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INFORCE (インフォース) 6VT LED タクティカルライト

ミリタリー・タクティカル系のライトのみを製造するEmissive Energy社のブランド インフォースの6VTを本日はご紹介します。6VTは先発して発売されております6VXのバージョン違い。SUREFIREで言うところのPROとTACTICALみたいな違いです。6VTはタクティカルモデルとなります。そもそも「タクティカルモデル」って何?と思われる方もいらっしゃるでしょう。タクティカルは戦術的といった意味合いになりますが、だからと言ってそれ以外のバージョンに比べ特別丈夫な訳でも明るいわけでもありません。

フラッシュライトで「タクティカル」と名の付くモデルの多くは「モーメンタリー(間欠点灯)がメインで調光機能のないモデルを意味します。押している時だけ点灯し、離すと消灯するものです。調光機能が「無い」と書くと不足しているように感じる方もいるかも知れませんが、そうではありません。調光の必要がなく、また調光してしまっては不都合な場合に使われるライトであるという意味です。間欠点灯を行う時は不規則かつ咄嗟の動作を伴うものです。咄嗟の時に弱弱しいLowモードから点灯してしまっては「タクティカル」の名折れですからね。そういう訳でこの6VTにも調光機能はなくモーメンタリーがメインのライトになります。

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6VXとの外観上の大きな違いはボディ中央の凹みです。INFORCE特有のグラフィアトボディが削られ、滑り止めの溝が刻まれております。この部分に指を掛けて使うことも出来ます。一般的な逆手持ちの他、注射器持ちが可能となります。いわゆるタクティカルグリップのように外にラバーなどが飛び出たものが殆どですが、6VTのように凹ませたモデルは珍しいです。実際、握った感じは悪くなく、これで充分かな?と思えるものでした。ボディ全体のデザインがシンプルで嵩張らない方がいいよね?という考えが伺えるデザインをしております。また、ディフォルトでクリップが外れておりネジ穴を蓋をするように短いプレートが付いております。このプレートはランヤードホールも兼ねております。

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タクティカルモデルの肝であるスイッチ。6VTのスイッチは超レスポンスが良いです。リバウンドも早くご機嫌です。これまでのINFORCEのハンディライトのスイッチと言うと「固め」の印象がありましたが、6VTは全然違いました。これを先に経験してから6VXを触るとクレームになるんじゃないかと心配になるくらい6VTのスイッチはセンシティブです。スイッチカバー自体は金属製でゴムカバーではありません。INFORCEのスイッチはテール側には無く、スイッチ本体はバッテリースペースの内側に存在します。そのスイッチをテールキャップを押すことで電池が動き、内部のスイッチを押して点灯します。

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バッテリーはプラスがテール側を向きます。よく説明書を読まずに使うと「あれ?点灯しないぞ」と驚く方がいますが、インフォースのハンディは全てプラスがテール側を向きます。
バッテリーケース内のスイッチを押すシステムはそのほかのライトと同じですが、6VTはタクティカルライトです。なので、このような軽いタッチで点灯消灯が繰り返せるよう柔らかめのスプリングが入っているものと思われます。SUEFIREなどで採用されるテールスイッチと異なるのは「押した感」がはっきりと分かるところです。スイッチがそれなりに動くので「押した!」という感覚がユーザーにダイレクトに伝わります。これは結構いいですね。厚めのグローブをしていてもそれは感じることが出来るものだと思いますよ。

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6VXの初期モデルにありましたTIRレンズとは異なり、深めのスムースリフレクターになっております。コンパクトな全長に比べやや深めのリフと言えます。これによるメリットデメリットはあるようです。一つには照射範囲が狭くなります。集光性が高まるので中心光の照度は高くなります。
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よって閃光としての効果は強まりますが、「普通のライト」っぽい要素は低減されます。好みが分かれる仕様ですね。あくまでもタクティカルライトです、と言うのならこういう仕様になるのも止むを得ないかと。

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クリップも付属します。付属するトルクレンチで交換が可能。ネジが小さいのでなめない様ご注意ください。なお、時々質問でいただくのですが、ヘッドのサイドに放熱を促すベンチレーター(通気孔)が開いていますが、この部分から浸水することはありません。そもそもこのグラファイトボディはただの「側(ガワ)」でライト本体はその中にあります。樹脂でライトを覆う理由ですが、軽量化もありますが、他に外気温の影響を受け難くなります。寒い時、熱い時、いずれの場合も樹脂は金属に比べ影響を受け難い特徴があります。

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全長124mm とってもコンパクトです。そして何より軽いのです。電池込みで100gをきります。軽さは正義!と考えている方には打って付けのライトです。とにかくレスポンスの良いスイッチが良いと思います。INFROCE=固いスイッチという印象があるだけにヒトシオです。

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常時点灯挿せる際は、このように親指と人差し指でクイっと締めこんで行います。指のかかりやすいデザインをしているのでとてもやり易いと思います。6VTはボディの中央が凹んだデザインに目が行きがちですが、最大の肝はスイッチにあります。名ばかりの「タクティカル」とは違う本気のモデルだと思います。確かにモーメンタリーだけでは使い難いと感じるシーンや調光が出来ないこともストレスに感じことはあるかと思います。しかし、特定の目的に特化するならばどうしてもマルチな仕様ができないのも事実です。

INFORCE 6VTは日々日常利用し広く明るく照らしたいライトを探している方にはおススメしませんが、タクティカルライトが欲しいと言う方には自信を持っておススメできるライトです。

INFORCE (インフォース) 6VT LED タクティカルライト