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NITECORE (ナイトコア) R25 充電式 LEDライト 専用チャージャードック付

本日ご紹介するアイテムはNITECOREの新商品 R25です。型番のRはRechargeable(充電式)のことかと思います。充電式のモデルであればマイクロUSBを使用したモデルを多数リリースする同社ですが、専用のチャージャードックを備えたモデルはこれまでにも殆ど作られていないと記憶しております。マイクロUSBモデルでも充分に「充電」という作業が行えるにも関わらず、敢えて専用ドックを採用したのか、その辺りを考えながら見ていきたいと思います。

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STREAMLIGHT(ストリームライト) STRION ストリオンLED HL リチウムイオン充電モデル
まず、こういった専用の充電ドックを持ったモデルを数多くリリースしているメーカーと言えば弊社取扱いブランドの中ではストリームライトが最も歴史が長くポピュラーなものかと思います。上記のモデルは今回ご紹介するR25に近いモデルのストリオンHLです。専用のリチウムイオン充電地を使用した全長150mmのコンパクトなモデルです。ストリームライトではこれよりも大型の「スティンガーシリーズ」の方がバリエーションも豊富で人気がありますが、ストリオンもその歴史は古く、キセノン電球時代から充電池や充電ドックの仕様は基本的に変わっておりません。ベースとなる充電環境は変わらず、ライト本体のみがその時代に応じて新しくなってきました。つまり、専用充電池と専用チャージャーを設けると言うことは今後も同じ方式でモデルをリリースし続ける可能性があることを意味します。NITECOREも中国メーカーとしては中堅以上の歴史を持つブランドではありますが、こうしたモデルを作るということは、かなりの自信と将来性を期待してのことか思います。

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R25のボディは乾電池モデルのP20にそっくりです。ほぼ流用と言ってもいいくらい似ております。なので、P20の充電モデルと言っても良いかと思います。
ヘッドに金色の小さなポッチが2つあります。これが充電ドックの接点となります。マイクロUSB方式のライトのようにポートは存在せず、チャージャーにこの接点が触れるように挿しこむだけで充電が可能です。充電方法としてはこちらの方が簡単であり、ヒューマンエラーの可能性を少なくすることが出来ます。マイクロUSBポートだとどうしてもポート部分を破損させやすく、ホコリや水気などが溜まり易いという欠点もあります。外部から与えられるストレスを最小限に留めることでラフな扱いや厳しい環境下でも壊れ難くすることが出来ます。

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メインのスイッチは円形ボタン。半押しでの間欠点灯が可能。クリック音がするまで押し込むと常時点灯します。点灯後、プレートスイッチを押す度に明るさが変ります。また、ストロボ点滅を即作動可能なストロボレディモデルであり、プレート状のモードスイッチを押すとメインスイッチが切れていてもストロボ点滅をモーメンタリーで使用可能です。非常にタクティカルな仕様なので、普通のコンパクトなハンディライトだと思って触れるとその過激さに少々使い難さを感じるかも知れません。

また、R25には3タイプのプログラミングモードがあり、以下の手順を行うことで明るさ及び操作の仕方を変えることが出来ます。

プログラミングモードの変更の仕方
・モードスイッチ「ストロボレディ」を押しっ放しにしてヘッドを少し緩めて再度締める。
・設定が完了すると短くライトが点滅します。点滅の回数に応じてどのモードであるかユーザーに知らせます。

・点滅1回(TACTICAL):
インスイッチはHiモードオンリー。モードスイッチはストロボ点滅オンリー。

・点滅2回(LAW ENFORCEMENT):
Hiモードより点灯。常時点灯後、モードスイッチを押すとLow(120ルーメン)

・点滅3回(GENERAL):
工場出荷のデフォルトの状態。常時点灯後、モードスイッチを押すと3段階の調光が可能。

なんだかこの辺りもストリームライトの10TAPプログラミングに似ておりますね。1本のライトに複数のプログラミング機能を与え、ユーザーの好みで変えられるものが増えているように思えます。その設定方法がどれだけ簡単でまた誤作動しにくいかがメーカーによって工夫されているところです。

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R25に使用されている充電池は専用品です。この充電池でなければこの充電ドックで充電出来ません。他の汎用18650充電池やCR123乾電池でも作動はしますが、乾電池はもちろんのこと、汎用充電池も充電出来ません。この専用充電池の仕様もストリオンのそれに似ております。

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全長141mm 把持部は25.4mm ヘッド径31.8mm サイズはSUREFIREの6P系とほぼ同じ。タクティカルシーンの王道をともいえるサイズです。ハンディライトとしてはもちろん、リングマウントに付けてウェポンライトなど様々な使用が可能です。付属のナイロンホルスターはもちろん、6Pが収納可能なホルスターであればベゼルダウンでもいけるかも知れませんし、フィルターやカバー類の適合も可能かと思います。

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搭載LEDはCREE XP-L HI V3。リフレクターはベゼル径の太さの割り浅いものです。乾電池モデルのP20も同様に浅いリフが特徴でした。この比較的浅いリフにXP-L のハイインテンシティが使われるとどうなるか?

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消灯状態。次の点灯時の周辺光の広さと中心光の大きさにご注目。

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MAX800ルーメン。薄く広い周辺光が発生し、中心光は小さく明るくなります。ベゼル径が31.8mmありますので1インチのストレートボディのモデルよりも確実に光りは集光されて遠くに飛びます。また、リフレクターは浅いので周辺光の範囲は広くなり、室内であれば近距離から中遠距離にかけて幅広く視認することが出来ます。このような個人携帯用のタクティカルライトではかなり良い配光かと思います。

タクティカルライトで重要なのは「明るいか、暗いか」ではなく、「見えるか、見えないか」です。

NITECORE R25ですが、P20をベースにしたことは正解だと思います。無駄に大きく、ゴツくなく、タクティカルライトとして充分にその機能を発揮できる性能を有し、かつコンパクトであることは大変良いことだと思います。ただ、この専用品に縛られた充電モデルというのは必ずしも多くのユーザーに受け入れられることはありません。かなり専門性があり、業務として毎日使用するような方でなければそのメリットが受けられ難いからです。ストリームライトのストリオンシリーズでさえ、セールス的には他のマイクロUSB充電モデルに比べれば少ないものだと思います。後発のNITECOREがどれだけこの市場に食い込めるかは未知数です。その辺りはメーカーも承知しているでしょうから、全くの新規モデルではなくP20をベースにして様子を見ているのかな?とも思えます。

価格的は米国ブランドのストリームライトに比べれば半値のくらいの商品なので同様のクオリティーやアフターサービスを求めなければ充分にお買い得なアイテムかとは思います。

NITECORE (ナイトコア) R25 充電式 LEDライト 専用チャージャードック付