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JETBEAM (ジェットビーム) WL-S4 MT-G2搭載 LEDライト

本日ご紹介しますライトはJETBEAMの大砲系ライト WL-S4です。CR123乾電池4本または18650形充電池2本使用のハイルーメンモデル。ボディの全長は242mmとかなり長い。幅広のヘッドも手伝って迫力のあるボディをしております。このモデルの最大の特徴は搭載LEDです。アメリカ CREE社のMT-G2という巨大なLEDを搭載しております。素子のサイズは8.9 x 8.9 mm !!冗談みたいに大きなLEDが付いております。

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こちらがMT-G2。たった1灯で2600ルーメンを放ちます。懐中電灯に載せるにはあまりに大きなLEDなものですからはじめてみたときは戸惑いました。「こんなの載せていいの?」ってね。しかし、この幅広のリフと合わせることにより、明るくワイドな配光が得られる素晴らしい拡散系ライトに仕上がっております。

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メインスイッチはテールにあります。半押しでの間欠点灯も可能です。クリック音がするまで押し込むと常時点灯します。常時点灯後、ヘッドにありますサイドスイッチをプッシュする毎に明るさが変ります。明るさでテールのメインスイッチを切ると次回点灯時は消灯時の明るさで点灯します。日頃使う明るさが同じであればとても便利な機能です。なお、点灯後にサイドスイッチを長押しするとオートストロボになります。オートストロボ機能は記憶されません。

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ボディは長いので点灯後はこのように順手持ちした方が持ちやすいです。逆手に持つとかなりフロントへヴィーなのでずっとその状態でも持ち続けるのは厳しいです。

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バッテリーを収納するチューブはワンピース構造。エクステンション等で電池を増やしたり減らしたりすることは出来ません。あくまでもCR123乾電池4本か18650形充電池を2本使用します。電池はそれなりに使用するのでランコストがかかりますから頻繁な使用目的であれば18650形充電池の使用をおススメします。

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ヘッドベゼルのサイズは63mmと幅広ですが、搭載LEDが大きい為、さほど集光された感じではありません。また、リフレクターも細かな凹凸の付いたモデルなので狭角に集光されて遠くに飛ぶような感じではありません。細く強い光軸が生まれて遠方に伸びるのではなく、太い光軸が光りを撒き散らしながら広がっていくような感じです。スペックリストでもビームディスタンスは380mと意外と飛びません。先日ご紹介したNITECORE MT40GTは1000ルーメンでMAX618m。ルーメン値が大きいから光が遠くに飛ぶわけではなく、LEDの大きさ、リフレクターのサイズ、仕様によってそれは変ってきます。

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屋内照射 10m ターボ2600ルーメン
ドバーと光りが広がり、手元から遠くまで全体を明るく照らします。距離が伸びると明瞭な中心光は感じることが出来ず、レンズ前面から先の闇を光りが塗りつぶしていく感じです。色温度は少し低めです。ニュートラルホワイトと表現するほど低くないようにも思えますが、いわゆる6000ケルビン以上のクールホワイトのようには見えません。大型のLEDはその傾向があり、これは致し方の事のようです。

操作がシンプルでとても明るいライトだと思います。サイズに関してはある程度諦めざる得ないものかと思います。これだけ明るいLEDであればその筐体は大きく、長くなければ熱でヤラれてしまいます。コレくらいのサイズはあってしかるべきライトです。WL-S4は個人が携帯できるミニサーチライト的なライトと思っております。

JETBEAM (ジェットビーム) WL-S4 MT-G2搭載 LEDライト