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BIGBLUE (ビックブルー) BLACK MOLLY 2 AL1800XWP 充電式 超広角 水中ライト
BIGBLUE (ビックブルー) BLACK MOLLY 3 AL2600XWP 充電式 超広角 水中ライト

本日ご紹介するライトは水中ライトのビックブルーの新商品ブラックモーリー2と3です。どちらもリフレクターの無いいわゆる「超拡散」ライト。数千ルーメンある明るさでも光は前に殆ど飛ばない。代わりに照射範囲が広く、ムラの無い、まさに溢れんばかりの明るい光で周囲を照らすライトになります。静止画の写真はもちろんのこと、特に水中動画撮影でその威力を発揮します。しかも、かなりコンパクト。ハウジングのアームに取り付けてもさほど重さは感じないはずです。浮力が得られる水中であれば尚更です。

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全長127.5mm、ヘッド径38.8mm。非常にコンパクトです。地上で使用するライトでも同じ仕様のものを作ることは出来ますが、実用上不可能なスペックです。放熱フィンもなく、全長があまりに短いためです。水中ライトはある意味「水冷」のライトになりますので放熱に関して殆ど考慮されることがありません。ですので、ボディの造形は非常にあっさりしたものになります。

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スイッチはヘッドにありますサイドスイッチのみ。水中ライトは基本的に順手持ちが一般的。逆手で持つ必要がなく、その操作は極力簡単にするべきとされているからです。ブラックモーリーは水中でもON/OFF 調光、カラーチェンジ等が可能。片手でポチポチと押すだけですべての操作が完結します。スイッチボタンにはバッテリー残量を示すLEDインジケーターを装備。色でバッテリーの残量を知らせます。

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2と3では最大の明るさと色が異なります。共通なのは「すげぇ明るい赤」が出せるところ。赤色は主に珊瑚を照らす際にその色を鮮やかに照らすことが出来ます。主に演出用の光りですが、水中では青色が抜けやすいので赤色が使用されます。こうして地上で照らすとどぎつい赤ですが、水中ではまた違った効果を見せてくれます。

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ブラックモーリー2は昼白色と暖色系のニュートラルホワイトを2灯ずつ搭載、最大で各1800ルーメン 3段階の調光が可能。ブラックモーリー3は昼白色のみ4灯 4段階調光が可能。最大2600ルーメンになります。

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使用電池は26650形リチウムイオン充電池。LED LENSER I9R IONで使われている充電池と同じですね。18650形より2周りほど太っちょにしたような充電池。大容量なのがメリット。

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BLACK MOLLY 2 CW 1800ルーメン

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BLACK MOLLY 2 NW 1800ルーメン

ブラックモーリー2のメインLEDの色の違いはかなり顕著。使い分けるだけの価値はありそうです。全体的に水中ライトの業界でも暖色系や高演色にシフトした色温度が人気のようです。ただ、実際に水中では地上とは違った見え方をしますのでそれらがどこまでその効果を発揮するのかは実際に使ってみないと何ともいえないところだと思います。

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アクセサリーとしてボールジョイントアダプターと予備のOリングが付きます。暖色系の光源を持たない3のみイエローフィルターが付いてきます。適時、ご使用下さいって感じですね。

水中ライトの世界は日本海溝のように深くそして複雑です。地上で使用するライトは明るさや大きさ、使用電池の種類や量で「用途」が違ってきますが、水中ライトはその点シンプルです。しかし、シンプルが故にどれを選んでよいやら悩むところです。正直、ビックブルーはこの価格でもかなりお買い求め安いブランドの水中ライトです。上は見たらキリが無いくらい。同社のAL450やCF450は完全にホビー用です。本気で水中撮影をされるのであれば、一番下のラインがこのブラックモーリーといっても過言ではありません。それくらい水中ではより強い光りを必要とします。この夏、水中撮影に挑戦したい方におススメするのはこのブラックモーリーです。

BIGBLUE (ビックブルー) BLACK MOLLY 2 AL1800XWP 充電式 超広角 水中ライト
BIGBLUE (ビックブルー) BLACK MOLLY 3 AL2600XWP 充電式 超広角 水中ライト