存のパーツをすべて分解し、P60系のモジュールが適合するように工作を施します。ヘッドの内側、ランプの収まるスペースに見える銀色のアルミスペーサーはH2Tのオリジナルアイテムです。コレを設置することでP60を入れて接点が充分に電池やボディに届くようになります。ただ、中身を外しただけではP60は使用できません。

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このようにすんなりとP60と互換のありますLEDモジュール 雷光壱眼が入ります。

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しかし、KL3の構造上、モジュールは風防レンズからかなり奥まった位置に装填されてしまいます。この位置でないとモジュールの接点が電池に届かないので致し方ありません。配光は6Pヘッドに装填するよりも狭角なものになります。

ちなみに、ベゼルはお客様のご希望で他社製のステンレス ストライクベゼルに交換されております。オリジナルのベゼルは樹脂製なので「分解の儀」の際にどうしても傷が付き、場合によっては割れてしまうこともある部分です。このような施工を望まれる場合は、社外のベゼルリングに交換することをおススメします。ちなみに、今回はオリジナルベゼルも綺麗に外れたようです。

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モジュールが奥まった位置に配置されたことで配光は狭角になります。上記がKL3カスタムに雷光壱眼を入れたもの。

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こちらが6P ORIGINALに雷光壱眼を入れたもの。周辺光の広さの違いが分かるかと思います。どうしても奥まった位置に光源があると周辺光がけられてしまいます。

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とは言え、様々なモジュールが使えるようになることは嬉しいことですね。雷光壱眼だけでも複数種類あり、明るいものではリチウムイオン充電池の使用を前提としたXHP50(1500ルーメン)などもあります。元のKL3と同じように省電力モデルの燈 集光なども使えます。もちろんP60やP61と言ったキセノンバルブも使えますし、H2T以外の社外モジュールだって使えるかも知れません。

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6Pオリジナルに付けるとこんな感じです。ゴツイですね、そしてタクマしくカッコいいです。

カスタムすることで「新たな自由」を手に入れますが、当然失うものもあります。SUREFIREのメーカー保証です。SUREFIREに限らずどこのメーカーも如何なる改造も容認しておりません。つまりそれだけのリスクを負ってまでお客様にカスタムをおススメするつもりはありません。
しかし、カスタムは等価交換だと私は思います。古くなったSUREFIREを私も何本か持っております。今見ても「これはこれで良いかな?」と思うこともあれば「やっぱり最新のモデルは明るし、電池も長持ちするなぁ〜」と思うこともあります。当時はあんなに愛でていたライトが今ではお蔵入り、、、なんてものも当然ございます。このまま使わなくなってしまうのは勿体無い!だって、「明るくないとか、電池が長持ちしないとか」そんな理由だけで使わなくなるのは残念でしかたありません。だったら、失うものを失って、自由に楽しんでもいいのではないか?と思うわけです。

ご自宅のコレクションケースに眠っているSUREFIREで「現役復帰させたい」と思えるアイテムがあれば是非ご相談下さい。アカリセンターが承ります。ご相談はお問い合わせフォームよりお願い致します。