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OLIGHT(オーライト) SR MINI INTIMIDATOR LED FLASHLIGHT

OLIGHTから面白い商品が入荷しました。とてつもなく不細工で明るいライトです(笑)。本日ご紹介するSR MINIはCR123乾電池6本または18650型充電池3本使用した大砲系の明るいライトです。しかし、大砲系のライトであれば、「大砲」らしいバカでっかくて重いボディをしていなければならないのですが、このSR MINIはその名の通り「小さい」のです。上の写真のように太さはそれなりにありますが、手の中収まる程度の大きさしかありません。このサイズでMAX2800ルーメンとはこれ如何に!

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このライトの構成ユニットはボディとテールキャップだけです。ゆえにヘッドと呼ばれるものがありません。厳密にはあるのかも知れませんが、ボディの先端に大きめのボタンがドンと付いております。その下に放熱フィンが切ってるのですが、「ボタンの所も熱いよね?」と突っ込みを入れたくなる無駄にギュギュっと詰まったボディです。

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横からみるとますます不細工です。ヘッドを外したボディだけのような姿。最初見た時は何かの冗談かと思いました。お世辞にもカッコいいと思えるライトではありません。ですが、なかなかどうして、結構考えられたライトなのです。

消灯状態からスイッチボタンを長押しすると常にTURBOモードで点灯し、指を離すと消灯します。ターボモードは間欠点灯でしか使えません。ここ重要!だってこのサイズで2800ルーメンとか照射し続けたらあっちちの短寿命ですよ。そうはしなかったところがこのライトの良心です。

で、操作に話しを戻しますが、常時点灯させるにはスイッチボタンを1クリック。点灯後、さらにスイッチを長押しするとTURBOモードになり、指を離すと元の明るさに戻ります。常時点灯後、2クリックを繰り返すことでLow→Med→Hi→Low...の順で調光します。3クリックするとオートストロボモードになります。消灯状態から3クリックすると誤点灯防止のロックアウトになります。解除するには再び3クリックしてください。

もう少し単純なオペレーションでもよかったのになぁ〜とは思います。

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ベゼルはステンレス製。レンズはハニカム状の模様が付いておりいかにも拡散させまーす、といった仕様です。このライトは3灯のLEDを載せております。つまりMAX2800ルーメンでも1灯あたり900ルーメンちょっとなんですよね。1灯あたりの発熱を減らしている訳です。なので、Medモードの600ルーメン辺りではさほど熱くはなりません。充分握っていられる程度の発熱です。多眼化のメリットはそこにあります。スムースリフレクターをつけたヘッドにしてしまうとボディは長大になり携帯性は落ちてしまいます。それをTIRレンズで何とか飛ばそうとしているのがこのSR MINIの特徴です。

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Med:600ルーメン

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Hi:1200ルーメン

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ターボ:2800ルーメン

ターボモードはほんとターボだな、、、と感じさせてくれる眩しい閃光です。光りで景色を塗りつぶす感じです。とは言え、照射距離っていう点では遠方照射はさほど望めません。Med600ルーメンで10m先がこれだけ照らせるので近距離専用とはいいませんが、同じ600でスムースリフの深いものに比べるとさほど明るくは照らせないのも事実です。ただ、広くグワっと手元からある程度の距離まで明るく照らしたいのであれば、この配光はかなり良いと思います。

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乾電池を使うとかなりドバドバお金が出て行きますので、一般的には18650型充電池を使うことになるでしょう。充電器と充電池を持っていない方はイニシャルコストがそれだけ掛かりますので、初めて購入するライトがこのライト、という方は少ないでしょう。あえて言えば「それら」を持っている人が興味をそそられる製品ではないでしょうか。

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大砲は大砲でも臼砲って感じですかね。大閃光で闇と言う壁をぶち破る!そんなことを想像してしまいます。ターボモードが基本的には間欠点灯であることや、多眼化による放熱の分散など見た目のインパクトよりもまじめに作られているなぁ〜と思います。実際に使ってみると面白いライトだと思いますよ。何よりこのルックスがね、ライトを知っている人にはウケると思います。

OLIGHT(オーライト) SR MINI INTIMIDATOR LED FLASHLIGHT