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最初はこんな色をしていても使っているうちに色が変ってくるものもありますね。変らない美しさもありますが、変っていくことで味を増すモノもございます。

A&FのBOLT ACTION アウトドア ライフルボールペンの真鍮製のモデル。使い始めて3ヶ月ほど経ちますが、すっかり落ち着いた黄土色に変化しました。おまけに真鍮臭さも薄まりいい感じです。あえて磨いたりすることはありませんでしたが、指で握っている箇所は擦れ、無垢な感じとは違った鈍い光沢を放ちます。指の触れない部分は無垢の頃の金色がボルトアクションの部分からチラリと見えるのが素敵です。

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VE-02 SUREFIRE E系 ベゼルダウン レザーホルスター に入れて使っているSUREFIRE (シュアファイア) EB1C-A-TN。ベゼルダウンで入れておりますのでヘッドが擦れます。黒いレザーと擦れるのでヘッドは全体的にすすけたように黒くなっております。一言で言えば「汚れ」なのですが、新品の頃よりカッコいい気がします(笑)。SUREFIREのタンカラーは比較的明るい感じなんですが、使っていくうちに汚れや傷で風合いが変ってきます。ブラックのモデルではあまり味わえない楽しみの一つです。

真鍮やタンカラーHAだけでなく、ツールとして使っていくうちに傷が付いたり、汚れたりするわけですが、それを「劣化」と捉えるか、「味と捉えるか」はたまた「安定」と捉えるか、ユーザーひとりひとり違うことでしょう。それもまた面白さの一つです。お気に入りの道具を長く使っていれば、未だ見ぬ魅力に気が付くかも知れません。