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INFORCE WMLX Multifunction White LED 500 lm Weapon Mounted Light

本日ご紹介するライトはINFORCEのウェポンライト WMLX です。ライフル及びカービン等の小銃に装着することを目的としたライトです。しかし、これまでのいくつか紹介してきた同じようなライトとは異なり、非常にユニークかつ合理的なデザインが取り入れられた製品です。

まず、目立つのが斜めに切られたテール部分。ここがスイッチボタンです。幅広で押し易い面をしており、基本的には親指で押します。ちょっと前までのウェポンライトと言えば感圧式の「テープスイッチ」と呼ばれる有線式のリモートスイッチが主流でした。現在ももちろんそっち系が多いのですが、流行と言うかテープスイッチを使用しないスタイルも定着しつつあります。多くのウェポンライトがその両方を選ぶことが出来るシステムをとっておりますが、INFORCEはリモートスイッチを使用しないスタイルに特化することで「両方選択できる」モデルにはない操作感を実現しました。

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特徴の一つである「モード切替」。これも画期的です。上記のようにライトを平置きしてテール側から向かって左側。可倒式のレバーがあります。前に倒すと白いマーカーが見えるのですが、その状態が「常時点灯」及び「オートストロボ点滅」操作となり、白いマーカーが見えない状態が「間欠点灯オンリー」となります。視覚的に「今どっち?」と分かるのがポイント。従来のウェポンライトでは「押し方」や「押す方向」でそれらを使い分ける傾向がありますが、咄嗟の時にそれが出来るか?ヒューマンエラーはないか?となるとそれなりの経験と慣れが必要と言えます。XMLシリーズのシステムであれば、ヒューマンエラーの可能性は減じることが出来ると思われます。基本的には間欠点灯メインで、圧倒的優位性のあるときに常時点灯使用になるのではないかと思われます。

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優れたロックアウトシステム
XMLシリーズには2つのロックアウト(誤点灯防止)機能があります。一つはオーソドックスなヘッドを緩めること。もう一つがこのセイフティーレバーです。ハンディライトであればヘッドやテールの締め込みはさほど手間ではありませんが、小銃に装着したウェポンライトとなりますと少々面倒ですし、咄嗟の行動は取り難いでしょう。その点、スイッチ部分のセイフティーレバーであれば一目で分かりますし、見なくても触れば物理的にスイッチを押すことが出来ません。しかもレバーは親指で簡単に解除することが出来ます。

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ピカティニーレールへの取り付け。
バネ式のマウントプレートを押すとレール側が開いて取り付けが出来ます。迅速かつ簡単な脱着が可能。ツールフリーなのでどこでも気軽に脱着が出来るのが魅力です。XMLシリーズはハンドガードの装着部位によって押し方が変ります。ユーザーの幅広いスタイルにあわせた形で使ってもらうにはやはり脱着が簡単でなければなりません。非常に優れたマウント方法です。

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裏側はこんな感じ。パテントが記載されております。弊社ではINFORCEのレプリカや偽物は販売しておりません。保証付きの正規品でございます。

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リフは深めの鏡面リフレクター。スポットな集光配光です。TIRや幅広のパラボラリフではないのでそこまで遠方照射といった感じはしません。アサルトライフル、カービン等に付けて実用性のある範囲の照射距離かと思います。 アウトドア、インドアともに充分な効果が得られそうなマルチな配光です。

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中心光が最も明るく周辺光も充分にありますが、ワイドな感じはあまりしません。基本スポット配光です。

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WMLXはCR123乾電池2本使用。全長135mm 電池1本仕様のWMLと比べると長く感じますが、どちらかと言えばWMLが凄いコンパクトといった感じです。とは言え、電池を並行に並べるモデルに比べると長く感じます。ある程度ハンドガードの長さのある銃への装着がベターだと思います。

重量は電池込みで125gと非常に軽量。ガラス繊維を含むポリマー樹脂は軽量で丈夫。20m防水性能を有し、耐侯性にも優れた素材を使用しております。「樹脂製」と聞くと「弱そう」とか「安っぽい」と思う方もいらっしゃいますが、実物を見ていただければそんなご心配は無用であることが分かってもらえると思います。