H2T-LOWVOLT1
H2T 雷光三眼 P60互換 樹脂ボディ対応低出力版ドロップインモジュール

SUREFIREのカスタムパーツを製造するH2Tより新商品が入荷致しました。新商品はモディファイしたG1及びG0.5に対応したパワーLED系のドロップインモジュール。SUREFIRE G2をチョップしたG1及びG0.5には材質とボディの小ささから明るいパワーLED系のモジュールを入れることは「放熱」の問題上不可能でした。問題はLED自身が発する熱なんですね。LEDの光りは殆ど熱を持たないことは知られていますが、LED自身はかなり発熱することはあまり知られておりません。しかも、その熱に弱いという弱点は未だ解消されないLEDの欠点です。金属製のボディであれば空冷効果により放熱されますが、樹脂ボディは熱を伝え難い素材の為、明るいLEDをつけることは出来ません。要は明るくなければ良い訳ですが、それでは仕様用途も限定されてしまいます。そのジレンマを解決する一つの答えがパワーLEDの多灯というわけです。

H2T-LOWVOLT3
この低出力モデルはCWで150ルーメン、WW(電球色)とHICRI(高演色)は120ルーメンとなります。低出力とは言え100ルーメンを超える明るさとなればそこそこの明るさです。高効率なLEDでも単灯であればそれなりに熱を発してしまいます。ですが、この三眼はその名の通り3灯のLEDを搭載しております。ルーメンは明るさの総和になりますので、1灯あたりのルーメン数は1/3となります。つまり、120ルーメンであれば1灯あたり40ルーメンと言うことです。40ルーメンではさすがに殆ど熱を発しないというわけです。

H2T-LOWVOLT4
高演色モデルによる足元への照射。照射範囲は広くありません。レンズにより照射なのでリフレクターモデルに比べるとスポットに絞られたものになりますが、中心光は広く明るくなります。少なくともルーメン数の割には明るく感じると思います。

H2T-LOWVOLT5
5m CWによる照射。
近距離では狭い照射範囲も少し離すと良い感じに広がります。これは三眼や四眼がもつ特徴です。ただし、遠方照射は適さないのもまた事実です。この低出力モデルはそもそもそんなにルーメン数の高いモデルでは無いので、使用距離としては10m以内でのレンジが想定されていると思います。G1、G0.5のメリットである携帯性を考えれば、さほど遠方照射を望むような人が使うモデルでは無いので、これくらいの明るさでも充分使えるかな?燈 集光以外の選択肢が増えたのは嬉しい限りです。

H2T 雷光三眼 P60互換 樹脂ボディ対応低出力版ドロップインモジュール