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GENTOS (ジェントス) GF-008RG Gシリーズ 充電式 中型 LEDライト

本日はGENTOSの新シリーズGシリーズから最も明るい充電式ライト GF-008RGについてご紹介します。
Gシリーズは海外展開を視野に入れたGENTOSの最も力を入れたシリーズの一つと言えます。また、アイテムによって多少の差がありますが、これまでのモデルよりも優れた素材と製品仕上げが施されたモデルでもあります。

GF-008RGには専用のチャージャーとUSBケーブルにACアダプターが付属します。恐らくACアダプター部は販売展開する国や地域に応じて変わってくると思います。これまでGENTOSが販売していた製品として非常に珍しい仕様です。GENTOSの力の入れようがこんなところかも伺えます。

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GENTOSが拘った握りのシルエット。難しいことは私には分かりませんが、黄金比に則ったデザインだそうです。こんなことを言ってはナンですが、カタログの写真を見せて頂なら担当者の方にご説明頂いた時は「はぁ〜そんなんですかぁ〜」とピンとこない感じでした。

実際にデモ機を手にすると言わんとすることは分かったような気がします。確かに、シンプル過ぎる見た目に最初は物足りなさを感じましたが、実際に持ってみればバランスが良く、収まりが良いと感じました。

とは言えね、、、なかなかコレを体験し、実感する機会が果たしてどれくらいあるのか。写真の力だけではこの魅力はなかなか伝え難いのではないでしょうか。どちらかと言えばゴツゴツとした印象の強いデザインのメーカーでしたからこのスムージーなものが「ジェントスです」と言われてもピンとくる方は少ないのではないでしょか?

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好みが分かれるスイッチシステム
比較的大きく、押しやすいスイッチ。MAX540ルーメン、三段階調光が可能。スイッチを半押しまたはクリックする毎に調光します。長押し中はブーストモードで点灯します。 Hi→Mid→Eco→消灯→Hi...の順でサイクルします。 なぜ、半押しとクリックが同じなのか?これが疑問です。他社ですと半押しでは間欠点灯、クリックで常時点灯みたいのが一般的なんすけどね、なぜか一緒です。そして、消灯までに押す回数が多い。テールスイッチではありますが、常時点灯での使用をメインで考えられたようなスイッチのようです。逆手に構えての一時的な点灯にはあまり向いていなさそう。

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今回のGシリーズの最大の特徴であるフォーカスコントロール。ヘッドをひねることでワイド、スポットが切り替えられるのですが、これまでのモデルと大きく違うところはその機能が「ビルトイン」であること。つまり、物理的にヘッドが長くなったり、短くなったりするのではなく、ライト本体内部でレンズが動く点です。これのメリットは圧倒的に優れた防塵防水性です。ヘッドが実際に前後するモデルの場合、使用環境によっては可動部に細かいホコリやゴミが付着し、ライト本体を傷めたり、最悪故障へと繋がる可能性がございます。もちろん、そういった可動部を常にクリーンアップしていれば良いわけですが、すべてのユーザーがそれを出来るわけではありません。そういった意味では非常に画期的で優れた構造をもったフォーカスシステムです。

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充電池は専用品です。3.7v 2800mAhのリチウムイオン充電地。サイズは18650形に似ておりますが、汎用品は使えません。ライト本体が発売されたばかりなのでまだ充電地のみの入荷はありませんが、恐らく年内か年明けには扱えると思います。汎用品が使えないって言うのは安全面では良いですが、ユーザー目線になるとちょっと縛りがある感じで微妙です。

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付属のナイロンホルスターとストラップ。ホルスターは立体的でへたらず確りとしております。リブやフェイクレザーなどちょっと拘った感じの造り。明らかに他のシリーズに比べるとおまけ感のない良さ気なものです。

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専用チャージャーは2つのランプがあり、充電池中は赤く点灯し、充電が完了すると緑色に点灯します。充電がエラーの時、つまり接点端子が正しく触れていない時などは赤緑が両方光ります。チャージャーへのライトの挿入は簡単ではありますが、最初はちゃんと説明書を読んでやることをおススメします。

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ワイド時はフラットで均一な円形配光。近距離での使用に適したモードです。ヘッドを絞ることでだんだんと配光が狭くなりより明るくなります。

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照射距離10m
最もフォーカスを絞ったスポットの状態。この手のライトにしては広めのスポット。配光が極端に狭くなることは無く、最スポットの状態でも中心部はフラットで見やすい感じです。逆に言えば遠くを照らすと光は拡散し、あまり明るくは感じないかも。さほど遠方照射に優れているとは思えません。これは他社製品との比較なので使う方にとってはこちらの方が良いと感じるかも知れません。距離と見え方、これは好みが分かれます。

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ブリスターではなく黒箱に入っております。これもGENTOSっぽくはありませんね(笑)。ボディ表面はつや消しのマット仕上げ。アルミ合金の軽量で丈夫なボディ。充電モデルの006RGと008RGのみTYPE3のハードアノダイズド処理が施されております。他のモデルよりも擦れに強く、傷が付き難くなっております。防塵防水保護等級IP66雨天でも充分使えます。2mの落下耐久性もありプロスペックを有しております。

GENTOSが新聞広告にでかでかと載せた鳴り物入りのアイテムです。オペレーションの感じがさほど好みではありませんが、それ以外はかなり良い線いっていると思います。物理的な強度を高めることに力を入れたライト。過酷な環境で使用される方で充電モデルのハンディライトをお探しであれば、このモデルは一考の価値のある製品です。

GENTOS (ジェントス) GF-008RG Gシリーズ 充電式 中型 LEDライト