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OLIGHT(オーライト) M23 JAVELOT XP-L LED FLASHLIGHT

本日ご紹介するライトはOLIGHTの新商品 M23 JAVELOT(ジャベロット)です。長槍(JAVELOT)シリーズもコレで3本目ですが、いかにも飛ばす系のターボヘッドが付いたM2X-UTM3XS-UTと比べるとヘッドの口径も広くなくM22と何が違うの?と思えるルックスです。

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最初に見た時は「M22より短い?」と感じましたが、単にステンレスベゼルの色がシルバーなので黒いM22に比べ短く見えただけでした。テールスイッチはJAVELOTシリーズのそれと同じ。M22のウォーリアーシリーズはスイッチボタンが少しテールからはみ出した凸状なモノに対し、M23はフラットでテールエンドからはみ出しません。それ以外はそっくりでしょ?しかし、ルーメン値は70ルーメン程度しか違いがないにも関わらず、メーカー公称値の照射距離はM22が305mなのに対して、M23は436mと数字的にかなり違います。

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明るさ70ルーメンの違いでそこまでの照射距離の違いは生まれません。では、どうして違うのか?答えは搭載されたLEDにあるようです。M23はM22よりも若干明るいLEDを積んでおりますが、何よりM22のそれよりも小さいと言うのが照射距離に違いを生んでおります。ボディの長さが同じである以上、リフの深さも広さもさほどの違いは無いはずです。光源が小さいことでより集光され、遠くまで光りを飛ばすことが出来ます。

JAVELOTの名に相応しくM23は集光系の飛び系ライトになります。同じ2セルタイプのライトでもM2X-UTほど広いヘッドのライトは持ち歩きに少々難儀しますが、直径41mmのM23であれば携帯性は圧倒的に優れますね。

まぁ、M2X-UTは公称810mのビームディスタンスですから、M23では遠く及ばないんですけどね、、、。

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スイッチボタンは幅広でとても押し易いです。オペレーションはM22と同じ。間欠点灯が可能でクリック音がするまで押し込むと常時点灯します。テールスイッチを半押しで素早く2回繰り返すと常にHiモードが間欠点灯し、半押しで素早く3回繰り返すことでオートストロボモードになります。いづれのモードからもHiモード、ストロボモードが点灯可能です。アグレッシブなモードセレクトが特徴かと。

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幅広のターボヘッドモデルに比べればやはり軽くて持ちやすい。手の平に収まるほど小さくはありませんが、この深いリフレクターを装備したヘッドでは致し方ないですね。ライトのバランスとしては結構良いと思います。

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専用のホルスターが付きます。他にも光りを柔らかく拡散させるフロストフィルターも付属。用途に合わせて使い分けが出来ます。ホルスターですが、形が崩れないよう柔らかな樹脂のガイドのようなものが付いております。なのでベゼルダウンでの収納もしやすいかと思います。ただし、フラップは今ひとつ開け難く、もっと簡易的なものか、それか無くても良いんじゃないか?と思えるものです。ライト本体からタクティカルグリップを外してしまえば出し入れは楽になります。

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M22に比べればやはり中心光が狭く、狭角な集光配光でした。M22の方が中心光は広く明るいです。照射する距離によって感じ方がかなり変ってきますが、ターボヘッドではなく、一般的な?サイズのベゼルで少しでも遠くを照らしたいと思うユーザーであればM23という選択肢はありだと思います。

繰り返しになりますが、70ルーメンの差なんて配光が違うので全然分かりません。このライトの魅力は優れた照射距離、と認識しております。

OLIGHT(オーライト) M23 JAVELOT XP-L LED FLASHLIGHT