SKELRX-1
LEATHERMAN (レザーマン) SKELETOOL RX レスキュー EMTs 消防 マルチツール

本日ご紹介するアイテムはLEATHERMANから新しくリリースされたファーストレスポンダー向けのマルチツールです。完全な新商品という訳ではなく、ロングセラーを続けるスケルツールをベースとしたモデルです。あまり弊社では実感がないのですが、スケルツールは北米では非常に人気のモデルの一つ。軽量、コンパクトで携帯しやすいサイズ感、そして必要最低限のツールが詰まっており、且つ美しいハンドルのデザインは映画の小道具として使用されるくらいです。これまでにもバンドルのカラーや素材の違い等で様々なモデルがリリースされてきたスケルツールですが、今回のRXはかなり「それっぽさ」を強調した仕様となっております。

SKELRX-2
なんと言っても目を引くのがオレンジ色に塗装されたハンドル部。メーカーサイトによるとCerakote(セラコート)と呼ばれる塗料で塗られております。「なんだ塗装かぁ〜」と思う方もいらっしゃるでしょうが、逆にセラコートの文字に萌えた方もいらっしゃるはず。セラコート塗装は銃器等の塗装で使用されていることで一部では有名な塗料です。また、耐熱性に優れているのでモーターサイクルのマフラーやエキゾーストパイプにも使用されております。日本ではホビーとモーターサイクルの分野で認知されつつある塗装です。

と、ここまで盛り上げてなんですが、塗りに関してはとっても「アメリカン」だ。どうしても可動するツールなので擦れる部分は剥げるようである。というか、検品の時点で剥げていました。「使っていたら剥げるだろ?」という認識なのか、あまり塗装の完成度に関しては期待しないほうが良いです。

SKELRX-3
ビットツールは2本あり、ハンドルにはプラスとマイナスのドライバービットが格納されております。ハンドルからスライドさせて取り出し、ナイフが収納されている側の先端に取り付けて使います。

SKELRX-4
ディフォルトの状態ではその先端部分にカーバイトビットが付いております。このビットはいわゆる「窓割り」用のツールです。内部からの脱出、もしくは外部からの救出の際にガラスを割る時に使います。

SKELRX-5
ナイフは波刃がメイン。シートベルトを切る際に直刃よりも引っ掛かりやすく切り易くなっております。アウトドアでは火起こしの火種となる木を削るのに適しております。

SKELRX-6
お馴染みの栓抜き兼カラビナ。コレがあることで携帯性がグッとまします。簡易的で素早く着脱できるのが受けているそうです。

SKELRX-7
プライヤーはレギュラーなもの。スケルツールはハンドルがウェーブしておりますので片手で握りやすく、しっかりと対象をつかむことができるモデルです。バネ付きモデルには敵いませんが、スケルツールのプライヤー使用はとても使い易いものだと思います。

SKELRX-8
サイズはこんな感じ。折り畳んだ状態で約10cm。ポケットにも収まりやすいもんそです。初回入荷したものにはナイロンホルスターが付属します。※以後の製品に付属品がついているかは不明です。予告なく変更されることはよくあることです。

SKELRX-9
艶のない比較的マットなオレンジなのでレスキューというよりは「働く車」的な雰囲気があります。それはそれで大好物です(笑)。オレンジのカラーリングが魅力的なマルチツールです。

LEATHERMAN (レザーマン) SKELTOOL RX レスキュー EMTs 消防 マルチツール